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公開番号2025100037
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217119
出願日2023-12-22
発明の名称道路機械
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E01C 19/48 20060101AFI20250626BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】舗装材の敷設可能範囲を拡大可能な道路機械を提供する。
【解決手段】道路機械であるアスファルトフィニッシャ100は、トラクタ1と、ホッパ2と、コンベアCVと、スクリュSCと、スクリード3と、モールドボード42と、サイドプレート41とを備える。ホッパ2は、トラクタ1の前方に設置されて舗装材PVを受け入れる。コンベアCVは、ホッパ2内の舗装材PVをトラクタ1の後方へ給送する。スクリュSCは、コンベアCVにより給送された舗装材PVをトラクタ1の後方で敷き拡げる。スクリード3は、車幅方向に伸縮可能であり、スクリュSCにより敷き拡げられた舗装材PVをスクリュSCの後方で敷き均す。モールドボード42は、スクリード3の前部に取り付けられて前方に滞留する舗装材PVの量を調整する。サイドプレート41は、スクリード3の遠位端に取り付けられて前端がモールドボード42の側方に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トラクタと、
前記トラクタの前方に設置されて舗装材を受け入れるホッパと、
前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後方へ給送するコンベアと、
前記コンベアにより給送された前記舗装材を前記トラクタの後方で敷き拡げるスクリュと、
前記スクリュにより敷き拡げられた前記舗装材を前記スクリュの後方で敷き均す車幅方向に伸縮可能なスクリードと、
前記スクリードの前部に取り付けられて前方に滞留する前記舗装材の量を調整するモールドボードと、
前記スクリードの遠位端に取り付けられて前端が前記モールドボードの側方に位置するサイドプレートと、を備える
道路機械。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記コンベア、前記スクリュ、及び前記モールドボードの少なくとも一つを制御して、前記モールドボードの前方に滞留する前記舗装材の前記車幅方向の外縁と前記モールドボードの遠位端を合わせる制御装置をさらに備える、
請求項1に記載の道路機械。
【請求項3】
前記舗装材の前記外縁の位置を検出する舗装材検出装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記モールドボードの前記遠位端の位置と、前記舗装材検出装置によって検出された前記舗装材の前記外縁の位置とに基づいて、前記モールドボードの前方へ給送される前記舗装材の供給量と、前記モールドボードの下方を通過する前記舗装材の通過量の少なくとも一方を制御する、
請求項2に記載の道路機械。
【請求項4】
前記舗装材検出装置は、前記モールドボードの前方に滞留する前記舗装材の高さを検出する、
請求項3に記載の道路機械。
【請求項5】
前記制御装置は、前記コンベア、前記スクリュ、及び前記モールドボードの制御量と、前記舗装材検出装置の検出結果と、前記舗装材の前記外縁の位置との関係を学習する機械学習部を有し、
学習済みの前記機械学習部は、前記舗装材検出装置の検出結果を入力することで前記舗装材の前記外縁の位置を前記モールドボードの前記遠位端の位置に合わせるための前記制御量を出力する、
請求項3又は請求項4に記載の道路機械。
【請求項6】
前記制御装置は、前記スクリュの遠位端と前記モールドボードの前記遠位端とを所定の間隔に制御する、請求項3に記載の道路機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、道路機械に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、敷設方向に移動しながら被舗装面にアスファルト混合物を敷き均し、スクリードでアスファルト混合物を締め固めるアスファルトフィニッシャが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載されたアスファルトフィニッシャのスクリードは、スクリード本体の左右両側にそれぞれ左ワイドナと右ワイドナを備えており、油圧シリンダのピストンロッドを伸縮させてワイドナ外端部の左右位置を調整できる。
【0004】
上記ワイドナ外端部を構成する左右のサイドプレートは、スクリードの前方に抱え込まれたアスファルト混合物が左右のワイドナ外端部の外側へ拡がるのを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-044056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来のアスファルトフィニッシャは、ワイドナ外端部を構成する左右のサイドプレートの前端部が左右のワイドナの前端から前方へ延伸している。そのため、例えば、道路のカーブなど、施工範囲の屈曲部においてサイドプレートの前端部が障害となって施工範囲にアスファルト混合物を敷き均せない範囲が生じる。
【0007】
本開示は、舗装材の敷設可能範囲を拡大可能な道路機械を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一つの態様は、トラクタと、前記トラクタの前方に設置されて舗装材を受け入れるホッパと、前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後方へ給送するコンベアと、前記コンベアにより給送された前記舗装材を前記トラクタの後方で敷き拡げるスクリュと、前記スクリュにより敷き拡げられた前記舗装材を前記スクリュの後方で敷き均す車幅方向に伸縮可能なスクリードと、前記スクリードの前部に取り付けられて前方に滞留する前記舗装材の量を調整するモールドボードと、前記スクリードの遠位端に取り付けられて前端が前記モールドボードの側方に位置するサイドプレートと、を備える道路機械を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の上記態様によれば、例えば、施工範囲の屈曲部などにおいてスクリードの遠位端に取り付けられたサイドプレートが施工の障害となることを抑制し、舗装材の敷設可能範囲を拡大可能な道路機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
アスファルトフィニッシャの側面図である。
アスファルトフィニッシャの上面図である。
アスファルトフィニッシャのサイドプレート前端の拡大図である。
アスファルトフィニッシャの制御系の構成例を示す図である。
図4に示す機械学習部の学習済みモデルの一例を説明する図である。
図4に示す舗装材滞留量制御部の動作を説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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