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公開番号
2025101694
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023223918
出願日
2023-12-25
発明の名称
嚥下鍛錬装置
出願人
個人
代理人
主分類
A61N
1/36 20060101AFI20250630BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 嚥下障害に関して、咀嚼物を飲み込む動作に関与する各種筋肉の機能を回復させることが出来るようにする。
【解決手段】 低周波パルス電流を人体の舌骨Hの下顎骨J寄りの部位の皮膚に印加するための舌骨用導子である粘着パッド1と、舌Tに印加するための舌用導子である舌圧子11とから構成されている。この粘着パッド1は下顎骨Jの形状に似た略V字形状を呈する。舌圧子11で舌Tを軽く押え付けるようにして使用することで、粘着パッド1に通電する。こうして喉の筋肉であっても舌骨上筋群の方の筋肉群と、舌筋との間に低周波パルス電流を効率的に印加することが出来るようになった。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
低周波パルス電流の発生部と、このパルス電流を人体の特に舌骨の顎寄りの部位の皮膚に印加するための舌骨用導子と、このパルス電流を人体の特に舌部に印加するための舌用導子とを備えて、前記舌骨用導子および喉用導子は各々人体への接触手段を有している、嚥下鍛錬装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
周波数の異なる2つのパルス電流の発生部と、各々のパルス電流を人体の特に舌骨の顎寄りの部位の皮膚に印加するための舌骨用導子と、各々のパルス電流を人体の特に舌部に印加するための舌用導子とを備えて、前記舌骨用導子および舌用導子は各々人体への接触手段を有している、嚥下鍛錬装置。
【請求項3】
前記舌骨用導子の人体への接触手段が舌骨の顎寄りの部位の皮膚表面に着脱自在となる粘着パッドである、請求項1または請求項2に記載の嚥下鍛錬装置。
【請求項4】
前記粘着パッドが下顎骨の形状に似た略V字形状を呈するものである、請求項3に記載の嚥下鍛錬装置。
【請求項5】
前記舌用導子の人体への接触手段が舌圧子である、請求項1または請求項2に記載の嚥下鍛錬装置。
【請求項6】
前記舌用導子の人体への接触手段が舌に触れるための指サックである、請求項1または請求項2に記載の嚥下鍛錬装置。
【請求項7】
前記舌用導子の人体への接触手段が舌に着脱自在となる吸盤である、請求項1または請求項2に記載の嚥下鍛錬装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、嚥下障害を克服するための嚥下鍛錬装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
脳梗塞などの疾病や老化によって嚥下障害などの問題が引き起こされることが知られている。嚥下障害があると唾液や食物や胃液などが気管に入ってしまうことが起こる。就寝中に唾液が知らず知らずに気管に入ることも起こる。これによって誤嚥性肺炎を発病することもあるが、これは高齢者にとっては死に至る可能性が高い恐ろしい病気である。
【0003】
舌の筋肉に付いては舌出しなどの運動によって機能を回復させることが出来るが、咀嚼したり咀嚼物を飲み込む動作に関与する各種筋肉に付いては、実際に食事を摂らないことには、物を飲み込む筋力を付けることは出来ない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
とは言うものの、嚥下には口腔や咽頭や食道にある多数の神経や筋が連携して働くために、食事が摂れないのに食事を摂らせることはかなり難しいのが現状である。嚥下運動は3期に分けられるが、特に第2期では舌筋や中咽頭筋や下咽頭筋が連携して働いており、これ等の筋肉を実際に動かすことで機能を回復させるしか手がない。この他にも顎二腹筋後腹、顎二腹筋前腹、肩甲舌骨筋、胸鎖乳突筋、鎖骨頭、咬筋、肩甲挙筋、甲状舌骨筋、胸骨甲状筋、斜角筋などの各種筋肉が働いている。
【0005】
従ってこのような問題を解決して、何とか咀嚼物を飲み込む動作に関与する各種筋肉の機能を回復させることは出来ないだろうか。この問題を解決したものが、当出願人による特願2016-122121、特願2022-018297および特願2023-150550の発明である。特願2016-122121は低周波パルス電流の発生部と、このパルス電流を人体の喉部に印加するための導子とから成り、前記導子はパルス電流を喉の筋肉に流すべく喉に接触させるための手段を有する、「喉筋肉鍛錬装置」であった。また特願2022-018297および特願2023-150550は、低周波パルス電流の発生部と、このパルス電流を人体の舌部に印加するための舌用導子と、およびこのパルス電流を人体の喉部に印加するための喉用導子とを備えて、前記舌用導子および喉用導子は各々人体への接触手段を有する、「嚥下鍛錬装置」であった。
【0006】
上記「喉筋肉鍛錬装置」は、食事をしていない時間であっても、喉部に外部から低周波電流を当てることで、喉の筋肉を収縮させて筋力回復や増強を行うことが出来る技術であった。しかしながら低周波電流を喉部の外部から当てるのでは、その周辺にしか低周波電流の作用が及んでいないのではないかと考え、低周波電流を舌筋から喉の筋肉に掛けて、口の内部の舌を通じて低周波電流を当てることで、これ等の筋肉を収縮させて筋力回復や増強を行うことが出来る「嚥下鍛錬装置」に想到した。
【0007】
これはこれで優れた作用効果を現すものであった。しかしながら一言で喉の筋肉と言っても例えば、胸鎖乳突筋、胸骨甲状筋、胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋上腹、肩甲舌骨筋下腹、輪状甲状筋、胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋、茎突舌骨筋、顎二腹筋前腹、顎二腹筋後腹、顎舌骨筋などにより構成されており、これだけでも広い範囲に及ぶ喉の筋肉群である。
【0008】
上述したように低周波電流はその導子から比較的近い部位ほど強い作用を及ぼすものである。従って喉の筋肉に付いても、低周波電流を印加する筋肉群を厳選する方がより効果的なのではないかと考えた。この発明は上記「嚥下鍛錬装置」をさらに進歩させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題の解決の先立ち、上掲の喉の筋肉群を精査する内に例えば、胸鎖乳突筋、胸骨甲状筋、胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋上腹、肩甲舌骨筋下腹、輪状甲状筋、胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋は主として舌骨の下側(胸骨寄りの部位)に位置しており舌骨下筋群に分類され、茎突舌骨筋、顎二腹筋前腹、顎二腹筋後腹、顎舌骨筋は主として舌骨の上側(顎寄りの部位)に位置しており舌骨上筋群に分類されると言う知見を得た。而して鋭意研究の結果、喉の筋肉であっても舌骨上筋群の方の筋肉群と舌筋との間に低周波電流を印加することが極めて効率的であることが判明したのである。なお筋肉ではないが、唾液を作る顎下腺もこの範囲内に存在する。
【0010】
すなわち上記の課題は、請求項1によれば、低周波パルス電流の発生部と、このパルス電流を人体の特に舌骨の顎寄りの部位の皮膚に印加するための舌骨用導子と、このパルス電流を人体の特に舌部に印加するための舌用導子とを備えて、前記舌骨用導子および喉用導子は各々人体への接触手段を有している、嚥下鍛錬装置とすることにより達成される。低周波パルス電流の発生部には一般的なものを使用して良いため、この発明の要部は低周波パルス電流を、舌筋を通じて、舌骨の顎寄りの部位の皮膚に印加するための導子周りの構成にあると言って良い。
(【0011】以降は省略されています)
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