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公開番号
2025094315
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023209752
出願日
2023-12-13
発明の名称
定着装置及びこれを用いた画像形成装置
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20250618BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】定着装置の圧接解除状態において、加熱構造体と加圧構造体との離間量のばらつきを小さくし、ジャム処理力量を安定させる。
【解決手段】
加熱構造体と加圧構造体の圧接状態を第1圧接状態、第2圧接状態、圧接解除状態のいずれかに選択的に切り換える圧接状態切換機構100を備えた定着装置であって、圧接状態切換機構100は、圧接解除状態へ移行する際に、駆動部材138と噛み合うギア(中間歯車144)を介して駆動力が伝達され、加圧構造体側の当接部125に当接させて加圧構造体を加熱構造体から離間させる離間用カム141を備え、この離間用カム141を当接部125から離反させる方向へ常時付勢する付勢手段(捩じりコイルばね147)を設け、離間用カム141を、駆動部材138が中間歯車144と噛み合った後に、付勢手段の付勢力に抗して駆動させることで当接部125に当接させる。
【選択図】 図6B
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱構造体に加圧構造体を圧接してニップ部を形成し、このニップ部に未定着のトナー像が転写された記録シートを通紙して、トナー像を記録シートに定着させる定着装置であって、
前記加熱構造体と前記加圧構造体の圧接状態を第1圧接状態、前記第1圧接状態と圧接力が異なる第2圧接状態、圧接解除状態のいずれかに選択的に切り換える圧接状態切換機構を備え、
前記圧接状態切換機構は、
前記圧接解除状態へ移行する際に、駆動部材からこれと噛み合う歯車を介して駆動力が伝達されることで、前記加圧構造体の当接部を押圧して前記加圧構造体を前記加熱構造体から離間させる離間用カムと、
前記離間用カムを前記当接部から離反させる方向へ常時付勢する付勢手段と、を有し、
前記離間用カムは、前記駆動部材が前記歯車と噛み合った後に、前記付勢手段の付勢力に抗して駆動させることで前記当接部に当接する、
ことを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記駆動部材から前記離間用カムに駆動力を伝達する歯車は、前記駆動部材に設けられた間欠歯車と、前記間欠歯車と噛合可能であると共に前記離間用カムと噛合する中間歯車とを有し、
前記離間用カムは、前記中間歯車と常時噛合しており、
前記間欠歯車は、駆動部材が特定の回転位相にある間だけ中間歯車に噛合し、
前記間欠歯車と前記中間歯車には、互いに噛合する前に双方の位置合わせを行う案内機構が設けられていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
【請求項3】
前記圧接解除状態での前記離間用カムは、その支軸と前記当接部との当接部位とを結ぶ直線が前記当接部の表面に対して垂直となるように当接していることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
【請求項4】
前記圧接解除状態での前記加圧構造体と前記加熱構造体との圧接状態は、前記加圧構造体と前記加熱構造体とが軽く接触した状態であることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
【請求項5】
前記加熱構造体を保持する第1保持部材に対して、前記加圧構造体を保持する第2保持部材が、第1の支軸を介して相対的に揺動自在に軸支されており、
前記第1圧接状態と前記第2圧接状態とを切り換える切換部は、前記第1保持部材に第2の支軸を介して揺動自在に保持された圧接用カムと、この圧接用カムを揺動させる前記駆動部材に設けられた駆動ピンと、を備え、
前記圧接用カムには、前記駆動ピンが挿入されてクランク機構を形成する長穴が形成されると共に、自身の揺動位置を検知させることで前記圧接状態を検知させる被検知部を備え、
前記長穴の幅は、前記圧接状態が切り換わる際に前記駆動ピンが位置している部分で最も狭く形成されていることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
【請求項6】
前記圧接用カムと前記離間用カムは、同一駆動源により駆動され、且つ、非連動であることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
【請求項7】
前記加熱構造体は、加熱ローラと定着パッドとの間に定着ベルトを張架してなり、前記離間用カムは、前記駆動部材が前記歯車と噛み合うまでは、前記付勢手段によって前記定着パッドを支持する支持部材に当接されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項8】
前記加熱構造体と前記加圧構造体との間の圧接力は、前記第1圧接状態の方が、前記第2圧接状態よりも小さく設定され、前記圧接解除状態への移行は、前記第1圧接状態から移行することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
トナー画像を記録シート上に転写する転写手段と、転写されたトナー画像を記録シートに定着させる定着手段とを備えた画像形成装置であって、前記定着手段として前記請求項1~8のいずれかに記載の定着装置が用いられることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置は、原稿の画像データに基づき感光体表面を露光走査して静電潜像を形成する。次に、画像形成装置は、この静電潜像にトナーを供給してトナー像を生成する。そして、画像形成装置は、当該トナー像を記録シート上に転写した後、定着装置にて熱定着する。
【0003】
定着装置は、加熱構造体(例えば、加熱ローラやパッド等で内周面が摺接支持された定着ベルト)と、これに圧接された加圧構造体(例えば、加圧ローラ)との間にニップ部を形成する。定着装置は、このニップ部に記録シートを通紙し、これを熱定着させながら前方へ搬送する。
【0004】
ニップ部での圧接力(ニップ圧)は、通紙する用紙の種類によって変更可能である。具体的には、例えば、通常の普通紙を定着するときは全圧接状態とする。また、封筒などの特殊紙を通紙する場合には、圧接力が強いとしわなどが発生する虞があるので、普通紙を通紙する場合の圧接力よりも小さい軽圧接状態とする。
【0005】
また、ニップ部で記録紙のジャムが発生すると、ジャム処理のために加圧構造体を加熱構造体から離間させて圧接状態を解除する必要がある。
【0006】
そこで、近年では、定着回転体と加圧回転体との圧接状態を全圧接状態、軽圧接状態、圧接解除状態の3段階に切換えることができる圧接状態切換機構を備えた定着装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0007】
図11A,11B,11Cは、上記特許文献1に係る定着装置における圧接状態切換機構の構成を示す概略側面図である。定着装置は、図11Aに示されるように、無端状の定着ベルト51と、定着ベルト51の内周面に接するように図示しない支持部材に固定支持された定着パッド52と、定着ベルト51の内周面に接して定着ベルト51を案内するガイド部材53と、定着ベルト51を加熱する加熱ローラ54と、定着ベルト51の外周面を押圧する加圧ローラ55と、を備える。
【0008】
加熱ローラ54は、図示しない軸受部材を介してメインフレーム56に回転自在に軸支されている。軸受部材は、弾性部材によって下方に向けて付勢され、加熱ローラ54と定着パッドと52の間に張架された定着ベルト51に一定の張力を付与している。
【0009】
メインフレーム56には、サブフレーム57がメインフレーム56の主面と平行な平面上で第1の支軸58を介して回動自在に軸支されている。このサブフレーム57には、保持板59を介して加圧ローラ55が軸支されている。定着ベルト51と加圧ローラ55の圧接状態は、サブフレーム57のメインフレーム56に対してなす揺動角を変化させることにより切り換えられる。
【0010】
メインフレーム56には、圧接状態を軽圧接状態と全圧接状態との間で切り換える圧接用カム60が第2の支軸61を介して揺動可能に軸支される。全圧接用の引っ張りバネ62は、サブフレーム57に設けられたバネ係止部63と、圧接用カム60に設けられたバネ係止ピン64との間に架設される。また、軽圧接用の引っ張りバネ65は、メインフレーム56に設けられたバネ係止部66とサブフレーム57に設けられたバネ係止部67との間に架設される。
(【0011】以降は省略されています)
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