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公開番号
2025102228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219553
出願日
2023-12-26
発明の名称
作業機械
出願人
住友建機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E02F
9/00 20060101AFI20250701BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】上部旋回体の内部の温度を、適切にかつ効率的に調整することができる作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械であるショベル100は、本体部(下部走行体1、上部旋回体3)と、本体部に動作可能に設けられる作動部Aと、上部旋回体3の内部に設けられ、作動部Aを動作させる動力部DDと、を備える。本体部は、蓄電装置19と、蓄電装置19に対して冷媒を循環させ、かつエアとの熱交換により冷媒を冷却する熱交換部60と、熱交換部60にエアを流通させるファン63と、を内部に含む。本体部は、熱交換部60を通過したエアを動力部DDに流通可能とする状態と、熱交換部60を通過したエアを動力部DDに流通不能とする状態と、に切り替え可能な切替部90を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と、
前記本体部に動作可能に設けられる作動部と、
前記本体部の内部に設けられ、前記作動部を動作させる動力部と、を含む作業機械であって、
前記本体部は、
蓄電装置と、
前記蓄電装置に対して冷媒を循環させ、かつエアとの熱交換により前記冷媒を冷却する熱交換部と、
前記熱交換部に前記エアを流通させるファンと、を内部に有し、
かつ前記熱交換部を通過した前記エアを前記動力部に流通可能とする状態と、前記熱交換部を通過した前記エアを前記動力部に流通不能とする状態と、に切り替え可能な切替部を備える、
作業機械。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記本体部は、前記熱交換部および前記ファンを設置した第1空間と、前記動力部を設置した第2空間と、を区画する隔壁を備え、
前記切替部は、前記隔壁に設けられるシャッタを含み、
前記シャッタは、前記第1空間と前記第2空間との間で前記エアの流通を許容する開放状態と、前記第1空間と前記第2空間との間で前記エアの流通を遮断する閉塞状態と、に切り替わる、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記動力部は、
作動油を貯留する作動油タンクと、
前記作動油の流通を切り替えるコントロールバルブと、を含み、
前記作動油の温度および/または前記蓄電装置の温度に基づき、前記シャッタの開放状態および閉塞状態の切り替えを制御するコントローラを備える、
請求項2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記蓄電装置の温度が蓄電装置用温度閾値以上、かつ前記作動油の温度が作動油用閾値未満の場合に、前記シャッタを開放状態とし、
前記蓄電装置の温度が前記蓄電装置用温度閾値未満、または前記作動油の温度が前記作動油用温度閾値以上のいずれかの場合に、前記シャッタを閉塞状態とする、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記動力部の温度を昇温させる暖機運転において前記シャッタを開放状態とし、前記暖機運転の後に前記作動部を動作させる通常運転において前記シャッタを閉塞状態とする、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項6】
前記コントローラは、前記シャッタを閉塞状態として前記蓄電装置の充電を開始し、かつ充電中に前記蓄電装置の充電状態を監視して当該蓄電装置の充電完了よりも前に前記シャッタを開放状態とする、
請求項3に記載の作業機械。
【請求項7】
前記本体部は、前記シャッタにより前記第1空間と前記第2空間との間の前記エアの流通を遮断した場合に、前記第1空間の上方および/または下方に前記エアを流出させる連通口を有する、
請求項2乃至5のいずれか1項に記載の作業機械。
【請求項8】
前記切替部は、前記本体部の前記第2空間を囲う側壁に設置され、当該第2空間と外部との間を開閉する側部シャッタを含み、
前記側部シャッタは、前記シャッタの開放状態に伴い開放され、前記シャッタの閉塞状態に伴い閉塞される、
請求項2乃至5のいずれか1項に記載の作業機械。
【請求項9】
前記本体部は、前記動力部と前記蓄電装置とを同じ空間に配置している、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項10】
前記本体部は、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に設けられる上部旋回体と、を有し、
前記作動部は、前記上部旋回体に設けられるアタッチメントであるブーム、アームおよびバケットを含む、
請求項1に記載の作業機械。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下部走行体、上部旋回体、油圧アクチュエータ、エンジン、メインポンプ、ポンプ用電動機、蓄電装置等を備えた作業機械(ショベル)が開示されている。また、ショベルは、油圧アクチュエータの動作時に、エンジンに対向する位置に設置したファンを回転させることで、蓄電装置を冷却しているラジエータの放熱と、送風によるエンジンの冷却とを行っている。
【0003】
この種のショベルは、上部旋回体の一方の側面からラジエータを通過して他方の側面に至るエアの流通経路を形成している。また、ショベルの上部旋回体は、エアの流通経路におけるラジエータよりも下流側に、油圧機器、電動機器、蓄電装置等を設置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-157912号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ショベルは、エンジンに代えて電動モータを適用した電動型に構成されるものもある。電動型のショベルは、大型の蓄電装置を上部旋回体の内部に備えることになり、また蓄電装置の温度を調整するために、エンジンの場合と同様にラジエータ等の熱交換部を設置する必要がある。
【0006】
この場合、上部旋回体3内では、ラジエータにおいて昇温したエアが蓄電装置側に向かって流れる形態となり、蓄電装置の周辺の雰囲気温度が上昇し易くなる。このように昇温したエアが蓄電装置側に流れると、ショベルは、蓄電装置の温度を目標温度に合わせようとしても、温度の調整が困難になる。
【0007】
また、ショベルは、周辺環境の温度が低い場合等において、上部旋回体の油圧駆動系を暖機運転する必要があり、この暖機運転の効率化が求められている。
【0008】
本開示は、上部旋回体の内部の温度を適切にかつ効率的に調整することができる作業機械を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様によれば、本体部と、前記本体部に動作可能に設けられる作動部と、前記本体部の内部に設けられ、前記作動部を動作させる動力部と、を含む作業機械であって、前記本体部は、蓄電装置と、前記蓄電装置に対して冷媒を循環させ、かつエアとの熱交換により前記冷媒を冷却する熱交換部と、前記熱交換部に前記エアを流通させるファンと、を内部に有し、かつ前記熱交換部を通過した前記エアを前記動力部に流通可能とする状態と、前記熱交換部を通過した前記エアを前記動力部に流通不能とする状態と、に切り替え可能な切替部を備える、作業機械が提供される。
【発明の効果】
【0010】
一態様によれば、作業機械は、上部旋回体の内部の温度を適切にかつ効率的に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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