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公開番号
2025099311
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215875
出願日
2023-12-21
発明の名称
補綴装置
出願人
学校法人東京歯科大学
代理人
個人
,
個人
主分類
A61C
13/01 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】味覚の低下を抑制することができる補綴装置を提供する。
【解決手段】水分浸透性義歯1(補綴装置)は、水分浸透性が得られる密度の構造を持つ低密度構造部7と、その低密度構造部7よりも高密度の構造を持つ高密度構造部8とが設けられている、義歯である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
口腔内に設置される補綴装置であって、
水分浸透性が得られる密度の構造を持つ低密度構造部と、当該低密度構造部よりも高密度の構造を持つ高密度構造部とが設けられている、補綴装置。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記口腔内において上顎、若しくは下顎に配置されるべき大連結子を有し、
前記低密度構造部は、前記大連結子の少なくとも一部に設けられている、請求項1に記載の補綴装置。
【請求項3】
前記低密度構造部は、前記大連結子に分布するようにそれぞれ設けられる複数の低密度構造部を含んでいる、請求項2に記載の補綴装置。
【請求項4】
前記大連結子は、コバルトクロムを含む素材にて形成されている、請求項2又は3に記載の補綴装置。
【請求項5】
前記低密度構造部は、ポーラス構造、グリッド構造、及びトラス構造のいずれか一つの構造にて形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の補綴装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔内に設置される補綴装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
対象者の口腔内に設置される補綴装置が存在する。口腔内に設置される補綴装置は、クラウン・ブリッジ、有床義歯、インプラント義歯といった物が一般的である。積層造形技術にて製造された人工歯冠も存在する。例えば、人工歯冠等を積層造形技術(例えばラピッドプロトタイプの技術)にて製造する製造方法が知られている(例えば特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として非特許文献1が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-157686号公報
【非特許文献】
【0004】
Hironao Chiba、他5名、“Fabrication of Release Agent Supply Die with Porous Structure Using Metal-Based Additive Manufacturing”、Fig.7~Fig.9、872頁、[Online]、2021年11月5日、富士技術出版株式会社、International Journal of Automation Technology 2021 Vol15、[令和5年11月16日検索]、インターネット、<URL:https://www.fujipress.jp/ijat/au/ijate001500060868/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
非特許文献1のFig.8、及びFig.9には、3Dプリンタにおけるレーザースキャン速度と造形方向を変化させたときの造形構造の断面SEM(走査電子顕微鏡)像、及びレーザースキャン速度による細孔径の変化がそれぞれ示されている。そして、レーザースキャン速度が1750mm/sを超えると、細孔は連続的に連通する一方で、水平方向では、レーザースキャン速度が2500mm/sの場合を除き、細孔はつながっていなかった、という結果が示されている。なお、この場合の造形体表面の最小細径は、水平方向で40μm、垂直方向で75μmである。一方、Fig.7では、細孔の連続的な繋がりは、線状造形間の隙間によって誘発され、レーザースキャン速度を上げると、線状造形間の隙間が広がり、水平方向の細孔の連結を助長する一方で、レーザースキャン速度を上げ過ぎると細孔が形成され、造形体の機械的特性が低下するという結果が示されている。そして、機械的特性と透水性のバランスとを考慮した造形戦略の必要性に関する知見が示されている。
【0006】
非特許文献1の開示を踏まえると、3Dプリンタにおいて造形後の状態が水平方向、及び垂直方向のいずれにおいても、内部に多くの孔(空間)を持つ構造、つまりポーラス構造を形成可能であり、孔は造形方向(積層方向)においてほぼ満遍なく形成され得るという知見が得られる。また、レーザの照射速度の上昇に従って比較的大きな孔が内部に形成されること、つまりより密度が低いポーラス構造を造形可能である一方で、水平方向に造形する方が比較的偏りがなく、孔が広く分布される傾向も理解できる。このように非特許文献1には、少なくとも鉄素材においてポーラス構造を積極的に造形する技術が開示されている。
【0007】
一方、特許文献1では、ラピッドプロトタイプの技術にて造形された製品はポーラスな状態になり、強度の必要な部材として使用できないという課題が開示されている。そして、この課題を解決する技術として、高性能合金粉末の組合せ技術が開示されている。換言すれば、ポーラスな構造を回避するための技術が開示されている。
【0008】
一般的に有床義歯が上顎、或いは下顎を覆うように配置されると、味覚の低下を招く傾向がある。これは呈味成分を義歯が阻害してしまうからと考えられる。味覚の低下は、義歯装着者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下を招く可能性がある。このため、味覚の低下を抑制可能な義歯が求められている。特許文献1では強度の観点からポーラスな構造は回避されている。しかし、例えばポーラスな構造等、水分浸透性が得られる密度の構造であれば味覚の低下を抑制できる可能性がある。
【0009】
そこで、本発明は、味覚の低下を抑制することができる補綴装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の補綴装置は、口腔内に設置される補綴装置(1)であって、水分浸透性が得られる密度の構造を持つ低密度構造部(7)と、当該低密度構造部よりも高密度の構造を持つ高密度構造部(8)とが設けられている、ものである。
(【0011】以降は省略されています)
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