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公開番号2025091846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207351
出願日2023-12-08
発明の名称皮膚用化粧料
出願人クラシエ株式会社
代理人
主分類A61K 8/81 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】メイラード反応による変色を抑えつつ不快な臭いの発生を防いだ皮膚用化粧料を提供する。
【解決手段】皮膚用化粧料は、(A)カルボキシビニルポリマーと、(B)アミノ酸と、(C)糖と、を含有する。さらに、皮膚用化粧料は、(D)成分としてデヒドロジクレオソールを含有してもよい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ａ）カルボキシビニルポリマーと、
（Ｂ）アミノ酸と、
（Ｃ）糖と、
を含有する皮膚用化粧料。
続きを表示（約 330 文字）【請求項２】
さらに、（Ｄ）成分としてデヒドロジクレオソールを含有する、請求項１に記載の皮膚用化粧料。
【請求項３】
（Ｂ）成分が、トラネキサム酸である、請求項１または２に記載の皮膚用化粧料。
【請求項４】
（Ｃ）成分が、アスコルビン酸誘導体である、請求項１または２に記載の皮膚用化粧料。
【請求項５】
（Ｄ）成分の含有量に対する（Ａ）成分の含有量の比（（Ａ）／（Ｄ））が５００以下であり、かつ（Ｂ）成分の含有量と（Ｃ）成分の含有量との合計量に対する（Ａ）成分の含有量と（Ｄ）成分の含有量との合計量の比（（（Ａ）＋（Ｄ））／（（Ｂ）＋（Ｃ）））が０．０１７以上２．５５以下である、請求項２に記載の皮膚用化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、皮膚用化粧料に関する。
続きを表示（約 970 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、アミノ酸は皮膚のバリア機能に関係する天然保湿因子の要素の一つであることが知られている。そのようなアミノ酸を化粧料に配合することで肌の保湿機能をサポートし肌のうるおいを保つ効果があると言われている。そのようなアミノ酸の中でもトラネキサム酸は、美白の有効成分であることも知られている。また、糖は、水分を保持する作用があるので、肌の保湿性を増加させることをねらって化粧料に配合される。
【０００３】
しかしながら、化粧料にアミノ酸と糖とを併用すると、メイラード反応により、変色することが知られているので、例えば、特許文献１に開示されるようにピロ亜硫酸ナトリウム等の無機塩と併用し、メイラード反応に伴う変色を抑えることが行われている。しかしながら、ピロ亜流酸ナトリウムを併用すると、化粧料から不快な臭いが生じてしまう。そのため、アミノ酸と糖を併用してもメイラード反応に伴う変色を抑制し、不快な臭いを生じさせない化粧料が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１４－０６２０７７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、メイラード反応による変色を抑えつつ不快な臭いの発生を防いだ皮膚用化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る皮膚用化粧料は、（Ａ）カルボキシビニルポリマーと、（Ｂ）アミノ酸と、（Ｃ）糖と、を含有する。
【０００７】
本発明に係る皮膚用化粧料は、斯かる構成により、メイラード反応による変色を抑えつつ不快な臭いの発生を防ぐことができる。
【０００８】
本発明に係る皮膚用化粧料は、さらに、（Ｄ）成分としてデヒドロジクレオソールを含有してもよい。
【０００９】
本発明に係る皮膚用化粧料は、（Ｂ）成分が、トラネキサム酸であってもよい。
【００１０】
本発明に係る皮膚用化粧料は、（Ｃ）成分が、アスコルビン酸誘導体であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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