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公開番号2025093225
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208839
出願日2023-12-11
発明の名称情報処理装置及びプログラム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B60H 1/00 20060101AFI20250616BHJP(車両一般)
要約【課題】リモート空調を利用するユーザの利便性を向上させることができる技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、内燃機関を作動させずに空調装置を作動させる第1モード、及び前記内燃機関を作動させて前記空調装置を作動させる第2モードを実行可能に構成される車両のリモート操作を行う。情報処理装置の制御部は、第1モード及び第2モードの何れか一方のモードであって、車両のユーザが指定したモードであるユーザ指定モードを取得する。制御部は、ユーザ指定モードを取得したことに応じて、ユーザ指定モードの実行リクエストを、車両に関連する外部装置へ送信する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項１】
内燃機関を作動させずに空調装置を作動させる第１モード、及び前記内燃機関を作動させて前記空調装置を作動させる第２モードを実行可能に構成される車両のリモート操作を行うための情報処理装置であって、
前記第１モード及び前記第２モードの何れか一方のモードであって、前記車両のユーザが指定したモードであるユーザ指定モードを取得することと、
前記ユーザ指定モードを取得したことに応じて、前記ユーザ指定モードの実行リクエストを前記車両に関連する外部装置へ送信することと、
を実行するように構成される制御部を備える、
情報処理装置。
続きを表示（約 1,800 文字）【請求項２】
前記ユーザ指定モードの前記実行リクエストを前記車両に関連する前記外部装置へ送信することは、
取得した前記ユーザ指定モードを実行するかを選択するための第１画面を出力することと、
前記第１画面が出力されている状態で、前記ユーザ指定モードの実行を選択する操作を受け付けることと、
前記ユーザ指定モードの実行を選択する前記操作を受け付けたことに応じて、前記ユーザ指定モードの前記実行リクエストを前記車両に関連する前記外部装置へ送信することと、
を含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記ユーザ指定モードを記憶する記憶部を更に備え、
前記ユーザ指定モードを取得することは、前記記憶部に記憶されている前記ユーザ指定モードを取得することを含む、
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記制御部は、
前記第１モード及び前記第２モードの何れか一方を指定するための第２画面を出力することと、
前記第２画面が出力されている状態で、前記第１モード又は前記第２モードを指定する操作を受け付けることと、
受け付けた前記操作で指定された前記第１モード又は前記第２モードを、前記ユーザ指定モードとして前記記憶部に記憶することと、
を更に実行するように構成される、
請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記制御部は、
前記ユーザ指定モードの実行条件を設定するための第３画面を出力することと、
前記第３画面が出力されている状態で、前記実行条件を設定する操作を受け付けることと、
受け付けた前記操作で設定された前記実行条件を、前記ユーザ指定モードに関連付けて前記記憶部に記憶することと、
を更に実行するように構成される、
請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記制御部は、前記ユーザ指定モードの前記実行リクエストを前記車両に関連する前記外部装置へ送信する際に、
前記記憶部に記憶されている前記実行条件を取得することと、
取得された前記実行条件を、前記ユーザ指定モードの前記実行リクエストとともに前記外部装置へ送信することと、
を更に実行するように構成される、
請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記ユーザ指定モードが前記第１モードである場合の前記実行条件は、前記車両に搭載されるバッテリの残量に関する条件であり、
前記ユーザ指定モードが前記第２モードである場合の前記実行条件は、前記車両に搭載される燃料タンクの燃料残量に関する条件である、
請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記ユーザ指定モードを取得することは、
前記第１モード及び前記第２モードの何れか一方を指定するための第４画面を出力することと、
前記第４画面が出力されている状態で、前記第１モード又は前記第２モードを指定する操作を受け付けることと、
受け付けた前記操作で指定された前記第１モード又は前記第２モードを、前記ユーザ指定モードとして取得することと、
を含む、
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記制御部は、
前記ユーザ指定モードの実行条件を設定するための第５画面を出力することと、
前記第５画面が出力されている状態で、前記実行条件を設定する操作を受け付けることと、
受け付けた前記操作で設定された前記実行条件を、前記ユーザ指定モードの前記実行リクエストとともに前記外部装置へ送信することと、
を更に実行するように構成される、
請求項８に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
前記ユーザ指定モードが前記第１モードである場合の前記実行条件は、前記車両に搭載されるバッテリの残量に関する条件であり、
