TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025097818
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214246
出願日
2023-12-19
発明の名称
弾性波フィルタ
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H03H
9/145 20060101AFI20250624BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】低損失化および小型化された弾性波フィルタを提供する。
【解決手段】弾性波フィルタ10は、第1バンドを含む通過帯域を有し、入出力端子111および112と、入出力端子111および112を結ぶ直列腕経路に配置された1以上の直列腕共振子と、直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子と、入出力端子112に接続され直列腕経路に直列配置されたインダクタ31と、を備え、上記複数の並列腕共振子のうちでインダクタ31に最も近く接続された並列腕共振子15の共振周波数frs15および反共振周波数fas15は第1バンドの周波数範囲外に位置する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1バンドを含む通過帯域を有する弾性波フィルタであって、
第1入出力端子および第2入出力端子と、
前記第1入出力端子および前記第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された1以上の直列腕共振子と、
前記直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子と、
前記第1入出力端子に接続され、前記直列腕経路に直列配置されたインダクタと、を備え、
前記複数の並列腕共振子のうちで前記インダクタに最も近く接続された第1並列腕共振子の共振周波数および反共振周波数は、前記第1バンドの周波数範囲外に位置する、
弾性波フィルタ。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第1並列腕共振子の反共振周波数は、前記第1バンドよりも低周波側に位置する、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項3】
前記第1並列腕共振子の共振周波数は、前記第1バンドよりも高周波側に位置する、
請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項4】
前記第1並列腕共振子を除く前記複数の並列腕共振子のそれぞれの反共振周波数は、前記第1バンドの周波数範囲内に位置する、
請求項2または3に記載の弾性波フィルタ。
【請求項5】
第1バンドを含む通過帯域を有する弾性波フィルタであって、
第1入出力端子および第2入出力端子と、
前記第1入出力端子および前記第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された1以上の直列腕共振子と、
前記直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子と、
前記第1入出力端子と前記1以上の直列腕共振子との間に直列配置されたインダクタと、を備え、
前記複数の並列腕共振子のそれぞれは、IDT(InterDigital Transducer)電極を有し、
前記第1バンドの周波数範囲をBWSとし、前記第1バンドの中心周波数をf
0
Sとし、前記複数の並列腕共振子のうちで前記インダクタに最も近く接続された第1並列腕共振子のIDT電極の電極指ピッチをP1とし、前記第1並列腕共振子を除く前記複数の並列腕共振子のそれぞれのIDT電極の電極指ピッチの平均値をP
PA
とした場合、
P1≧P
PA
×{1+(BWS/f
0
S)/2}
なる関係式を満たす、
弾性波フィルタ。
【請求項6】
第1バンドを含む通過帯域を有する弾性波フィルタであって、
第1入出力端子および第2入出力端子と、
前記第1入出力端子および前記第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された1以上の直列腕共振子と、
前記直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子と、
前記第1入出力端子と前記1以上の直列腕共振子との間に直列配置されたインダクタと、を備え、
前記1以上の直列腕共振子および前記複数の並列腕共振子のそれぞれは、IDT電極を有し、
前記第1バンドの周波数範囲をBWSとし、前記第1バンドの中心周波数をf
0
Sとし、前記複数の並列腕共振子のうちで前記インダクタに最も近く接続された第1並列腕共振子のIDT電極の電極指ピッチをP1とし、前記1以上の直列腕共振子のそれぞれのIDT電極の電極指ピッチの平均値をP
SA
とした場合、
P1≦P
SA
×{1-(BWS/f
0
S)/2}
なる関係式を満たす、
弾性波フィルタ。
【請求項7】
前記第1バンドの周波数範囲をBWSとし、前記第1バンドの中心周波数をf
0
Sとし、前記第1並列腕共振子を除く前記複数の並列腕共振子のそれぞれのIDT電極の電極指ピッチの平均値をP
PA
とし、前記1以上の直列腕共振子のそれぞれのIDT電極の電極指ピッチの平均値をP
SA
とし、前記第1並列腕共振子を除く前記複数の並列腕共振子および前記1以上の直列腕共振子のそれぞれのIDT電極の電極指ピッチの平均値をP
A
とした場合、
(P
SA
-P
PA
)/P
A
>BWS/f
0
S
なる関係式を満たす、
請求項5または6に記載の弾性波フィルタ。
【請求項8】
さらに、前記第2入出力端子と前記インダクタとの間に接続された縦結合型共振器を備える、
請求項1、5および6のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ。
【請求項9】
前記第1バンドは3GPP(登録商標)で規格化された複数のバンドを含む、
請求項1、5および6のいずれか1項に記載の弾性波フィルタ。
【請求項10】
前記第1バンドは、LTEのためのバンドB13または5G-NRのためのバンドn13のダウンリンク動作バンドと、LTEのためのバンドB14または5G-NRのためのバンドn14のダウンリンク動作バンドと、を含む、
