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公開番号
2025098765
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023215123
出願日
2023-12-20
発明の名称
高周波モジュール、及び、通信装置
出願人
株式会社村田製作所
代理人
弁理士法人北斗特許事務所
主分類
H03F
1/26 20060101AFI20250625BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】ローノイズアンプを含むICチップを備え、信号の干渉を低減させることを可能とする高周波モジュールを提供する。
【解決手段】高周波モジュールは、実装基板と、ICチップと、を備える。ICチップは、複数のスイッチと、複数のローノイズアンプとを備える。実装基板は、第1グランド層23と、第2グランド層と、第1ビア導体群と、第2ビア導体群と、を含む。第1グランド層23は、複数のスリット27を有する。複数のスリット27は、第1スリット271と、第2スリット272と、を含む。第1スリット271は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、第1ビア導体V11と、第3ビア導体V21との間に配置されている。第2スリット272は、実装基板2の厚さ方向D1からの平面視で、第2ビア導体V12と、第4ビア導体V22との間に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
多層基板であり、互いに対向する第1主面及び第2主面を有する実装基板と、
前記実装基板の前記第1主面に配置されているICチップと、を備え、
前記ICチップは、
複数のスイッチと、
前記複数のスイッチに一対一で接続されている複数のローノイズアンプと、を含み、
前記複数のスイッチは、第1スイッチと、第2スイッチと、を含み、
前記複数のローノイズアンプは、
前記第1スイッチに接続されている第1ローノイズアンプと、
前記第2スイッチに接続されている第2ローノイズアンプと、を含み、
前記実装基板は、
前記第1主面と前記第2主面との間に配置されている第1グランド層と、
前記第1グランド層と前記第2主面との間に配置されている第2グランド層と、
前記複数のスイッチと前記第1グランド層とを接続している第1ビア導体群と、
前記複数のローノイズアンプと前記第1グランド層とを接続している第2ビア導体群と、
前記第1グランド層と前記第2グランド層とを接続している第3ビア導体群と、を含み、
前記第1グランド層は、複数のスリットを有し、
前記第3ビア導体群は、前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第1ビア導体群及び前記第2ビア導体群の周囲に配置されており、
前記第1ビア導体群は、
前記第1スイッチに接続されている第1ビア導体と、
前記第2スイッチに接続されている第2ビア導体と、を含み、
前記第2ビア導体群は、
前記第1ローノイズアンプに接続されている第3ビア導体と、
前記第2ローノイズアンプに接続されている第4ビア導体と、を含み、
前記複数のスリットは、
前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第1ビア導体と前記第3ビア導体との間に配置されている第1スリットと、
前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第2ビア導体と前記第4ビア導体との間に配置されている第2スリットと、を含み、
前記第1ビア導体、前記第1スリット及び前記第3ビア導体と、前記第2ビア導体、前記第2スリット及び前記第4ビア導体と、は隣接して配置されている、
高周波モジュール。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1ビア導体群及び前記第2ビア導体群は、前記第1グランド層と前記第2グランド層とを接続している、
請求項1に記載の高周波モジュール。
【請求項3】
前記第2グランド層は、複数のスリットを有し、
前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第1グランド層の前記複数のスリットと、前記第2グランド層の前記複数のスリットとは重なる、
請求項2に記載の高周波モジュール。
【請求項4】
前記第1ビア導体群、前記第2ビア導体群、及び前記第1グランド層の前記複数のスリットは、前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記ICチップの端部に配置されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項5】
前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、
前記第1スリットは、前記第1ビア導体と前記第3ビア導体とを結ぶ方向に交差する方向に長尺であり、
前記第1スリットの幅は、前記第1ビア導体と前記第3ビア導体との間の距離以下である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項6】
前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第1スリットの長さは、前記第1スリットの前記幅の2倍以上である、
請求項5に記載の高周波モジュール。
【請求項7】
前記ICチップは、前記複数のローノイズアンプに一対一で対応する複数のインダクタを更に含み、
前記複数のインダクタの各々は、前記複数のローノイズアンプのうち対応するローノイズアンプと、前記第2ビア導体群のうち前記対応するローノイズアンプに接続されているビア導体との間に接続されており、
前記実装基板の厚さ方向からの平面視において、前記複数のインダクタのうちの1つのインダクタは、前記第1スリットと重なる、
請求項1から3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項8】
前記第1ビア導体群に含まれる複数のビア導体は、前記第2ビア導体群に含まれる複数のビア導体と一対一で対応し、
