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公開番号2025102224
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219549
出願日2023-12-26
発明の名称冷却装置
出願人日産自動車株式会社,ルノー エス.ア.エス.,RENAULT S.A.S.
代理人個人,個人
主分類H01L 23/36 20060101AFI20250701BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ヒートシンクの流路の上流域から下流域までの全域で冷却効率を向上できる冷却装置を提供する。
【解決手段】本発明の冷却装置は、ベースプレートに複数のフィンが立設し、該フィンの間に流路を形成したヒートシンクと、上記ヒートシンクの気流方向上流部に配置されたプラズマアクチュエータと、を備える。
そして、上記プラズマアクチュエータの誘起流発生面及びその裏面が、流路の幅方向中間部に位置することしたため、流路の上流域から下流域までの全域で冷却効率を向上できる冷却装置を提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ベースプレートに複数のフィンが立設し、該フィンの間に流路を形成したヒートシンクと、
上記ヒートシンクの気流方向上流部に配置されたプラズマアクチュエータと、を備えた冷却装置であって、
上記プラズマアクチュエータの誘起流発生面及びその裏面が、流路の幅方向中間部に位置することを特徴とする冷却装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
上記プラズマアクチュエータは、その誘起流発生位置が、上記フィンの気流方向上流端に位置することを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
プラズマアクチュエータと対向する位置にフィンと面一の付加フィンを有することを特徴とする請求項2に記載の冷却装置。
【請求項4】
上記プラズマアクチュエータが、バースト駆動することを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
【請求項5】
さらに、主気流を上記流路内に流すファンを備えることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却装置に係り、更に詳細には、ヒートシンクとプラズマアクチュエータとを備える冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
コンバータ等の電力変換装置には、半導体、コンデンサ、コイルなど、発熱体となる電子部品が含まれており、これらの電子部品を冷却するためにヒートシンクが取り付けられる。
【0003】
近年、電力変換装置の小型化や大電力化が要求されており、電子部品を高密度に配置して小型化すると、電力変換装置内の発熱要素の密度が上昇し、加えて大電力化によって発熱要素の発熱量が増大するので、これらを冷却するヒートシンクの性能も向上させる必要がある。
【0004】
特許文献1には、ヒートシンクの表面プラズマアクチュエータを設け、ヒートシンクの表面に誘起流を発生させる冷却装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-175476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の冷却装置は、ファンからの主気流と交差する方向に誘起流を発生させるものであって、流路の長さ方向に流れる主気流を誘起流で加速するものでないため、主気流が下流域で失速し冷却効率が低下してしまう。
【0007】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ヒートシンクに形成された流路の上流側から下流側までの全域で冷却効率を向上できる冷却装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、流路の幅方向中間部にプラズマアクチュエータを配置し、プラズマアクチュエータの両面側を流れる主気流を誘起流で加速して流路内に流すことにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明の冷却装置は、ベースプレートに複数のフィンが立設し、該フィンの間に流路を形成したヒートシンクと、上記ヒートシンクの気流方向上流部に配置されたプラズマアクチュエータと、を備える。
そして、上記プラズマアクチュエータの誘起流発生面及びその裏面が、流路の幅方向中間部に位置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、流路の幅方向中間部で誘起流を発生させ、プラズマアクチュエータの両面側を流れる主気流を加速することとしたため、流路の上流域から下流域までの全域で冷却効率を向上できる冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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