TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025108878
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002368
出願日2024-01-11
発明の名称シートバック
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B68G 7/06 20060101AFI20250716BHJP(馬具;詰め物,かわ張りされた物品)
要約【課題】バックボードとバックパッドとの合わせ部に生じ得る段差を低減することが可能なシートバックを提供すること。
【解決手段】シートバック1は、バックボード4と、バックボード4にシート表側から当てられるように設けられるバックパッド3と、バックパッド3とバックボード4とに被せられるバックカバー5と、を有する。バックボード4が、その周縁からシート表側に曲がるように張り出す周縁張出部4Aを有する。バックパッド3が、周縁張出部4Aよりも外部へ張り出すように膨出して周縁張出部4Aにシート表側から当てられるパッド凸部3Aを有する。バックカバー5が、パッド凸部3Aの膨出を押し潰す押し込みを伴うようにパッド凸部3Aと周縁張出部4Aとに被せられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バックボードと、該バックボードにシート表側から当てられるように設けられるバックパッドと、該バックパッドと前記バックボードとに被せられるバックカバーと、を有するシートバックであって、
前記バックボードが、その周縁からシート表側に曲がるように張り出す周縁張出部を有し、
前記バックパッドが、前記周縁張出部よりも外部へ張り出すように膨出して前記周縁張出部にシート表側から当てられるパッド凸部を有し、
前記バックカバーが、前記パッド凸部の膨出を押し潰す押し込みを伴うように前記パッド凸部と前記周縁張出部とに被せられるシートバック。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシートバックであって、
前記バックボードが、前記パッド凸部を膨出方向の内側から裏支えするようにシート表側に張り出す裏支え部を更に有するシートバック。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のシートバックであって、
前記バックボードの前記周縁張出部が形成される前記周縁が、前記バックボードの上縁とされるシートバック。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のシートバックであって、
前記バックボードの前記周縁張出部が、シート表側に湾曲するように曲がるシートバック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートバックに関する。詳しくは、バックボードと、バックボードにシート表側から当てられるように設けられるバックパッドと、バックパッドとバックボードとに被せられるバックカバーと、を有するシートバックに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートバックの背面にバックボードが設けられた構成が開示されている。バックボードは、その背面に、シートバックの表面を覆うバックカバーの背面カバーピースが被せられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-281801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、バックボードとその表面に設けられるバックパッドとの合わせ部において、バックパッドの潰れに伴う段差が生じやすい。そのため、これらの表面に被せられるバックカバーに、段差によるハイライト線や縫製線の蛇行が生じやすくなる。そこで、本発明は、バックボードとバックパッドとの合わせ部に生じ得る段差を低減することが可能なシートバックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する手段として、本発明のシートバックは、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、バックボードと、該バックボードにシート表側から当てられるように設けられるバックパッドと、該バックパッドと前記バックボードとに被せられるバックカバーと、を有するシートバックであって、前記バックボードが、その周縁からシート表側に曲がるように張り出す周縁張出部を有し、前記バックパッドが、前記周縁張出部よりも外部へ張り出すように膨出して前記周縁張出部にシート表側から当てられるパッド凸部を有し、前記バックカバーが、前記パッド凸部の膨出を押し潰す押し込みを伴うように前記パッド凸部と前記周縁張出部とに被せられるシートバックである。
【0007】
第1の発明によれば、バックカバーの張設に伴ってパッド凸部が押し潰される押し潰し量を、バックカバーがバックボードの周縁張出部に押し付けられて係止される位置までに留めることができる。その結果、押し潰し後のパッド凸部とバックボードの周縁張出部との合わせ部に生じ得る段差を低減することができる。よって、バックカバーを適切に張設することができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記バックボードが、前記パッド凸部を膨出方向の内側から裏支えするようにシート表側に張り出す裏支え部を更に有するシートバックである。
【0009】
第2の発明によれば、パッド凸部を外部から掛けられる荷重やバックカバーの張設力に対して過度に押し込まれることがないように裏支えすることができる。それにより、パッド凸部とバックボードの周縁張出部との合わせ部に生じ得る段差をより適切に低減することができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記バックボードの前記周縁張出部が形成される前記周縁が、前記バックボードの上縁とされるシートバックである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社K&I
皮革製品の製造方法
2か月前
アキレス株式会社
クッション材
5か月前
株式会社ハシマ
被覆用プレス装置
3か月前
株式会社東洋シート
車両用シート表皮の玉縁構造
1か月前
テイ・エス テック株式会社
車両用シート
5か月前
日本発條株式会社
シートバック
10か月前
日本発條株式会社
車両用シート
10か月前
トヨタ紡織株式会社
外観検査装置
6か月前
トヨタ紡織株式会社
シートバック
2日前
トヨタ紡織株式会社
シートカバー
11か月前
日本発條株式会社
クリップセット装置
3日前
東海化成工業株式会社
成形体及び成形体の成形方法
8か月前
日本発條株式会社
サスペンダ及びシートトリム
5か月前
日本発條株式会社
トリムカバー及び車両用シート
3か月前
日本発條株式会社
シートパッド及び車両用シート
25日前
株式会社イノアックコーポレーション
袋形表皮材及び表皮付き発泡成形品
1か月前
株式会社セフト研究所
スペーサー
11か月前
株式会社イノアックコーポレーション
袋材一体発泡成形品
4か月前
株式会社東洋クオリティワン
軟質ポリウレタンフォーム、接着部材および成形型
2か月前
日本発條株式会社
シート表皮の吊り込み構造、車両用シート、及び吊り込み構造部の製造方法
26日前
株式会社デンソー
電子制御装置
5か月前
公益財団法人電磁材料研究所
ひずみゲージ、ひずみ測定装置およびひずみ測定方法
7か月前
個人
浮力と重力のバランスを利用した動力発生装置。
4か月前
バイオヴェンチャーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー
ペリオスチン抗体およびその使用方法
8か月前