TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025110073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003789
出願日2024-01-15
発明の名称回転電機
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 9/19 20060101AFI20250718BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータコア内に冷媒流路を備えた、高出力なポンプが不要な回転電機を提供する。
【解決手段】本発明の回転電機は、ロータとステータとを備え、上記ステータが、ステータコアと該ステータコアのスロットに配置された界磁コイルと、冷媒流路とを有する。
そして、上記冷媒流路は、少なくとも一部に上記ロータの軸と平行な部分を有し、その平行部の内部に回転ベーンを備え、上記回転ベーンは、少なくとも一部が磁性体で形成されていることとしたため、低出力なポンプであっても冷媒を循環できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ロータとステータとを備え、
上記ステータが、ステータコアと該ステータコアのスロットに配置された界磁コイルと、冷媒流路とを有する回転電機であって、
上記冷媒流路は、少なくとも一部に上記ロータの軸と平行な部分を有し、その平行部の内部に回転ベーンを備え、
上記回転ベーンは、少なくとも一部が磁性体で形成されていることを特徴とする回転電機。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
上記回転ベーンは、その羽根の径方向先端が上記平行部の内周面に当接しており、
上記平行部の内周面及び/又は上記羽根の当接部に固体潤滑剤層を有することを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
上記回転ベーンは、羽根が樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
上記冷媒流路の平行部が、上記ステータコアに形成された貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
【請求項5】
上記界磁コイルが中空管のコイル線で形成され、
上記冷媒流路が、上記コイル線内に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に係り、更に詳細には、ステータコア内に冷媒流路を備える回転電機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機は導電材と磁性材とを用いているため発熱が不可避であり、出力トルクを向上させるには効率よく冷却することが不可欠である。特に電気自動車(EV)の回転電機は、車両の限られたスペース有効に活用するため、小型かつ高性能であることが要望される。
【0003】
特許文献1には、ステータコアを貫通し、ハウジングに締結する中空ボルトの内部に冷媒を流すことでステータを効率よく冷却できる旨が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5573330号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、冷媒は鉄心に比して透磁率が低く、ステータコア内の冷媒流路は、磁束密度の低下の原因ともなるため、冷媒流路を大径化することができない。このため、ステータコア内の冷媒流路は細く形成され圧力損失が大きくなるため、高出力な高価なポンプが必要となる。
【0006】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高出力なポンプが不要な、ステータコア内に冷媒流路を備える回転電機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、ステータコアの冷媒流路内に磁性体で形成された回転ベーンを備えることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
即ち、本発明の回転電機は、ロータとステータとを備え、上記ステータが、ステータコアと該ステータコアのスロットに配置された界磁コイルと、冷媒流路とを有する。
そして、上記冷媒流路は、少なくとも一部に上記ロータの軸と平行な部分を有し、その平行部の内部に回転ベーンを備え、上記回転ベーンは、少なくとも一部が磁性体で形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ステータコアの冷媒流路内に磁性体で形成された回転ベーンを備えるすることとしたため、高出力なポンプが不要な回転電機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の回転電機の一例を示す模式図である。
冷媒流路内の回転ベーンを示す図である。
ロータの回転に伴って、冷媒流路内の回転ベーンが回転する状態を説明する図である。
回転ベーンのN極とS極の配列状態の一例を示す図である。
ステータに形成された冷媒流路の配置状態の一例を示す断面図である。
中空管のコイル線に冷媒流路を形成した状態を示す要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日産自動車株式会社
冷却装置
23日前
日産自動車株式会社
回転電機
3日前
日産自動車株式会社
車載装置
29日前
日産自動車株式会社
成形装置
22日前
日産自動車株式会社
電子機器
7日前
日産自動車株式会社
全固体電池
1か月前
日産自動車株式会社
全固体電池
1か月前
日産自動車株式会社
位置補正部材
6日前
日産自動車株式会社
選別回収装置
1か月前
日産自動車株式会社
光電変換装置
28日前
日産自動車株式会社
液滴吐出装置
24日前
日産自動車株式会社
逐次成形方法
22日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
22日前
日産自動車株式会社
燃料電池システム
29日前
日産自動車株式会社
燃料電池システム
29日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
22日前
日産自動車株式会社
リチウム二次電池
22日前
日産自動車株式会社
車両用冷却システム
1か月前
日産自動車株式会社
導電回路の製造方法
23日前
日産自動車株式会社
判定方法及び判定装置
1か月前
日産自動車株式会社
活物質の回復処理方法
1か月前
日産自動車株式会社
インクジェットヘッド
23日前
日産自動車株式会社
離散時間モデルの算出方法
28日前
日産自動車株式会社
冷却装置及び気流制御方法
23日前
日産自動車株式会社
ロックプレートの圧入治具
22日前
日産自動車株式会社
半導体装置及びその製造方法
23日前
日産自動車株式会社
表示制御方法及び表示制御装置
21日前
日産自動車株式会社
表示制御方法及び表示制御装置
21日前
日産自動車株式会社
充電管理方法及び充電管理装置
23日前
日産自動車株式会社
車両制御方法及び車両制御装置
22日前
日産自動車株式会社
車両制御方法及び車両制御装置
今日
日産自動車株式会社
車両制動方法及び車両制動装置
1か月前
日産自動車株式会社
車両制動方法及び車両制動装置
1か月前
日産自動車株式会社
配車管理装置及び配車管理方法
1か月前
日産自動車株式会社
車両制御方法及び車両制御装置
今日
日産自動車株式会社
燃料電池及び燃料電池の製造方法
22日前
続きを見る