TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025092251
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023208015
出願日2023-12-08
発明の名称流路切換弁
出願人株式会社不二工機
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16K 27/00 20060101AFI20250612BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】複数の弁体を1つの回転駆動部で回転駆動する際の総トルクを低減し、流路切換弁の大型化を抑制する。
【解決手段】流路切換弁10は、弁室12の壁面に第一入出口31及び第二入出口32が形成され、弁室12の底面に第三入出口33が形成された弁本体14と、弁室12内に回転自在に配置された弁体16と、第一流路21と、第二流路22と、第三流路23と、を備えた弁ユニット20と、弁ユニット20に連結され、弁体16を回転させる回転駆動部18と、を有し、一の弁ユニット20に他の弁ユニット20が重ねて連結され、2つの弁ユニット20における2つの弁体16を1つの回転駆動部18により回転させるように構成されると共に、回転駆動部18から遠い側に位置する弁体16の回転開始を、回転駆動部18に近い側に位置する弁体16の回転開始より遅れさせる遅れ角θが設定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内部に弁室が形成されると共に、前記弁室を形成する壁面にそれぞれ流体が出入りする第一入出口及び第二入出口が形成され、前記弁室の底面に第三入出口が形成された弁本体と、前記弁室内に回転自在に配置され、かつ流路が形成された弁体と、前記第一入出口と連通する第一流路と、前記弁本体を挟んで前記第一流路に並設され、前記第二入出口と連通する第二流路と、前記第三入出口と連通し、前記第三入出口と反対側が開口した第三流路と、を備えた弁ユニットと、
前記弁ユニットに連結され、前記第一入出口、前記第二入出口及び前記第三入出口の連通状態が前記弁体の前記流路を通じて選択的に切り換わるように前記弁体を回転させる回転駆動部と、
を有し、
一の前記弁ユニットに他の前記弁ユニットが重ねて連結され、
2つの前記弁ユニットにおける2つの前記弁体を1つの前記回転駆動部により回転させるように構成されると共に、前記回転駆動部から遠い側に位置する前記弁体の回転開始を、前記回転駆動部に近い側に位置する前記弁体の回転開始より遅れさせる遅れ角が設定されている、流路切換弁。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記遅れ角は、1°以上である、請求項1に記載の流路切換弁。
【請求項3】
前記2つの前記弁体には、該弁体に駆動力を伝達するための弁軸がそれぞれ取り付けられ、
2つの前記弁軸が連結軸により連結されて、
少なくとも前記回転駆動部から遠い側に位置する前記弁体と前記弁軸の間には、前記遅れ角を設定するための回転方向の隙間が設けられている、請求項1に記載の流路切換弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流路切換弁に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一体的に形成された複数の弁体がシャフトに取り付けられ、該シャフトを回転駆動することで複数の弁体を同期して回転させるバルブ装置が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-82136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数の弁体を同期して回転させるための総トルクは、各々の弁体を動かすためのトルクの総和となるため、弁体の数が増えると、弁体を回転させるためのアクチュエータにより多くの出力が要求され、該アクチュエータが大型化すると考えられる。
【0005】
本発明は、複数の弁体を1つの回転駆動部で回転駆動する際の総トルクを低減し、流路切換弁の大型化を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様は、内部に弁室が形成されると共に、前記弁室を形成する壁面にそれぞれ流体が出入りする第一入出口及び第二入出口が形成され、前記弁室の底面に第三入出口が形成された弁本体と、前記弁室内に回転自在に配置され、かつ流路が形成された弁体と、前記第一入出口と連通する第一流路と、前記弁本体を挟んで前記第一流路に並設され、前記第二入出口と連通する第二流路と、前記第三入出口と連通し、前記第三入出口と反対側が開口した第三流路と、を備えた弁ユニットと、前記弁ユニットに連結され、前記第一入出口、前記第二入出口及び前記第三入出口の連通状態が前記弁体の前記流路を通じて選択的に切り換わるように前記弁体を回転させる回転駆動部と、を有し、一の前記弁ユニットに他の前記弁ユニットが重ねて連結され、2つの前記弁ユニットにおける2つの前記弁体を1つの前記回転駆動部により回転させるように構成されると共に、前記回転駆動部から遠い側に位置する前記弁体の回転開始を、前記回転駆動部に近い側に位置する前記弁体の回転開始より遅れさせる遅れ角が設定されている。
【0007】
この流路切換弁では、2つの弁ユニットにおける2つの弁体を1つの回転駆動部により回転させる。弁体の回転時、弁体が接触する部分の摩擦は静摩擦から動摩擦に変化する。このうち、弁体の回転時に生ずる最大トルクは、静摩擦時である。この流路切換弁では、遅れ角の設定により2つの弁体の回転開始タイミングがずれているので、2つの弁体の最大トルクの重なりが抑制される。このため、回転駆動部に必要とされる出力を抑制できる。
【0008】
第2の態様は、第1態様に係る流路切換弁において、前記遅れ角は、1°以上である。
【0009】
ここで、遅れ角が1°を下回ると、2つの弁体の最大トルクの重なりを抑制することが難しくなる。この流路切換弁では、遅れ角を適切に設定することで、2つの弁体の最大トルクの重なりを抑制し、回転駆動部の負荷となる総トルクを低減できる。
【0010】
第3の態様は、第1の態様に係る流路切換弁において、前記2つの前記弁体には、該弁体に駆動力を伝達するための弁軸がそれぞれ取り付けられ、2つの前記弁軸が連結軸により連結されて、少なくとも前記回転駆動部から遠い側に位置する前記弁体と前記弁軸の間には、前記遅れ角を設定するための回転方向の隙間が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社不二工機
電動弁
今日
株式会社不二工機
流路切換弁
5日前
株式会社不二工機
電気的駆動弁
15日前
株式会社不二工機
弁装置
7日前
株式会社不二工機
電動弁制御装置および電動弁装置、ならびに電動弁の状態判定方法
8日前
株式会社不二工機
電動弁および電動弁装置、ならびに、電動弁装置の組立方法
12日前
個人
ホース保持具
2か月前
個人
トーションバー
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
個人
ボルトナットセット
3か月前
個人
回転式配管用支持具
4か月前
株式会社オンダ製作所
継手
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
株式会社三協丸筒
枠体
2か月前
個人
ベルトテンショナ
3か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
今日
カヤバ株式会社
ダンパ
今日
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
4か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
4か月前
日東電工株式会社
断熱材
2か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
14日前
個人
固着具と固着具の固定方法
2か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
協和工業株式会社
空気弁
4か月前
日東精工株式会社
弾性鍔付きねじ
1か月前
太陽工業株式会社
金属板結合方法
2か月前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
3か月前
AWJ株式会社
配管支持具
3か月前
株式会社能重製作所
固定具
4か月前
続きを見る