前記ユーザ指定モードが前記第２モードである場合の前記実行条件は、前記車両に搭載される燃料タンクの燃料残量に関する条件である、
請求項９に記載の情報処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、情報処理装置及びプログラムに関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
ＨＥＶ（Hybrid Electric Vehicle）又はＰＨＥＶ（Plug-in Hybrid Electric Vehicle）に搭載された電動式の空調装置を、ユーザが車両に乗車する前に作動させるシステムにおいて、バッテリの残量が所定量以下である場合に、内燃機関を作動させてバッテリを充電しつつ空調装置を作動させる技術が知られている（例えば、特許文献１を参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－１８８０６２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本開示の目的は、リモート空調を利用するユーザの利便性を向上させることができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本開示の態様の一つは、内燃機関を作動させずに空調装置を作動させる第１モード、及び前記内燃機関を作動させて前記空調装置を作動させる第２モードを実行可能に構成される車両のリモート操作を行うための情報処理装置である。
その場合の情報処理装置は、例えば、
前記第１モード及び前記第２モードの何れか一方のモードであって、前記車両のユーザが指定したモードであるユーザ指定モードを取得することと、
前記ユーザ指定モードを取得したことに応じて、前記ユーザ指定モードの実行リクエストを前記車両に関連する外部装置へ送信することと、
を実行するように構成される制御部を備えよい。
【０００６】
本開示の他の態様の一つは、内燃機関を作動させずに空調装置を作動させる第１モード、及び前記内燃機関を作動させて前記空調装置を作動させる第２モードを実行可能に構成される車両のリモート操作を行うためのコンピュータが実行するプログラムである。
その場合のプログラムは、例えば、
前記コンピュータに、
前記第１モード及び前記第２モードの何れか一方のモードであって、前記車両のユーザが指定したモードであるユーザ指定モードを取得することと、
前記ユーザ指定モードを取得したことに応じて、前記ユーザ指定モードの実行リクエストを前記車両に関連する外部装置へ送信することと、
を実行させてよい。
【０００７】
また、本開示の他の態様の一つは、上記した情報処理装置の処理をコンピュータが実行する方法、及び上記したプログラムをコンピュータが可読な形態で記憶する非一時的記憶媒体でもよい。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、リモート空調を利用するユーザの利便性を向上させることができる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態におけるシステムの概略構成を示す図である。
実施形態における実行リクエストの一例を模式的に示す図である。
実施形態における作動指令の一例を模式的に示す図である。
実施形態におけるシステムに含まれる車両、ユーザ端末、及びサーバそれぞれのハードウェア構成の一例を模式的に示す図である。
実施形態におけるモードデータの一例を模式的に示す図である。
実施形態におけるユーザ端末のソフトウェア構成の一例を模式的に示すブロック図である。
実施形態におけるリモート空調メニュー画面の一例を示す図である。
実施形態におけるユーザ指定モード設定画面の一例を示す図である。
実施形態における第１モードに対応する実行条件設定画面の一例を示す図である。
実施形態における第２モードに対応する実行条件設定画面の一例を示す図である。
実施形態における操作受付画面の一例を示す図である。
本実施形態において、ユーザ指定モード及び実行条件が設定される際にユーザ端末で実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
実施形態において、リモート空調の操作を受け付ける際にユーザ端末で実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
変形例１におけるユーザ端末のソフトウェア構成の一例を模式的に示すブロック図である。
変形例１におけるリモート空調メニュー画面の一例を示す図である。
変形例１におけるユーザ指定モード設定画面の一例を示す図である。
車両情報の一例を模式的に示す図である。
変形例１において、図１３中のステップＳ２０１の処理の代わりに実行される処理フローを示すフローチャートである。
変形例２におけるユーザ端末のソフトウェア構成の一例を模式的に示すブロック図である。
変形例２における実績通知画面の一例を示す図である。
変形例２において、リモート空調の操作を受け付ける際にユーザ端末で実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
近年、ユーザがスマートフォン等のユーザ端末を通じて駐車中の車両の空調装置をリモート操作で作動させる、リモート空調が普及してきている。一例として、電動式の空調装置が搭載されるＨＥＶ又はＰＨＥＶにおいて、リモート操作による空調装置の作動要求が発生したときに、バッテリの残量が閾値以上であれば、内燃機関を作動させずにバッテリ電力で空調装置を作動（第１モード）させ、バッテリの残量が閾値未満であれば、内燃機関を作動させてバッテリの充電を行いながらバッテリ電力で空調装置を作動（第２モード）させる技術が知られている。
（【００１１】以降は省略されています）

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