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公開番号2025101084
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217669
出願日2023-12-25
発明の名称画像形成装置および定着装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250630BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着ベルトのクリープを解消しつつ、ウォーミングアップ動作時間を可能な限り短縮する技術を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、媒体にトナーを定着させるための定着部と、定着部を制御する制御部とを備える。定着部は、加圧ローラーと、定着ベルトとを含む。定着ベルトは、加圧ローラーと共に、媒体をニップし、媒体のニップ位置において、媒体を加熱可能に構成される。制御部は、定着部の稼働履歴から、ニップ位置またはその近傍の定着ベルトの温度を推定し(S1020)、ニップ位置またはその近傍の定着ベルトの温度に基づいて、定着ベルトを加熱するためのウォーミングアップ動作の1つ以上のパラメーターを決定する(S1040)。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
媒体にトナーを定着させるための定着部と、
前記定着部を制御する制御部とを備え、
前記定着部は、加圧ローラーと、定着ベルトとを含み、
前記定着ベルトは、
前記加圧ローラーと共に、前記媒体をニップし、
前記媒体のニップ位置において、前記媒体を加熱可能に構成され、
前記制御部は、
前記定着部の稼働履歴から、前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度を推定し、
前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度に基づいて、前記定着ベルトを加熱するためのウォーミングアップ動作の1つ以上のパラメーターを決定する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記1つ以上のパラメーターは、前記定着ベルトの目標温度、前記定着ベルトの回転距離、前記定着ベルトの回転速度、および、前記定着ベルトの回転時間の1つ以上を含み、
前記1つ以上のパラメーターを決定することは、前記1つ以上のパラメーターの一部または全てを決定することを含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記1つ以上のパラメーターのうち、前記制御部が決定しないパラメーターは、固定値のパラメーターである、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記定着ベルトの前記目標温度および前記回転距離を満たした、または、前記定着ベルトの前記目標温度および前記回転時間を満たしたことに基づいて、前記ウォーミングアップ動作を完了する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記定着ベルトの温度を計測するための温度センサーをさらに備え、
前記制御部は、前記温度センサーの出力信号に基づいて、前記定着ベルトの温度が、前記目標温度に到達したか否かを判定する、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記定着部の前記稼働履歴から、前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度を推定することは、少なくとも前記定着部の停止時間に基づいて、前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度を推定することを含む、請求項1~5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記定着部の前記稼働履歴から、前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度を推定することは、少なくとも前記定着部のヒーターの消灯時間に基づいて、前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度を推定することを含む、請求項1~5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項8】
画像形成装置に組み込み可能な定着装置であって、
媒体を加熱して前記媒体に画像を定着させるための定着ベルトと、
前記媒体に圧力をかけるための加圧ローラーと、
前記定着装置を制御するための制御部とを備え、
前記定着ベルトは、
前記加圧ローラーと共に、前記媒体をニップし、
前記媒体のニップ位置において、前記媒体を加熱可能に構成され、
前記制御部は、
前記定着装置の稼働履歴から、前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度を推定し、
前記ニップ位置またはその近傍の前記定着ベルトの温度に基づいて、前記定着ベルトを加熱するためのウォーミングアップ動作の1つ以上のパラメーターを決定する、定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関し、より特定的には、定着ベルトのクリープの解消技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
トナー式の画像形成装置は、画像を媒体に定着させるための定着部(「定着装置」とも呼ぶ)を備える。定着部は、ヒーターによって加熱された定着ベルトを回転させる。媒体は、定着ベルトおよび加圧ローラーによりニップされて搬送される。その際、媒体表面のトナーが溶けることにより、画像が媒体に定着する。
【0003】
定着ベルトは、加熱部およびパッドによって回転可能に張架されている。また、媒体をニップする位置(以下、「ニップ位置」と呼ぶ)またはその近傍において、定着ベルトは、高い曲率で曲がる。なぜならば、ニップ位置またはその近傍にはパッドの角または湾曲部分があるためである。また、ニップの影響により、定着ベルトが歪む可能性もある。画像形成装置がスリープ状態または電源オフの場合、定着ベルトは、回転せず、また、加熱もされない。そのため、定着ベルトは、ニップ位置またはその近傍で、歪んだ状態で固まってしまう。すなわち、定着ベルトのクリープが発生する。クリープが発生すると、次回以降の定着処理において、画像不良が発生する可能性がある。そのため、定着ベルトのクリープを解消するための技術が必要とされている。
【0004】
定着ベルトのクリープを解消するための技術に関し、例えば、特開2013-164451号公報(特許文献1)は、「制御手段たる制御部は、加圧部材としての加圧ローラーが回転中であって、定着部材としての定着ベルトと加圧ローラーとの間の加圧力が、定着ベルトが加圧ローラーとともに回転する加圧力以上であるときに出力する信号(Low信号)を位置検知センサーが出力しているとき、加熱源としてのハロゲンヒーターへ所定以上の電力を通電して、定着ベルトを加熱する」定着部および画像形成装を開示している([要約]参照)。
【0005】
また、定着ベルトのクリープを解消するための技術に関する他の技術が、例えば、特開2011-123235号公報(特許文献2)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-164451号公報
特開2011-123235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示された技術によると、ハードウェアの変更が必要になる。また、特許文献1に開示された技術によると、画像形成装置の電源オフ時に発生するクリープについては考慮されていない。さらに、特許文献2に開示された技術によると、ウォーミングアップ時間が長くなることにより、ユーザーの利便性が損なわれる可能性がある。したがって、定着ベルトのクリープを解消しつつ、ウォーミングアップ動作時間を可能な限り短縮する技術が必要とされている。
【0008】
本開示は、上記のような背景に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、定着ベルトのクリープを解消しつつ、ウォーミングアップ動作時間を可能な限り短縮する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ある実施の形態に従うと、画像形成装置が提供される。画像形成装置は、媒体にトナーを定着させるための定着部と、定着部を制御する制御部とを備える。定着部は、加圧ローラーと、定着ベルトとを含む。定着ベルトは、加圧ローラーと共に、媒体をニップし、媒体のニップ位置において、媒体を加熱可能に構成される。制御部は、定着部の稼働履歴から、ニップ位置またはその近傍の定着ベルトの温度を推定し、ニップ位置またはその近傍の定着ベルトの温度に基づいて、定着ベルトを加熱するためのウォーミングアップ動作の1つ以上のパラメーターを決定する。
【0010】
ある局面において、1つ以上のパラメーターは、定着ベルトの目標温度、定着ベルトの回転距離、定着ベルトの回転速度、および、定着ベルトの回転時間の1つ以上を含む。1つ以上のパラメーターを決定することは、1つ以上のパラメーターの一部または全てを決定することを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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