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公開番号
2025097421
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213613
出願日
2023-12-19
発明の名称
継手部構造
出願人
株式会社富田製作所
代理人
個人
主分類
E02D
5/24 20060101AFI20250624BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】施工現場での作業性を高めるべく接続用の部品の点数を低減しつつ、継手部材をより容易にかつ確実に接続することを可能にする継手部構造を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る継手部構造10は、第1継手部材16及び第2継手部材18と、雌ねじ部材28と、接続部材であるピン部材32とを備える。第1継手部材16に形成された第1貫通孔22及び第2継手部材18に形成された第2貫通孔24は、第1継手部材16及び第2継手部材18が所定位置に位置するとき、重ね合わせ方向に連続して嵌込孔26を形成する。雌ねじ部材28は、雌ねじ孔30を有する。ピン部材32は、第1貫通孔22及び第2貫通孔24に亘って嵌込孔26に嵌め込まれる嵌込部34及びその嵌込部34に連続して雌ねじ孔30に螺合するように構成された雄ねじ部36を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに相対移動可能でかつ所定位置で重ね合わされる第1継手部材及び第2継手部材であって、前記第1継手部材に形成された第1貫通孔及び前記第2継手部材に形成された第2貫通孔は、前記第1継手部材及び前記第2継手部材が前記所定位置に位置するとき、重ね合わせ方向に連続して嵌込孔を形成する、第1継手部材及び第2継手部材と、
前記第2継手部材における前記第1継手部材との反対側に設けられる雌ねじ部材であって、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔の内径よりも小さな内径の雌ねじ孔を有する、雌ねじ部材と、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に亘って前記嵌込孔に嵌め込まれる嵌込部及び該嵌込部に連続する雄ねじ部を有する接続部材であって、前記雄ねじ部は前記雌ねじ孔に螺合可能であるように構成されている、接続部材と
を備える、
継手部構造。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記接続部材の前記嵌込部は、前記嵌込部側から前記雄ねじ部側に向けて進むにつれて前記接続部材の軸線に近づくテーパー形状側面を有している、
請求項1に記載の継手部構造。
【請求項3】
前記第1継手部材及び前記第2継手部材が前記所定位置に位置し、かつ、前記接続部材が前記雌ねじ部材に螺合させられているとき、前記接続部材の前記嵌込部の端面は、前記第1継手部材の外面に略一致する、
請求項1に記載の継手部構造。
【請求項4】
前記雌ねじ部材は、前記第2継手部材に溶接接合されている、
請求項1に記載の継手部構造。
【請求項5】
前記第1継手部材及び前記第2継手部材が前記所定位置に位置し、かつ、前記接続部材が前記雌ねじ部材に螺合させられているとき、前記接続部材の前記嵌込部と前記雄ねじ部との段差部が、前記雌ねじ部材に当接する、
請求項1に記載の継手部構造。
【請求項6】
前記接続部材は、前記嵌込部の端面に工具係合用凹部を備え、
前記工具係合用凹部は、前記接続部材の軸線からずれて形成されている、
請求項1に記載の継手部構造。
【請求項7】
前記第1継手部材は筒状であり、前記第2継手部材は筒状であり、
前記第1継手部材及び前記第2継手部材が前記所定位置に位置するとき、前記第1継手部材の内側に前記第2継手部材が嵌め込まれる、
請求項1から6のいずれか一項に記載の継手部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば、鋼管杭、鋼管矢板、パイプルーフ工法用鋼管、建築物用柱材、水道管路等に用いられる部材相互間を連結するための継手部構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、長尺の鋼管杭や鋼管矢板等の施工においては、運搬や製作上の都合から定尺の鋼管材を施工現場に搬入し、施工現場にて各鋼管材を溶接により連結することで所望の長さにしていた。
【0003】
しかし、このような溶接による連結作業には、熟練した技術を必要とし、また、気候条件等の作業条件の確保や溶接部の品質管理等に関して厳格な施工管理を必要とするものであった。更に、このような溶接作業に費やされる時間が施工時間に占める割合は大きく、工期の長期化の原因となっていた。
【0004】
例えば、特許文献1は、各鋼管材を施工現場において短期且つ容易に連結できることに向けられた継手部構造を開示する。特許文献1の継手部構造は、互いに連結される一方の鋼管材の端部に固定された筒状の外側継手部材内に他方の鋼管材の端部に固定された筒状の内側継手部材を嵌め込み、かつ、外側継手部材の内周面と内側継手部材の外周面との間に円弧状のキー部材を跨らせて係合させて管軸方向の引張強度を確保するとともに、両継手部材に貫通させたピン部材により回転不能に両継手部材を連結する構成を有する。
【0005】
一方、この特許文献1の継手部構造は、キー部材を含めた継手部材の製造に高い精度と厳重な品質管理が必要とされるという課題があった。この課題解決に向けられた継手部構造を、特許文献2は開示する。特許文献2が開示する一実施形態に係る継手部構造では、管部材の継手部材とそれに接続される別の管部材の継手部材が嵌め合わされたときにそこに形成されるキー部材収容路にキー体を嵌め込み、その継手部材の挿通孔に移動抑止用ピン部材を挿入し、その先端がその内側の補強部材の嵌合孔に嵌め込まれるまで貫入させ、更に固定用ボルトをピン部材のボルト挿通孔に通し、その先端を補強部材の更に内側の固定用板材に螺合させる、ことが行われる。特許文献2のこの継手部構造は、継手部の初期すべりを防ぐ又は抑制しつつ、機械的に鋼管を好適に接続することを可能にする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-319874号公報
特許第5999547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年、橋梁、洋上風力発電設備などは更に大型化の傾向があり、また、施工現場は、その作業環境がより一層過酷になる傾向がある。よって、施工現場での鋼管材などの連結作業の作業性を高めることに強い要求がある。
【0008】
本開示は、施工現場での作業性を高めるべく接続用の部品の点数を低減しつつ、継手部材をより容易にかつ確実に接続することを可能にする継手部構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る一態様は、
互いに相対移動可能でかつ所定位置で重ね合わされる第1継手部材及び第2継手部材であって、前記第1継手部材に形成された第1貫通孔及び前記第2継手部材に形成された第2貫通孔は、前記第1継手部材及び前記第2継手部材が前記所定位置に位置するとき、重ね合わせ方向に連続して嵌込孔を形成する、第1継手部材及び第2継手部材と、
前記第2継手部材における前記第1継手部材との反対側に設けられる雌ねじ部材であって、前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔の内径よりも小さな内径の雌ねじ孔を有する、雌ねじ部材と、
前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔に亘って前記嵌込孔に嵌め込まれる嵌込部及び該嵌込部に連続する雄ねじ部を有する接続部材であって、前記雄ねじ部は前記雌ねじ孔に螺合可能であるように構成されている、接続部材と
を備える、
継手部構造
を提供する。
【0010】
上記構成によれば、第1継手部材及び第2継手部材を所定位置に位置付け、それらの第1及び第2貫通孔に基づく嵌込孔を形成し、その嵌込孔に接続部材を第1継手部材側から嵌め込み、その接続部材の雄ねじ部を雌ねじ部材の雌ねじ孔に螺合させることで、第1継手部材及び第2継手部材を容易に連結することができる。このようにより少ない部品のみを用いる接続であるが、接続部材の嵌込部が第1貫通孔及び前記第2貫通孔に亘って嵌め込まれるので、接続部材により第1継手部材及び第2継手部材のずれ、例えば初期すべりを確実に防ぐことができ、より確実に第1継手部材及び第2継手部材を接続することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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