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公開番号2025093725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209546
出願日2023-12-12
発明の名称電子機器、制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 1/26 20060101AFI20250617BHJP(計算;計数)
要約【課題】受電機器に接続されている複数の給電機器から、電力を受取る給電機器を選択す機器及び方法を提供する。
【解決手段】電子機器の受電ポート切替処理であって、電子機器は、給電機器が接続される第1の接続部及び第2の接続部を有し、第1の接続部に第1の給電機器が接続された場合、第1の給電機器と通信し、第2の接続部に第2の給電機器が接続された場合、第2の給電機器と通信を行い、第1の接続部を介して第1の給電機器から供給された電力を受け、第2の接続部を介して第2の給電機器から供給された電力を受け、第1の接続部に接続されている第1の給電機器から受電中であって、第2の接続部に接続されている第2の給電機器から受電していない場合、ユーザから、第2の接続部を選択する指示を受けたことに応じて、第1の接続部に接続されている第1の給電機器からの受電を停止し、第2の接続部に接続されている第2の給電機器からの受電を開始する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
給電機器が接続される第1の接続部と、
給電機器が接続される第2の接続部と、
前記第1の接続部に第1の給電機器が接続された場合に、前記第1の給電機器と通信を行い、前記第2の接続部に第2の給電機器が接続された場合に、前記第2の給電機器と通信を行う通信手段と、
前記第1の接続部を介して前記第1の給電機器から供給された電力を受け、前記第2の接続部を介して前記第2の給電機器から供給された電力を受ける受電手段と、
前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器からの受電中であって、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器から受電していない場合に、ユーザから、前記第2の接続部を選択する指示を受けたことに応じて、前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器からの受電を停止し、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器からの受電を開始するように制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器が供給可能な電力が所定の電力よりも小さい場合、前記指示に応じた前記第1の給電機器からの受電の停止を行わず、前記第2の給電機器からの受電を開始しないように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器が供給可能な電力が前記所定の電力よりも小さい場合、前記第2の接続部からの受電に変更できないことをユーザに通知することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器が供給可能な電力が、前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器が供給可能な電力よりも小さい場合、前記制御手段は、前記指示に応じて、前記第2の接続部に変更するか否かをユーザに問い合わせるための通知を行い、前記変更の指示をユーザから受けたことに応じて、前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器からの受電を停止し、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器からの受電を開始するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
表示手段を有し、
前記制御手段は、前記第1の接続部を示す第1のアイコンと、前記第2の接続部を示す第2のアイコンを前記表示手段に表示し、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンをそれぞれ、前記第1の接続部または前記第2の接続部に接続されている給電機器からの受電中であることを示す第1の表示形態と、前記第1の接続部または前記第2の接続部に接続されている給電機器からの受電中ではないが受電が可能であることを示す第2の表示形態と、前記第1の接続部または前記第2の接続部を介した受電ができないことを示す第3の表示形態の、いずれかの表示形態で前記表示手段に表示するように制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第1のアイコンまたは前記第2のアイコンに対するタッチ操作を検出する検出手段を有し、
前記制御手段は、前記検出手段により、前記第2の表示形態で表示された前記第2のアイコンに対するタッチ操作を検出した場合に、前記指示を受けたと判定することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器が供給可能な電力に基づいて前記第1の給電機器からの受電ができるか否かを判定し、前記第1の給電機器からの受電ができない場合に前記第1のアイコンを前記第3の表示形態で表示し、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器が供給可能な電力に基づいて前記第2の給電機器からの受電ができるか否かを判定し、前記第2の給電機器からの受電ができない場合に前記第2のアイコンを前記第3の表示形態で表示するように制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御手段は、前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器が供給可能な電力に基づいて前記第1の給電機器からの受電ができるか否かを判定し、前記第1の給電機器からの受電ができるが前記第1の給電機器からの受電中でない場合に前記第1のアイコンを前記第2の表示形態で表示し、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器が供給可能な電力に基づいて前記第2の給電機器からの受電ができるか否かを判定し、前記第2の給電機器からの受電ができるが前記第2の給電機器からの受電中でない場合に前記第2のアイコンを前記第2の表示形態で表示するように制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項9】
前記制御手段は、前記通信手段による前記第1の給電機器との通信に応じて前記第1の給電機器に要求する電力を決定し、前記通信手段を介して前記第1の給電機器に電力を要求し、前記通信手段による前記第2の給電機器との通信に応じて前記第2の給電機器に要求する電力を決定し、前記通信手段を介して前記第2の給電機器に電力を要求する、ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項10】
バッテリを装着可能な装着部を有し、前記バッテリからの電力により動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の給電機器から電力を受け取ることが可能な電子機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
USB(Universal Serial Bus) PD(Power Delivery)規格は、USB Type-C規格のコネクタとケーブルにより給電機器と受電機器とを接続し電力を供給可能な規格である。USB PD規格では、給電機器(ソース機器)と受電機器(シンク機器)が、電圧値と電流値の組み合わせからなるパワールールに基づいて、給電可能または受電可能な電力を決定するための通信を行う。
【0003】
また、USB PD規格では、USB Type-Cケーブルにより接続された機器について、どちらを給電機器または受電機器とするかを決めることができる(特許文献1)。さらに、USB PD規格では、アナログ音声信号の通信や他規格のデータ通信など、USB通信以外の拡張機能が利用可能となっている。
【0004】
このようにUSB PD規格は様々な機能が追加、拡張されているため、今後は、受電機器にも複数の給電機器がUSB Type-Cケーブルにより接続可能になると想定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-7450号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来は、単一のUSB Type-Cケーブルにより接続された機器間での受電または給電の制御に限られ、受電機器に複数の給電機器が接続されている場合に受電機器が電力を受け取る給電機器を選択するような制御は行われていない。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、受電機器に接続されている複数の給電機器から、電力を受け取る給電機器を選択できる技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電子機器は、給電機器が接続される第1の接続部と、給電機器が接続される第2の接続部と、前記第1の接続部に第1の給電機器が接続された場合に、前記第1の給電機器と通信を行い、前記第2の接続部に第2の給電機器が接続された場合に、前記第2の給電機器と通信を行う通信手段と、前記第1の接続部を介して前記第1の給電機器から供給された電力を受け、前記第2の接続部を介して前記第2の給電機器から供給された電力を受ける受電手段と、前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器からの受電中であって、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器から受電していない場合に、ユーザから、前記第2の接続部を選択する指示を受けたことに応じて、前記第1の接続部に接続されている前記第1の給電機器からの受電を停止し、前記第2の接続部に接続されている前記第2の給電機器からの受電を開始するように制御を行う制御手段と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、受電機器に接続されている複数の給電機器から、電力を受け取る給電機器を選択できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態のシステム構成図。
本実施形態の電子機器の構成を例示するブロック図。
本実施形態の給電機器の構成を例示するブロック図。
本実施形態の電子機器の充電/給電制御部の構成を例示するブロック図。
本実施形態の電子機器の制御処理を例示するフローチャート。
本実施形態の制御処理におけるUIの表示例を示す図。
本実施形態の制御処理におけるUIの表示例を示す図。
本実施形態の電子機器の受電ポート切替処理を例示するフローチャート。
本実施形態の受電ポート切替処理におけるUIの表示例を示す図。
本実施形態の受電ポート切替処理におけるUIの表示例を示す図。
本実施形態の電子機器のバッテリ残量に応じた制御処理を例示するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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