請求項9に記載の弾性波フィルタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波フィルタに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、弾性波共振子からなる直列腕共振子および並列腕共振子を備えたラダー型の弾性波フィルタが開示されている。IDT(InterDigital Transducer)電極構造を調整することで、弾性波共振子の共振周波数および反共振周波数を最適化して通過帯域における急峻性を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/015187号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ラダー型の弾性波フィルタの場合、並列腕共振子の反共振周波数を弾性波フィルタの通過帯域の中央付近に位置させることが一般的である。しかしながら、この場合、弾性波共振子の反共振周波数におけるインピーダンスは非常に高いため、並列腕共振子の通過帯域におけるインピーダンスが非常に高くなる。また、弾性波フィルタを小型化しようとすると、弾性波共振子の容量が減少して弾性波共振子のインピーダンスが高くなる。これらにより、弾性波フィルタの通過帯域におけるインピーダンスが基準インピーダンスよりも高くなり、低損失化を確保できないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、低損失化および小型化された弾性波フィルタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る弾性波フィルタは、第1バンドを含む通過帯域を有する弾性波フィルタであって、第1入出力端子および第2入出力端子と、第1入出力端子および第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された1以上の直列腕共振子と、直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子と、第1入出力端子に接続され、直列腕経路に直列配置されたインダクタと、を備え、複数の並列腕共振子のうちでインダクタに最も近く接続された第1並列腕共振子の共振周波数および反共振周波数は、第1バンドの周波数範囲外に位置する。
【0007】
また、本発明の一態様に係る弾性波フィルタは、第1バンドを含む通過帯域を有する弾性波フィルタであって、第1入出力端子および第2入出力端子と、第1入出力端子および第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された1以上の直列腕共振子と、直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子と、第1入出力端子と1以上の直列腕共振子との間に直列配置されたインダクタと、を備え、複数の並列腕共振子のそれぞれは、IDT電極を有し、第1バンドの周波数範囲をBWSとし、第1バンドの中心周波数をf
0
Sとし、複数の並列腕共振子のうちでインダクタに最も近く接続された第1並列腕共振子のIDT電極の電極指ピッチをP1とし、第1並列腕共振子を除く複数の並列腕共振子のそれぞれのIDT電極の電極指ピッチの平均値をP
PA
とした場合、P1≧P
PA
×{1+(BWS/f
0
S)/2}なる関係式を満たす。
【0008】
また、本発明の一態様に係る弾性波フィルタは、第1バンドを含む通過帯域を有する弾性波フィルタであって、第1入出力端子および第2入出力端子と、第1入出力端子および第2入出力端子を結ぶ直列腕経路に配置された1以上の直列腕共振子と、直列腕経路とグランドとの間に接続された複数の並列腕共振子と、第1入出力端子と1以上の直列腕共振子との間に直列配置されたインダクタと、を備え、1以上の直列腕共振子および複数の並列腕共振子のそれぞれは、IDT電極を有し、第1バンドの周波数範囲をBWSとし、第1バンドの中心周波数をf
0
Sとし、複数の並列腕共振子のうちでインダクタに最も近く接続された第1並列腕共振子のIDT電極の電極指ピッチをP1とし、1以上の直列腕共振子のそれぞれのIDT電極の電極指ピッチの平均値をP
SA
とした場合、P1≦P
SA
×{1-(BWS/f
0
S)/2}なる関係式を満たす。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、低損失化および小型化された弾性波フィルタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態に係る弾性波フィルタの回路構成図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第1例を模式的に表す平面図および断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第2例を模式的に表す断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタを構成する弾性波共振子の第3例を模式的に表す断面図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタの通過特性および第1並列腕共振子のインピーダンス特性を示すグラフである。
比較例に係る弾性波フィルタの通過特性および第1並列腕共振子のインピーダンス特性を示すグラフである。
実施の形態に係る弾性波フィルタの通過帯域のインピーダンスを示すスミスチャートである。
実施の形態に係る弾性波フィルタの第1バンドと並列腕共振子の反共振周波数との関係を表す図である。
実施の形態に係る弾性波フィルタの第1並列腕共振子が弾性波共振子である場合および容量素子である場合の弾性波フィルタの通過特性を示すグラフである。
実施の形態の変形例に係る弾性波フィルタの第1バンドと第1並列腕共振子および直列腕共振子の共振周波数との関係を表す図である。
実施の形態に係るマルチプレクサの回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電子式音響装置
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動子
2か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
1か月前
台灣晶技股ふん有限公司
共振器
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
1か月前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス
29日前
太陽誘電株式会社
マルチプレクサ
1か月前
コーデンシ株式会社
複数アンプ回路
2か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
13日前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
2か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
13日前
株式会社コルグ
電源装置
1か月前
ローム株式会社
オシレータ回路
1日前
ローム株式会社
半導体集積回路
1か月前
台灣晶技股ふん有限公司
パッケージ構造
21日前
株式会社ダイフク
搬送設備
1か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
1か月前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタ
8日前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
1か月前
キヤノン株式会社
ADコンバータの補正手段
6日前
株式会社フジクラ
増幅回路
1日前
オムロン株式会社
ソリッドステートリレー
1か月前
セイコーエプソン株式会社
回路装置
28日前
オプテックス株式会社
物体検知装置
3か月前
オプテックス株式会社
物体検知装置
3か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
9日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
今日
住友電気工業株式会社
増幅回路
13日前
住友電気工業株式会社
増幅回路
27日前
ローム株式会社
AD変換回路
1か月前
住友電気工業株式会社
増幅回路
27日前
続きを見る
他の特許を見る