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公開番号
2025095824
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023212133
出願日
2023-12-15
発明の名称
感光性樹脂組成物、硬化物、隔壁、有機電界発光素子、カラーフィルター及び画像表示装置
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/027 20060101AFI20250619BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】焼成時のフューム発生を低減できる感光性樹脂組成物の提供。
【解決手段】(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)光重合開始剤、及び(C)エチレン性不飽和化合物を含有し、前記(A)アルカリ可溶性樹脂が、成分(a1)と成分(a2)との反応物と、成分(a3)と、成分(a4)と、の反応物であるアルカリ可溶性樹脂(A1)を含有する、感光性樹脂組成物。成分(a1):下記式(1)で表されるエポキシ化合物等からなる群から選ばれる少なくとも1種。成分(a2):α,β-不飽和モノカルボン酸、及びカルボキシ基を有するα,β-不飽和モノカルボン酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種。成分(a3):トリカルボン酸及びその無水物からなる群から選ばれる少なくとも1種。成分(a4):テトラカルボン酸及びその無水物からなる群から選ばれる少なくとも1種。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)光重合開始剤、及び(C)エチレン性不飽和化合物を含有する感光性樹脂組成物であって、
前記(A)アルカリ可溶性樹脂が、下記成分(a1)と下記成分(a2)との反応物と、下記成分(a3)と、下記成分(a4)と、の反応物であるアルカリ可溶性樹脂(A1)を含有することを特徴とする、感光性樹脂組成物。
成分(a1):下記式(1)で表されるエポキシ化合物、及び前記エポキシ化合物中のベンゼン環に置換基が結合した化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種。
成分(a2):α,β-不飽和モノカルボン酸、及びカルボキシ基を有するα,β-不飽和モノカルボン酸エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種。
成分(a3):トリカルボン酸及びその無水物からなる群から選ばれる少なくとも1種。
成分(a4):テトラカルボン酸及びその無水物からなる群から選ばれる少なくとも1種。
TIFF
2025095824000046.tif
51
170
(式中、Xは、O、S、C(=O)又は単結合を表し、G
1
及びG
2
は各々独立に、炭素数1~4のアルキレン基を表し、n1及びn2は各々独立に、0~10の整数を表し、n1が2以上である場合、複数のG
1
はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、n2が2以上である場合、複数のG
2
はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。)
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
(A)アルカリ可溶性樹脂、(B)光重合開始剤、及び(C)エチレン性不飽和化合物を含有する感光性樹脂組成物であって、
前記(A)アルカリ可溶性樹脂が、2以上の下記式(a-1-1)で表される部分構造と、1以上の下記式(a-2)で表される部分構造と、1以上下記式(a-3)で表される部分構造と、を有するアルカリ可溶性樹脂(A1)を含有することを特徴とする、感光性樹脂組成物。
TIFF
2025095824000047.tif
81
170
(式中、Xは、O、S、C(=O)又は単結合を表し、G
1
及びG
2
は各々独立に、炭素数1~4のアルキレン基を表し、n1及びn2は各々独立に、0~10の整数を表し、n1が2以上である場合、複数のG
1
はそれぞれ同一でも異なっていてもよく、n2が2以上である場合、複数のG
2
はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。R
1A
、R
1B
、R
1C
、R
2A
、R
2B
及びR
2C
は各々独立に、水素原子又は置換基を表す。R
3
は、トリカルボン酸に由来する残基を表す。R
4
は、テトラカルボン酸に由来する残基を表す。*は結合手を表す。)
【請求項3】
前記成分(a4)に対する前記成分(a3)のモル比((a3)/(a4))が、0.05~0.70である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項4】
前記成分(a3)が、ベンゼントリカルボン酸、その無水物、シクロヘキサントリカルボン酸及びその無水物からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項5】