前記第1ビア導体群に含まれる前記複数のビア導体の各々と、前記第2ビア導体群のうち対応するビア導体との間に、前記複数のスリットのうち1つのスリットが配置されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の高周波モジュール。
【請求項9】
請求項1に記載の高周波モジュールと、
前記高周波モジュールに接続されている信号処理回路と、
を備える通信装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は高周波モジュール及び通信装置に関し、特に、ローノイズアンプを含むICチップを備える高周波モジュール及び高周波モジュールを備える通信装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、送信用電力増幅器(パワーアンプ)を含む半導体素子(ICチップ)を備える高周波モジュールが記載されている。特許文献1に記載の高周波モジュールでは、1つの送信用電力増幅器に電圧を供給する2つの電圧供給線路の間に、干渉防止用接地パターンが配置されている。また、特許文献1に記載の高周波モジュールでは、干渉防止用接地パターンにおいて、2つの電圧供給線路と対向する2つの領域の間にスリットが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-217581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の高周波モジュールにおいて、ICチップがローノイズアンプを含む場合には、電圧供給線路間の干渉だけでなく、受信信号の経路の間においても信号の干渉が生じる場合がある。
【0005】
本発明は、ローノイズアンプを含むICチップを備える高周波モジュール、及び高周波モジュールを備える通信装置において、信号の干渉を低減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る高周波モジュールは、実装基板と、ICチップと、を備える。前記実装基板は、多層基板であり、互いに対向する第1主面及び第2主面を有する。前記ICチップは、前記実装基板の前記第1主面に配置されている。前記ICチップは、複数のスイッチと、複数のローノイズアンプと、を含む。前記複数のローノイズアンプは、前記複数のスイッチに一対一で接続されている。前記複数のスイッチは、第1スイッチと、第2スイッチと、を含む。前記複数のローノイズアンプは、第1ローノイズアンプと、第2ローノイズアンプと、を含む。前記第1ローノイズアンプは、前記第1スイッチに接続されている。前記第2ローノイズアンプは、前記第2スイッチに接続されている。前記実装基板は、第1グランド層と、第2グランド層と、第1ビア導体群と、第2ビア導体群と、第3ビア導体群と、を含む。前記第1グランド層は、前記第1主面と前記第2主面との間に配置されている。前記第2グランド層は、前記第1グランド層と前記第2主面との間に配置されている。前記第1ビア導体群は、前記複数のスイッチと前記第1グランド層とを接続している。前記第2ビア導体群は、前記複数のローノイズアンプと前記第1グランド層とを接続している。前記第3ビア導体群は、前記第1グランド層と前記第2グランド層とを接続している。前記第1グランド層は、複数のスリットを有する。前記第3ビア導体群は、前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第1ビア導体群及び前記第2ビア導体群の周囲に配置されている。前記第1ビア導体群は、第1ビア導体と、第2ビア導体と、を含む。前記第1ビア導体は、前記第1スイッチに接続されている。前記第2ビア導体は、前記第2スイッチに接続されている。前記第2ビア導体群は、第3ビア導体と、第4ビア導体と、を含む。前記第3ビア導体は、前記第1ローノイズアンプに接続されている。前記第4ビア導体は、前記第2ローノイズアンプに接続されている。前記複数のスリットは、第1スリットと、第2スリットと、を含む。前記第1スリットは、前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第1ビア導体と前記第3ビア導体との間に配置されている。前記第2スリットは、前記実装基板の厚さ方向からの平面視で、前記第2ビア導体と前記第4ビア導体との間に配置されている。前記第1ビア導体、前記第1スリット及び前記第3ビア導体と、前記第2ビア導体、前記第2スリット及び前記第4ビア導体と、は隣接して配置されている。
【0007】
本発明の一態様に係る通信装置は、前記高周波モジュールと、前記高周波モジュールに接続されている信号処理回路と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様に係る高周波モジュール及び通信装置によれば、信号の干渉を低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係る高周波モジュールの要部の断面図である。
図2は、同上の高周波モジュールにおけるICチップの透視平面図である。
図3は、同上の高周波モジュールにおける実装基板の平面図である。
図4は、同上の高周波モジュールにおける第1グランド層の平面図である。
図5は、同上の高周波モジュールにおける第2グランド層の平面図である。
図6は、同上の高周波モジュールにおける第1グランド層の拡大平面図である。
図7は、同上の高周波モジュールを備える通信装置の回路構成図である。
図8は、実施形態2に係る高周波モジュールにおける第1グランド層の平面図である。
図9は、実施形態3に係る高周波モジュールにおける第1グランド層の平面図である。
図10は、実施形態4に係る高周波モジュールにおける高周波モジュールの要部の断面図である。
図11は、同上の高周波モジュールにおける第2グランド層の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態に係る高周波モジュール及び通信装置について、図面を用いて説明する。以下の実施形態において参照する各図は、いずれも模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)
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