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公開番号
2025093511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209209
出願日
2023-12-12
発明の名称
処理炉
出願人
中外炉工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F27B
5/14 20060101AFI20250617BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】導波管を用いず、マイクロ波をレトルト内に進入させることによって、エネルギー効率のより優れた処理炉を提供する。
【解決手段】被処理物Sをマイクロ波で加熱して処理する処理炉10であって、被処理物Sが搬入されるレトルト2と、レトルト2を囲むように構成される外殻部3と、を備えており、外殻部3の内面には、マイクロ波発生装置6が設けられており、レトルト2には、マイクロ波発生装置6から発生したマイクロ波がレトルト2内に進入するための孔8が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理物をマイクロ波で加熱して処理する処理炉であって、
被処理物が搬入されるレトルトと、
前記レトルトを囲むように構成される外殻部と、を備えており、
前記外殻部の内面には、マイクロ波発生装置が設けられており、
前記レトルトには、前記マイクロ波発生装置から発生したマイクロ波が前記レトルト内に進入するための孔が形成されている、処理炉。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記孔の角部は面取りされている、請求項1に記載の処理炉。
【請求項3】
前記マイクロ波発生装置は、前記外殻部の上壁部の内面に設けられており、
前記孔は前記レトルトの上壁部に設けられており、
前記レトルトは、前記レトルト内の被処理物が前記孔から前記レトルト外に放出されない角度で揺動するように構成されている、請求項1に記載の処理炉。
【請求項4】
前記孔の側壁面には、内方に向かって突出する突出部が形成されている、請求項1に記載の処理炉。
【請求項5】
前記レトルトは円筒形状を有しており、
前記レトルトの軸方向に対して垂直な断面において、前記孔は鉛直上方向から±30度~±45度の角度を有するように開口している、請求項1~4のいずれか1つに記載の処理炉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被処理物をマイクロ波で加熱して処理する処理炉に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
火炎や電気ヒータ等を用いず、被処理物をマイクロ波によって加熱する処理炉としては、従来、特許文献1や特許文献2に示されるようなものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3111156号公報
特開昭60-59560号公報
特開2002-371366号公報
特開2008-300279号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、特許文献1及び特許文献2に開示される処理炉では、マイクロ波発生装置から発生したマイクロ波は、金属製の導波管によって炉内に導かれるようになっている。しかし、特許文献3及び特許文献4に開示されているように、導波管は、導波管自体が電気抵抗体となり、発熱することによって、マイクロ波出力が低下する、また、導波管の熱膨張により、処理炉の各構成部材との間で熱伝導性が低下するという課題が存在する。
【0005】
そこで、本発明では、導波管を用いず、マイクロ波をレトルト内に進入させることによって、エネルギー効率のより優れた処理炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、被処理物をマイクロ波で加熱して処理する処理炉であって、
被処理物が搬入されるレトルトと、
前記レトルトを囲むように構成される外殻部と、を備えており、
前記外殻部には、マイクロ波発生装置が設けられており、
前記レトルトには、前記マイクロ波発生装置から発生したマイクロ波が前記レトルト内に進入するための孔が形成されている。
【0007】
前記構成によれば、外殻部に設けられたマイクロ波発生装置からのマイクロ波が、レトルトに形成された孔からレトルト内に進入するようになっているので、導波管によってマイクロ波をレトルト内に導く必要はなく、導波管自体の発熱による出力低下や導波管の熱膨張による各構成部材への影響を抑制することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、導波管を用いず、マイクロ波をレトルト内に進入させることによって、エネルギー効率のより優れた処理炉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る処理炉の概略図である。
図1のII-II断面図である。
レトルトの孔近傍の上面図である。
図2の孔の拡大図である。
本発明に係る別の実施形態であって、レトルトの上壁部の周方向に上面視で3つの円形状の孔が形成された処理炉の概略断面図である。
図5のレトルトの孔近傍の上面図である。
本発明に係る別の実施形態であって、レトルトの上壁部の周方向に上面視で3つの略正方形状の孔が形成された処理炉の概略断面図である。
図7のレトルトの孔近傍の上面図である。
図5の孔91の拡大図である。
図7の孔92の拡大図である。
本発明に係るさらに別の実施形態である処理炉の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る処理炉10の概略図であり、図2は、図1のII-II断面図である。図1及び図2に示されるように、処理炉10は、被処理物Sをマイクロ波で加熱して処理する処理炉であって、被処理物Sが投入されるフィーダー1と、フィーダー1によって被処理物Sが徐々に搬入されるレトルト2と、レトルト2を囲むように構成される外殻部3と、レトルト2で処理された被処理物Sが回収される回収容器4と、被処理物Sの処理によって発生したガスを外部に放出する排気口5と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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