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公開番号2025098470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214613
出願日2023-12-20
発明の名称車載装置
出願人日産自動車株式会社,ルノー エス.ア.エス.,RENAULT S.A.S.
代理人個人,個人
主分類G06F 3/01 20060101AFI20250625BHJP(計算;計数)
要約【課題】操作対象物を音声操作する従来の車載装置では、操作対象物を推定するのが困難になることがあった。
【解決手段】音声認識装置1と、視線認識装置2と、これらの装置1,2からの信号に基づいて車両における複数の操作対象物を制御するためのコントローラ4とを備え、視線認識装置2が、少なくとも運転席側領域Aと助手席側領域Bに対する夫々の視線方向を認識する機能を有し、コントローラ4が、操作対象物を特定する対象物特定部8と、コマンドを生成するコマンド生成部9と、特定した操作対象物にコマンドを送信する送信部10を備えた構成とし、運転中の乗員の視線が常に動くことを踏まえたうえで、短時間の視線移動と簡易な音声で操作対象物を精度良く作動させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗員の音声操作を受け付ける車載装置であって、
前記乗員の音声を認識する音声認識装置と、
前記乗員の視線方向を認識する視線認識装置と、
前記音声認識装置及び前記視線認識装置からの信号に基づいて前記車両における複数の操作対象物を制御するためのコントローラとを備え、
前記視線認識装置が、少なくとも運転席側領域と助手席側領域に対する夫々の視線方向を認識する機能を有し、
前記コントローラが、
前記音声認識装置が認識した音声から前記操作対象物を特定する対象物特定部と、
前記音声認識装置が認識した音声からコマンドを生成するコマンド生成部と、
前記視線認識装置が認識した視線方向に応じて、特定した前記操作対象物に前記コマンドを送信する送信部とを備えたことを特徴とする車載装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記コントローラが、前記視線認識装置による視線方向を認識した後に、前記音声認識装置による音声を認識することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記音声認識装置が、前記操作対象物の名称と動作とを組み合わせた音声を認識することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
【請求項4】
前記コントローラが、前記乗員の音声が発せられた時点又はそれ以前から前記視線認識装置による視線方向を認識していることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
【請求項5】
前記視線認識装置が、前記運転席側領域及び前記助手席側領域に加えて、車内上側領域と、車内後側領域に対する夫々の視線方向の認識が可能であることを特徴とする請求項1に記載の車載装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載された各種の操作対象物を乗員の音声及び視線の認識により作動させるのに用いる車載装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来において、上記車載装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものがある。特許文献1には、乗員の音声を認識する音声認識手段と、乗員の視線方向を認識する視線方向認識手段と、音声認識手段が認識した音声からコマンドを検出するコマンド検出手段と、視線方向認識手段が認識した視線方向に応じて、コマンドを処理するコマンド処理手段とを備えた車載装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-106997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の車載装置にあっては、運転中の乗員の視線が常に動くことから、どの操作対象物を音声操作しようとしているのが推定するのが困難になることがあった。なお、操作対象物を一定の時間見続けるようにすれば、視線を用いた音声操作が可能になるが、1箇所に注目するのは運転中の動作として好ましくない。
【0005】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたものであって、運転中の乗員の視線が常に動くことを踏まえたうえで、短時間の視線移動と簡易な音声で操作対象物を精度良く作動させることができる車載装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係わる車載装置は、車両の乗員の音声操作を受け付ける車載装置であって、乗員の音声を認識する音声認識装置と、乗員の視線方向を認識する視線認識装置と、音声認識装置及び視線認識装置からの信号に基づいて車両における複数の操作対象物を制御するためのコントローラとを備えている。視線認識装置は、少なくとも運転席側領域と助手席側領域に対する夫々の視線方向を認識する機能を有している。そして、上記の車載装置は、コントローラが、音声認識装置が認識した音声から操作対象物を特定する対象物特定部と、音声認識装置が認識した音声からコマンドを生成するコマンド生成部と、視線認識装置が認識した視線方向に応じて、特定した操作対象物にコマンドを送信する送信部とを備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係わる車載装置は、上記構成を採用したことにより、運転中の乗員の視線が常に動くことを踏まえたうえで、短時間の視線移動と簡易な音声で操作対象物を精度良く作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係わる車載装置の第1実施形態を説明するブロック図である。
車載装置の視野認識装置に設定した各領域を示す説明図(A)、視野データ及び音声データの時系列を示す説明図(B)、窓開放時の状態を示す説明図(C)である。
主制御装置の処理工程を示すフローチャートである。
後方ドア開放時の状態を示す説明図(A)、フロントワイパー作動時の状態を示す説明図(B)、及びリア作動時の状態を示す説明図(C)である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
車載装置は、車両の乗員の音声操作を受け付けるものであって、図1に示すように、概略として、乗員の音声を認識する音声認識装置1と、乗員の視線方向を認識する視線認識装置2と、主制御装置3を備えると共に、主制御装置3が、音声認識装置1及び視線認識装置2からの信号に基づいて車両における複数の操作対象物を制御するためのコントローラ4を備えている。
【0010】
主制御装置3は、音声認識装置1からの信号を入力する音声データ受付部5と、視線認識装置2からの信号を入力する視線データ受付部6と、各種データの記憶部7を備えている。コントローラ4は、音声認識装置1が認識した音声から操作対象物を特定する対象物特定部8と、音声認識装置1が認識した音声からコマンドを生成するコマンド生成部9と、視線認識装置2が認識した視線方向に応じて、対象物特定部8が特定した操作対象物に、コマンド生成部9が生成したコマンドを送信する送信部10とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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