前記アルカリ可溶性樹脂(A1)の含有割合が、前記(A)アルカリ可溶性樹脂の総質量に対し、10質量%以上95質量%以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項6】
前記(A)アルカリ可溶性樹脂の含有割合が、前記(C)エチレン性不飽和化合物100質量部に対し、100質量部以上である、請求項1~4のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項7】
(D)着色剤をさらに含有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項8】
前記(D)着色剤が、有機顔料を含有する、請求項7に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項9】
前記有機顔料が、有機黒色顔料を含有する、請求項8に記載の感光性樹脂組成物。
【請求項10】
前記有機黒色顔料が、ベンゾジフラノン系有機黒色顔料を含有する、請求項9に記載の感光性樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性樹脂組成物、硬化物、隔壁、有機電界発光素子、カラーフィルター及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶ディスプレイ(LCD)は液晶への電圧のオン・オフにより液晶分子の並び方が切り替わる性質を利用している。LCDのセルを構成する各部材は、フォトリソグラフィー法に代表される、感光性組成物を利用した方法によって形成されるものが多い。この感光性組成物は、微細な構造を形成し易く、大画面用の基板に対しての処理もし易いといった理由から、さらにその適用範囲は広がっている。
【0003】
有機電界発光素子(有機エレクトロルミネセンス、有機ELともいう。)を含む画像表示装置は、コントラストや視野角等の視認性や応答性に優れ、低消費電力化、薄型軽量化、及び、ディスプレイ本体のフレキシブル化が可能であることから、次世代のフラットパネルディスプレイ(FPD)として注目を集めている。
有機電界発光素子は、少なくとも一方が透光性を有する一対の電極間に、発光層あるいは種々の機能層を含む有機層が狭持された構造を有するものである。画像表示装置は画素毎に有機電界発光素子が配置されたパネルを駆動させることにより、画像表示を行う。
従来、このような有機電界発光素子は、基板上に、隔壁(バンク)を形成した後に、隔壁に囲まれた領域内に、発光層あるいは種々の機能層を積層して製造されている。
【0004】
隔壁に囲まれた領域内に発光層等を成膜するには、材料を真空状態で昇華させ、基板上に付着させて成膜する蒸着法が主に適用されている。近年では、キャスト法、スピンコート法、インクジェット印刷法といったウェットプロセスにて成膜する方法が注目されている。特に、インクジェット印刷法は、大面積にした場合の膜厚ムラを低減することができるとともに、塗布時の塗り分けによるディスプレイの高精細化、材料の使用量の削減、歩留まりの向上を図ることが可能となるため、大型パネルにおける有機層の成膜方法として好適である。
【0005】
隔壁を容易に形成する方法としては、感光性組成物を用いたフォトリソグラフィー法により形成する方法が知られている。また、隔壁に遮光性を付与し画素間の光漏れを抑制する方法として、感光性組成物中に着色剤を含有させる方法が知られている。
【0006】
特許文献1には、特定の有機黒色顔料とアルカリ可溶性樹脂を用いることにより、アウトガス発生の抑制に有効な、有機電界発光素子の隔壁用途で使用される着色感光性樹脂組成物について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2018/101314号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
隔壁用途に使用する感光性樹脂組成物においては、アルカリ可溶性樹脂の構造によっては、焼成時に熱分解しフューム(Fume)が発生することがある。また、遮光性を確保する目的で感光性樹脂組成物に着色剤を含有させると、光重合性成分が減るとともに遮光されるため、膜内部の光硬化が不十分になる。そのため、未反応の低分子成分が焼成時に膜内部からフュームとして発生することがある。その結果、発生したフューム成分が陽極上に付着し、素子の駆動電圧の上昇や、発光面のムラなど表示不良を引き起こすおそれがある。
【0009】
本発明者らが検討したところ、特許文献1に記載の着色感光性組成物で形成した隔壁は、焼成時に発生するフューム量の低減が十分でないことが見出された。
なお、フュームとアウトガスとは異なるものである。フュームが焼成時に発生するのに対し、アウトガスは、焼成工程後の硬化物から発生する。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、焼成時のフューム発生を低減できる感光性樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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