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公開番号
2025109308
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003099
出願日
2024-01-12
発明の名称
位置補正部材
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
55/18 20060101AFI20250717BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】シザーズギヤの歩留まりを改善する。
【解決手段】位置補正部材1は、シザーズギヤ2を相手側ギヤに組み付けることができるように、シザーズギヤ周方向(回転方向)のメインギヤ歯5とサブギヤ歯の相対的な位置関係を補正する位置補正量に応じて複数種類用意されている。位置補正部材1は、シザーズギヤ2の外周面に取り付けられ、シザーズギヤ軸方向視でメインギヤ歯5の内側にサブギヤ歯6が収まるようメインギヤ3とサブギヤ4の相対的な位置関係を補正する。山部22は、シザーズギヤ2の軸方向に沿ってメインギヤ歯5とサブギヤ歯6に連続して接触可能なものであって、シザーズギヤ2の歯面8と対向する側面23のうちシザーズギヤから荷重を受ける側の側面23aに、対応する位置補正量に応じた高さの段差24が形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
メインギヤの外周に形成されたメインギヤ歯とサブギヤの外周に形成されたサブギヤ歯により相手側ギヤの歯を挟み込むシザーズギヤに取り付けられる位置補正部材であって、
上記メインギヤ歯と上記サブギヤ歯とがシザーズギヤ周方向で重なり合うように両者の相対的な位置関係を補正し、上記メインギヤ歯と上記サブギヤ歯の相対的な位置関係を補正する際の位置補正量に応じて複数種類用意されていることを特徴とする位置補正部材。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
上記位置補正部材は、上記シザーズギヤの歯溝に挿入される山部を有するものであって、
上記山部は、上記シザーズギヤの歯面と対向する側面に、対応する上記位置補正量に応じた段差が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の位置補正部材。
【請求項3】
上記山部は、上記メインギヤ歯に対向する第1部分と、上記サブギヤ歯に対向する第2部分と、を有し、
上記第1部分のシザーズギヤ周方向に沿った厚さが上記第2部分のシザーズギヤ周方向に沿った厚さよりも薄くなるよう形成され、
上記第2部分のシザーズギヤ周方向に沿った厚さが対応する上記位置補正量に応じた厚さに形成され、
上記段差が上記第1部分と上記第2部分の境界に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の位置補正部材。
【請求項4】
上記段差は、対応する上記位置補正量が大きいほど大きくなることを特徴とする請求項2に記載の位置補正部材。
【請求項5】
上記段差は、上記シザーズギヤから荷重を受ける側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の位置補正部材。
【請求項6】
上記複数種類とは、上記位置補正量が最大の値となる場合、上記位置補正量が最小の値となる場合、及び上記位置補正量が最大と最小の中間の値となる場合、の3種類であることを特徴とする請求項1に記載の位置補正部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シザーズギヤに取り付けられてシザーズギヤのメインギヤの歯とサブギヤの歯とがのシザーズギヤ周方向で重なり合うように両者の位置関係を補正する位置補正部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、相手側ギヤと噛み合う第1ギヤ(メインギヤ)と、相手側ギヤと噛み合うとともに、第1ギヤに対して軸方向に並列して相対回転可能な第2ギヤ(サブギヤ)と、を有し、相手側ギヤとの間における歯打ち音及び噛み合い音の発生を抑制するシザーズギヤが開示されている。
【0003】
シザーズギヤは、相手側ギヤと噛み合わせる際に、バックラッシュがないと相手側ギヤに組み付けることができない。
【0004】
そこで、第1ギヤの歯と第2ギヤの歯とがシザーズギヤ周方向(回転方向)で重なり合うように両者の相対的な位置関係を補正できる部材(位置補正部材)が用意できれば、シザーズギヤを相手側ギヤに組み付けることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6913616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、第1ギヤ及び第2ギヤは、それぞれの歯に寸法公差を有している。第1ギヤの歯及び第2ギヤの歯の寸法公差は、それぞれ歯の大きさを小さくする側に振れることもあれば、それぞれ歯の大きさを大きくする側に振れることがある。つまり、シザーズギヤの各部の寸法が寸法公差内であっても、第1ギヤの歯と第2ギヤの歯がシザーズギヤ周方向(回転方向)で重なり合うように両者の相対的な位置関係を補正する際の位置補正量にはばらつきがある。
【0007】
そのため、用意された位置補正部材の規格では、シザーズギヤの各部の寸法が寸法公差内であっても、(場合によってはシザーズギヤに取り付けることができず、)第1ギヤの歯と第2ギヤの歯がシザーズギヤ周方向(回転方向)で重なり合うように両者の相対的な位置関係を補正することができず、シザーズギヤの歩留まりが悪くなる虞がある。
【0008】
つまり、シザーズギヤの第1ギヤの歯と第2ギヤの歯がシザーズギヤ周方向(回転方向)で重なり合うように両者の相対的な位置関係を補正するにあたっては、更になる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の位置補正部材は、シザーズギヤに取り付けられ、上記シザーズギヤのメインギヤ歯とサブギヤ歯とがシザーズギヤ周方向で重なり合うように両者の相対的な位置関係を補正するものであって、上記メインギヤ歯と上記サブギヤ歯の相対的な位置関係を補正する際の位置補正量に応じて複数種類用意されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数種類用意された位置補正部材を使い分けることで、メインギヤ及びサブギヤの各部の寸法が寸法公差内であれば、シザーズギヤに位置補正部材を取り付けることが可能となり、相手ギヤへの組み付けが可能となるようにシザーズギヤ周方向でメインギヤ歯とサブギヤ歯の相対的な位置関係を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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