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公開番号2025093712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209528
出願日2023-12-12
発明の名称治具及びプレキャストコンクリート部材の成形方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B28B 7/16 20060101AFI20250617BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】鉄筋挿入孔を形成する際に成形不良が生じ難い治具及びプレキャストコンクリート部材の成形方法を提供する。
【解決手段】治具20は、コンクリートが打設される型枠内に配置され、プレキャストコンクリート部材の端面に、鉄筋が挿入される鉄筋挿入孔を形成する治具20であって、空気が注入され膨張した状態で鉄筋挿入孔を形成する棒状の形状となり、空気が抜かれた状態で前記鉄筋挿入孔から抜き取り可能となる袋状部材22と、袋状部材22の外周部の少なくとも一部において、外周部の外側へ突出して形成された引掛部(凹凸部30A)と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリートが打設される型枠内に配置され、プレキャストコンクリート部材の端面に、鉄筋が挿入される鉄筋挿入孔を形成する治具であって、
空気が注入され膨張した状態で前記鉄筋挿入孔を形成する棒状の形状となり、空気が抜かれた状態で前記鉄筋挿入孔から抜き取り可能となる袋状部材と、
前記袋状部材の外周部の少なくとも一部において、前記外周部の外側へ突出して形成された引掛部と、
を備えた治具。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記引掛部は、
前記外周部に亘って形成された凹凸部を含む、
請求項1に記載の治具。
【請求項3】
前記引掛部は、
前記外周部が先端又は後端へ向かって拡径する拡径部、
前記外周部に形成され、前記凹凸部より突出幅が大きい突起、又は、
前記外周部に形成された螺旋状の突条を含む、
請求項2に記載の治具。
【請求項4】
前記袋状部材は中空部を有する筒状に形成されると共に、
前記中空部へ挿入された状態で、前記プレキャストコンクリート部材を形成する型枠に固定可能な芯材を備えた、
請求項1に記載の治具。
【請求項5】
前記袋状部材の他端部が挿入された状態で、前記プレキャストコンクリート部材を形成する型枠に固定可能な鞘管を備えた、
請求項1に記載の治具。
【請求項6】
請求項1の袋状部材の内部へ空気を注入する工程と、
空気が充填された前記袋状部材を、一端部を突出させた状態で、プレキャストコンクリート部材を成形する型枠内に配置する工程と、
前記型枠内にコンクリートを打設する工程と、
前記コンクリートが硬化後、前記袋状部材から空気を排出して前記治具を取り外す工程と、
を備えたプレキャストコンクリート部材の成形方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、治具及びプレキャストコンクリート部材の成形方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、合成樹脂製可撓電線管を用いて鉄筋挿入孔用型枠材を作製し、合成樹脂製可撓電線管の凹凸に対応した凹凸が内周面に形成された鉄筋挿入孔をプレキャスト部材に形成する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-146504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示された合成樹脂製可撓電線管は、切れ目を入れることにより、プレキャスト部材から取り外せるようになっている。しかしながら、このような切れ目を設けると、切れ目から未硬化のコンクリートが合成樹脂製可撓電線管の内側へ浸入する虞がある。このような場合、プレキャスト部材の成形不良が生じ得る。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮し、鉄筋挿入孔を形成する際に成形不良が生じ難い治具及びプレキャストコンクリート部材の成形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の治具は、コンクリートが打設される型枠内に配置され、プレキャストコンクリート部材の端面に、鉄筋が挿入される鉄筋挿入孔を形成する治具であって、空気が注入され膨張した状態で前記鉄筋挿入孔を形成する棒状の形状となり、空気が抜かれた状態で前記鉄筋挿入孔から抜き取り可能となる袋状部材と、前記袋状部材の外周部の少なくとも一部において、前記外周部の外側へ突出して形成された引掛部と、を備える。
【0007】
請求項1の治具は、コンクリートが打設される型枠内に配置される。そして、コンクリートが硬化して鉄筋挿入孔が形成された後、袋状部材から空気を排出して容積を縮小させることで、鉄筋挿入孔から抜き出せる。これにより、治具を再利用できる。このため、シース管を用いて鉄筋挿入孔を形成する場合と比較して、プレキャストコンクリート部材を形成する部材点数が減る。
【0008】
また、袋状部材は空気が注入され膨張した状態でコンクリート内に配置されるため、袋状部材の内部へコンクリートが流入することがない。このため、プレキャストコンクリート部材の成形不良が生じ難い。
【0009】
また、袋状部材には、外周部の外側へ突出する引掛部が形成されている。これにより、全長に亘って同孔径の鉄筋挿入孔を形成する場合と比較して、鉄筋挿入孔へ鉄筋を挿入した後に充填するグラウトとプレキャストコンクリート部材との付着強度やせん断強度が大きくなる。
【0010】
請求項2の治具は、請求項1に記載の治具において、前記引掛部は、前記外周部に亘って形成された凹凸部を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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