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公開番号2025108903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002427
出願日2024-01-11
発明の名称液晶装置、光変調装置、およびプロジェクター
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 21/16 20060101AFI20250716BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】放熱性に優れた、液晶装置、光変調装置、およびプロジェクターを提供する。
【解決手段】本発明の液晶装置は、液晶層を保持した一対の基板を含む液晶パネルと、液晶パネルを保持するパネル保持部材と、パネル保持部材に液晶パネルを接合する第1接合層と、備え、第1接合層は、接着剤と、接着剤に添加された繊維状あるいは長手軸を持つ形状の複数の第1フィラーと、を含み、第1フィラーの熱伝導率は、接着剤の熱伝導率よりも高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液晶層を保持した一対の基板を含む液晶パネルと、
前記液晶パネルを保持するパネル保持部材と、
前記パネル保持部材に前記液晶パネルを接合する第1接合層と、備え、
前記第1接合層は、接着剤と、前記接着剤に添加された繊維状あるいは長手軸を持つ長軸状の複数の第1フィラーと、を含み、
前記第1フィラーの熱伝導率は、前記接着剤の熱伝導率よりも高い、
ことを特徴とする液晶装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1接合層は、粒状の第2フィラーをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
【請求項3】
前記第1接合層の線膨張係数をαa、前記パネル保持部材の線膨張係数をαcとしたとき、
αa≧αcを満たす、
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
【請求項4】
前記パネル保持部材は、アルミニウム合金のADC12で構成され、
前記第1接合層の線膨張係数αaは、21×E
-6
/℃以上である、
ことを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
【請求項5】
前記パネル保持部材は、マグネシウム合金のAZ91で構成され、
前記第1接合層の線膨張係数αaは、27×E
-6
/℃以上である、
ことを特徴とする請求項3に記載の液晶装置。
【請求項6】
前記液晶パネルの画素ピッチをP、前記第1接合層の最大厚みをd、前記液晶パネルの環境温度の変化量をΔTとしたとき、
αa≦3P/(d・ΔT)を満たす、
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
【請求項7】
前記第1接合層の最大厚みdは、0.4mmであり、
前記環境温度の変化量ΔTは、30~40℃である、
ことを特徴とする請求項6に記載の液晶装置。
【請求項8】
前記液晶パネルの前記画素ピッチPは、11.6μm以下であり、
前記第1接合層の線膨張係数αaは、290.0×E
-6
/℃以下である、
ことを特徴とする請求項7に記載の液晶装置。
【請求項9】
前記液晶パネルの前記画素ピッチPは、7.5μm以下であり、
前記第1接合層の線膨張係数αaは、187.5×E
-6
/℃以下である、
ことを特徴とする請求項8に記載の液晶装置。
【請求項10】
前記第1接合層における前記複数の第1フィラーの含有率は、5vol%~45vol%である、
ことを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか一項に記載の液晶装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶装置、光変調装置、およびプロジェクターに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光変調装置として液晶装置を用いた液晶プロジェクターが知られている。下記特許文献1には、液晶パネルで発熱した熱を効率よく放熱するために、液晶パネルとパネル保持枠との間に熱伝導率の高いシリコーン系樹脂の接着剤を充填した液晶装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-66408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記液晶装置では、パネル保持枠と液晶パネルとの隙間がある程度大きいため、シリコーン系樹脂の接着剤を用いても、接着剤の厚みによる熱抵抗が大きくなってしまう。このため、液晶パネルの熱をパネル保持枠へ効率良く伝えることが難しかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の1つの態様によれば、液晶層を保持した一対の基板を含む液晶パネルと、前記液晶パネルを保持するパネル保持部材と、前記パネル保持部材に前記液晶パネルを接合する第1接合層と、備え、前記第1接合層は、接着剤と、前記接着剤に添加された繊維状あるいは長手軸を持つ形状の第1フィラーと、を含み、前記第1フィラーの熱伝導率は、前記接着剤の熱伝導率よりも高い、液晶装置が提供される。
【0006】
本発明の別の態様によれば、光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する、上記態様の液晶装置と、前記液晶装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える、プロジェクターが提供される。
【0007】
本発明の別の態様によれば、入射する光を画像光として変調する光変調素子と、前記光変調素子を保持する保持部材と、前記保持部材に前記光変調素子を接合する接合層と、備え、前記接合層は、接着剤と、前記接着剤に添加された繊維状あるいは長手軸を持つ形状のフィラーと、を含み、前記フィラーの熱伝導率は、前記接着剤の熱伝導率よりも高い、光変調装置が提供される。
【0008】
本発明の別の態様によれば、光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する、上記態様の光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える、プロジェクターが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
光入射側から見た液晶装置を示す分解斜視図である。
液晶装置のYZ平面に沿う断面を示す図である。
第1接合層の要部構成を示す拡大断面図である。
第1接合層のフィラー添加量と線膨張係数との関係を示すグラフである。
第2実施形態の第1接合層の要部構成を示す拡大断面図である。
第3実施形態の第1接合層の要部構成を示す拡大断面図である。
第4実施形態の液晶装置を光入射側から見た分解斜視図である。
第4実施形態の液晶装置を光射出射側から見た分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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