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公開番号2025095998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212430
出願日2023-12-15
発明の名称構造物
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/18 20060101AFI20250619BHJP(建築物)
要約【課題】耐震性能の低下を抑制しつつ、縦長や横長の開口を構造物に形成することを目的とする。
【解決手段】構造物10は、外側柱梁架構30を一端側に有する立体架構20と、外側柱梁架構30の構面内に配置される内側柱梁架構40を一端側に有し、立体架構20と隣接する立体架構20と、外側柱梁架構30と内側柱梁架構40とを連結する連結梁80と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
外側柱梁架構を一端側に有する第一立体架構と、
前記外側柱梁架構の構面内に配置される内側柱梁架構を一端側に有し、前記第一立体架構と隣接する第二立体架構と、
前記外側柱梁架構と前記内側柱梁架構とを連結する連結部材と、
を備える構造物。
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
前記外側柱梁架構の構面内には、前記内側柱梁架構の外周に沿った開口が形成され、
前記連結部材は、前記開口を区画する前記外側柱梁架構及び前記内側柱梁架構の柱同士を連結する連結梁とされる、
請求項１に記載の構造物。
【請求項３】
前記第一立体架構は、
前記外側柱梁架構と対向する対向柱梁架構と、
前記外側柱梁架構の柱と前記対向柱梁架構の柱とを接続するブレース架構と、
を有する、
請求項１又は請求項２に記載の構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、構造物に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
天井パネルと一対の壁パネルとが、軸受金物を介して接合された門型ユニットを有する門型架構がある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－０３９１８０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、採光性や、開放性、通風性、意匠性等の観点から、構造物に縦長や横長の開口を形成することが考えられる。
【０００５】
しかしながら、縦長や横長の開口を構造物に形成すると、耐震性能が低下する可能性がある。
【０００６】
本発明は、上記の事実を考慮し、耐震性能の低下を抑制しつつ、縦長や横長の開口を構造物に形成することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
請求項１に記載の構造物は、外側柱梁架構を一端側に有する第一立体架構と、前記外側柱梁架構の構面内に配置される内側柱梁架構を一端側に有し、前記第一立体架構と隣接する第二立体架構と、前記外側柱梁架構と前記内側柱梁架構とを連結する連結部材と、を備える。
【０００８】
請求項１に係る構造物によれば、第一立体架構は、外側柱梁架構を一端側に有する。この第一立体架構は、第二立体架構と隣接する。第二立体架構は、内側柱梁架構を一端側に有する。
【０００９】
ここで、内側柱梁架構は、外側柱梁架構の構面内に配置される。これにより、外側柱梁架構と内側柱梁架構との間に、内側柱梁架構の外周に沿った縦長や横長の開口を形成することができる。したがって、構造物の採光性や、開放性、通風性、意匠性等を高めることができる。
【００１０】
また、例えば、第一立体架構及び第二立体架構を、それぞれ独立して地震力を負担できる構成とすることにより、必要最小限の連結部材によって外側柱梁架構と内側柱梁架構とを連結することができる。これにより、採光性、開放性、通風性、意匠性を最大限に高めることができる。また、連結部材により、地震時における外側柱梁架構と内側柱梁架構との相対移動が抑制される。したがって、外側柱梁架構と内側柱梁架構との相対移動による仕上材の破壊を抑制することができため、構造物の耐震性能が確保される。
（【００１１】以降は省略されています）

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