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公開番号
2025104493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222332
出願日
2023-12-28
発明の名称
コーティング部品及びコーティング方法
出願人
日産自動車株式会社
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
B05D
1/18 20060101AFI20250703BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】治具等を用いずに液溜まり等の余剰液を効率的に回収・除去して成形品の膜厚のばらつきを低減させること。
【解決手段】コーティング部品100は、部品本体10にコーティング液がコーティングされる部品であって、一部が部品本体10に接続され、コーティング液の余剰液を吸引して硬化した後に除去される余剰液回収部20を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
部品本体にコーティング液がコーティングされるコーティング部品であって、
前記部品本体に一部が接続して形成され、前記コーティング液の余剰液を吸引して硬化した後に除去される余剰液回収部を有する、コーティング部品。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記余剰液回収部は、
一端が前記部品本体に接続される複数の棒状体を、毛細管現象により前記余剰液が移動可能な間隔で配置してなる接続部と、
前記接続部の他端を通じて前記余剰液を回収する回収部と、を有する、請求項1に記載のコーティング部品。
【請求項3】
前記接続部の前記棒状体の間隔は、部品本体側から前記回収部に向かって漸次狭くなる、請求項2に記載のコーティング部品。
【請求項4】
前記部品本体は、ブラケットを有し、
前記余剰液回収部は、前記部品本体の前記ブラケット以外の箇所に形成される、請求項1に記載のコーティング部品。
【請求項5】
前記接続部の前記棒状体は、直径1mm以下である、請求項2に記載のコーティング部品。
【請求項6】
前記接続部の前記棒状体の間隔は、1mm以下である、請求項2に記載のコーティング部品。
【請求項7】
前記接続部は、全長が5mm以上20mm以下である、請求項2に記載のコーティング部品。
【請求項8】
前記回収部は、前記コーティング液に対する前記部品本体の引き上げ方向の長さが5mm以上20mm以下である、請求項2に記載のコーティング部品。
【請求項9】
請求項1~8の何れか1項に記載のコーティング部品の前記部品本体を前記コーティング液に浸漬してコーティングするコーティング方法であって、
前記コーティング液を貯留する液槽から前記余剰液回収部の引き上げ速度は、前記液槽200からの前記部品本体の引き上げ速度の0.01倍以上0.5倍以下の速度である、コーティング方法。
【請求項10】
前記余剰液回収部を前記液槽から引き上げた状態での静止時間は、1分以上30分以下である、請求項9に記載のコーティング方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーティング部品及びコーティング方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ディップコート法によって皮膜を形成する方法において、被コーティング基材上に生じるコーティング液の液溜まりを除去し、皮膜の表面平滑性を劣化させることなく均等な厚さを有する皮膜を高い歩留りで形成する皮膜形成方法について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-30225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法において、ディップコート法により液抜け後に生じる液溜まりは、コーティング液を貯留するコーティング液槽中に固定設置されるコーティング液誘引部材を用いて余剰コーティング液(液溜まり等)を誘引している。そのため、特許文献1の方法は、基材形状が単純であれば、コーティング液誘引部材のような治具で余剰液の吸引が可能であると考えられる。
【0005】
しかし、自動車等の車両の構造部品や内装部品は、部品毎に形状が異なり、突起等のある複雑な形状を呈する場合が多い。そのため、液溜まりの形成箇所は、部品毎に異なる箇所に複数形成され、部品形状によっては部品の奥まった位置に形成される。したがって、特許文献1のような治具を用いた回収方法では、各部品に対応した治具を部品毎に用意しなければならず、また液溜まりの形成位置によっては治具で余剰液を回収しきれない可能性もあり、生産効率が悪い。
【0006】
本発明の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、具体的には、治具等を用いず簡便に液溜まり等の余剰液を効率的に回収・除去して成形品の膜厚のばらつきを低減させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
部品本体にコーティング液がコーティングされるコーティング部品であって、前記部品本体に一部が接続して形成され、前記コーティング液の余剰液を吸引して硬化した後に除去される余剰液回収部を有する、コーティング部品。
【0008】
前記コーティング部品の前記部品本体をコーティング液に浸漬してコーティングするコーティング方法であって、前記コーティング液を貯留する液槽から前記余剰液回収部の引き上げ速度は、前記液槽からの前記部品本体の引き上げ速度の0.01倍以上0.5倍以下の速度である、コーティング方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明の少なくとも一実施形態によれば、治具等を用いず簡便に液溜まり等の余剰液を効率的に回収・除去して成形品の膜厚のばらつきを低減させることことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るコーティング部品の概略構成図である。
本実施形態に係るコーティング部品の余剰液回収部周辺の部分拡大図である。
本実施形態に係るコーティング部品において余剰液の移動メカニズムを示す図である。
本実施形態に係るコーティング部品の接続部の変形例を示す図である。
本実施形態に係るコーティング方法の手順を示すフローチャートである。
本実施形態に係るコーティング方法の浸漬工程の状態を示す図である。
本実施形態に係るコーティング方法の第1引き上げ工程の状態を示す図である。
本実施形態に係るコーティング方法の静止工程の状態を示す図である。
本実施形態に係るコーティング方法の第2引き上げ工程の状態を示す図である。
本実施形態に係るコーティング方法の硬化工程の状態を示す図である。
本実施形態に係るコーティング方法の除去工程の状態を示す図である。
(a)実施例1~実施例5のサンプル形状の概要を示す図、(b)比較例1のサンプル形状の概要を示す図である。
実施例の各サンプルの仕様及び試験結果を示す表である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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