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公開番号2025087470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023202155
出願日2023-11-29
発明の名称組電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 50/244 20210101AFI20250603BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】単電池の捲回体の端部にリチウム析出が発生することを抑制することができる組電池を提供すること。
【解決手段】複数の単電池10と複数の断熱材20とが交互に積層された積層体2を有する組電池1であって、単電池10は、捲回体11を収容するケース12と、ケース12の外面に配置された外装フィルム13と、を有し、断熱材20は積層体2の積層方向において外装フィルム13の外側面13cに接触し、ケース12と外装フィルム13と断熱材20とのうちの少なくともいずれか一つについて捲回体11の端部11a側の部位を相対的に厚くする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の単電池と複数の断熱材とが交互に積層された積層体を有する組電池であって、
前記単電池は、
捲回体を収容するケースと、
前記ケースの外面に配置された外装フィルムと、を有し、
前記断熱材は、前記積層体の積層方向において前記外装フィルムの側面に接触し、
前記ケースと前記外装フィルムと前記断熱材とのうちの少なくともいずれか一つについて前記捲回体の端部側の部位を相対的に厚くする
ことを特徴とする組電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組電池に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、単電池のリチウム析出を抑制するために、セパレータの終端部のうち、巻き止めテープで止められない部分の一部を折り曲げる構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-68553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、巻き止めテープに起因するリチウム析出を抑制するものであって、捲回体の端部にリチウム析出が発生することへの対策ではなかった。捲回体を製造するうえで、捲回体の端部には塗工ダレが発生する。そのため、捲回体の端部では塗工ダレによって正極と負極との極間距離が広くなり、局所的に抵抗が増加するため、リチウム析出しやくなる虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、単電池の捲回体の端部にリチウム析出が発生することを抑制することができる組電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の単電池と複数の断熱材とが交互に積層された積層体を有する組電池であって、前記単電池は、捲回体を収容するケースと、前記ケースの外面に配置された外装フィルムと、を有し、前記断熱材は、前記積層体の積層方向において前記外装フィルムの側面に接触し、前記ケースと前記外装フィルムと前記断熱材とのうちの少なくともいずれか一つについて前記捲回体の端部側の部位を相対的に厚くすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、単電池の捲回体の端部にリチウム析出が発生することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における組電池を示す模式図である。
捲回体の端部側でケースの厚みを増やした構造を説明するための図である。
捲回体の端部側で外装フィルムの厚みを増やした構造を説明するための図である。
捲回体の端部側で断熱材の厚みを増やした構造を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における組電池について具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における組電池を示す模式図である。組電池1は、複数の単電池10と、複数の断熱材20とを備える。組電池1は単電池10と断熱材20とが交互に積層された積層体2を有する。断熱材20は隣り合う単電池10の間に配置されたスペーサである。さらに、組電池1は、積層体2の積層方向の両端側に配置された一対のエンドプレートと、一対のエンドプレートを接続するように取り付けられた拘束部材とを備える。組電池1では一対のエンドプレートと拘束部材とによって積層方向の拘束圧が積層体2に加えられる。積層体2には積層方向の両端側から積層方向の中央側に向けて拘束圧が作用する。この拘束圧によって積層体2は一体的に保持されている。積層体2の積層方向はX方向と一致し、積層体2の幅方向はY方向と一致する。
(【0011】以降は省略されています)

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