TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025109630
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003631
出願日
2024-01-12
発明の名称
撮像装置
出願人
Astemo株式会社
代理人
弁理士法人開知
主分類
G03B
35/10 20210101AFI20250717BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】故障リスク及びコストが低く、かつ光軸ずれを低減可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、撮像素子と、撮像素子を保持する筐体と、筐体とは異なる線膨張係数を有する部材と、部材を筐体に固定する複数の固定部と、を備える。筐体は、電気部品を収納する空間を形成する部品収納部を有し、部品収納部は、撮像方向を前方として筐体の中心を通って筐体の短手方向に沿って延びる筐体の中心線を基準に、筐体の長手方向にオフセットした位置に設けられ、複数の固定部は、部材の後側を筐体に固定する第1後側固定部及び第2後側固定部を含み、第1後側固定部は、部品収納部を基準に当該部品収納部のオフセット方向に配置され、第2後側固定部は、部品収納部を基準に当該部品収納部のオフセット方向とは反対方向に配置され、中心線から第2後側固定部までの距離は、中心線から第1後側固定部までの距離よりも短い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像素子と、
前記撮像素子を保持する筐体と、
前記筐体とは異なる線膨張係数を有し、前記筐体の長手方向に沿って配置される部材と、
前記部材を前記筐体に固定する複数の固定部と、を備え、
前記筐体は、電気部品を収納する空間を形成する部品収納部を有し、
前記部品収納部は、前記撮像素子の撮像方向を前方として前記筐体の中心を通って前記筐体の短手方向に沿って延びる前記筐体の中心線を基準に、前記筐体の長手方向にオフセットした位置に設けられ、
前記筐体は、前記部品収納部を有することにより、前記中心線を基準に左右非対称形状に形成され、
前記複数の固定部は、前記部材の後側を前記筐体に固定する第1後側固定部及び第2後側固定部を含み、
前記部品収納部は、前記第1後側固定部と前記第2後側固定部との間に配置され、
前記第1後側固定部は、前記部品収納部を基準に当該部品収納部のオフセット方向に配置され、
前記第2後側固定部は、前記部品収納部を基準に当該部品収納部のオフセット方向とは反対方向に配置され、
前記中心線から前記第2後側固定部までの距離は、前記中心線から前記第1後側固定部までの距離よりも短い、
撮像装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記第1後側固定部及び前記第2後側固定部は、前記部品収納部内を通りかつ前記中心線と平行な線までの距離が等しくなるように配置されている、
撮像装置。
【請求項3】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記筐体は、後面が開放された箱状に形成され、
前記複数の固定部は、前記部材の前側を前記筐体に固定する複数の前側固定部を含み、
前記第1後側固定部と前記第2後側固定部との間の距離は、隣り合う前記前側固定部間の距離よりも短い、
撮像装置。
【請求項4】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記筐体は、後面が開放された箱状に形成され、
前記部材における前記第1後側固定部と前記第2後側固定部との間に、開口部が設けられている、
撮像装置。
【請求項5】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記部材は、前記筐体及び当該筐体に対向するカバーとの間に配置され、
前記第1後側固定部及び前記第2後側固定部は、それぞれ同一箇所で前記部材を前記筐体及び前記カバーに固定する、
撮像装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、安全かつ快適な車社会の実現を目指し、車両への運転者支援システムの搭載が進んでいる。その中で、障害物への衝突前に自動的に車両を減速させ、停止させる衝突被害軽減制動装置や、先行車との車間距離を確保しつつ自動追尾する車間自動制御装置や、車線逸脱抑制装置、標識認識など、運転者や搭乗者の安全性と利便性と快適性を追求したシステムの開発が進んでいる。このようなシステムとして、例えば、車両や歩行者などを認識して対象物の距離を計測する外界認識システムが知られている。
【0003】
外界認識システムとして、ステレオカメラ(撮像装置)を備えたシステムが知られている。この外界認識システムでは、ステレオカメラにより撮像された一対の画像の情報の中から相互の画像に共通する特徴点を抽出し、その特徴点の位置が一対の画像間でずれている画素数(視差)を求める処理を集積回路で行い、距離を算出する。そのため、一対の画像間に本来の視差以外のずれがあると、距離測定結果に誤差が生じてしまう。ずれの要因として、太陽光や撮像装置内の電気部品からの発熱等による温度上昇時の部材毎の膨張量の差を要因とした熱変形による光軸ずれが挙げられる。光軸ずれとは、レンズや撮像素子などの光学部品の光軸(中心)が、設計上の基準位置に対して傾いていたり、オフセットしていたりすることを指す。
【0004】
温度変化による筐体の熱変形(膨張や収縮)に起因する測定精度の低下を防止するための技術が知られている(特許文献1参照)。特許文献1には、筐体(カメラケース)が押圧部材(ばねシリンダ、エアシリンダ)を介して基板を保持する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-201262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
撮像装置は、小型化を図る上で非対称形状に形成されることがある。撮像装置の筐体が非対称形状に形成される場合、温度変化に起因する筐体の熱変形により、筐体に固定される撮像素子の光軸に大きなずれが生じるおそれがある。特許文献1に記載の技術では、ばねシリンダやエアシリンダ等の複雑な保持構造が必要となるため、故障リスクやコストが高くなるという課題がある。
【0007】
本発明は、故障リスク及びコストが低く、かつ光軸ずれを低減可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様による撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子を保持する筐体と、前記筐体とは異なる線膨張係数を有し、前記筐体の長手方向に沿って配置される部材と、前記部材を前記筐体に固定する複数の固定部と、を備え、前記筐体は、電気部品を収納する空間を形成する部品収納部を有し、前記部品収納部は、前記撮像素子の撮像方向を前方として前記筐体の中心を通って前記筐体の短手方向に沿って延びる前記筐体の中心線を基準に、前記筐体の長手方向にオフセットした位置に設けられ、前記筐体は、前記部品収納部を有することにより、前記中心線を基準に左右非対称形状に形成され、前記複数の固定部は、前記部材の後側を前記筐体に固定する第1後側固定部及び第2後側固定部を含み、前記部品収納部は、前記第1後側固定部と前記第2後側固定部との間に配置され、前記第1後側固定部は、前記部品収納部を基準に当該部品収納部のオフセット方向に配置され、前記第2後側固定部は、前記部品収納部を基準に当該部品収納部のオフセット方向とは反対方向に配置され、前記中心線から前記第2後側固定部までの距離は、前記中心線から前記第1後側固定部までの距離よりも短い。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、故障リスク及びコストが低く、かつ光軸ずれを低減可能な撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第一実施形態に係る撮像装置の外観斜視図である。
図2は、第一実施形態に係る撮像装置の透視斜視図である。
図3は、第一実施形態に係る撮像装置の平面断面模式図である。
図4は、本実施形態の比較例に係る撮像装置の透視斜視図である。
図5は、本実施形態の比較例に係る撮像装置の平面断面模式図である。
図6は、本実施形態の比較例に係る撮像装置の変形後の斜視図である。
図7は、本実施形態の比較例に係る撮像装置の各方向の熱変形を説明する図である。
図8は、所定の温度変化が生じた場合における第1光軸及び第2光軸の相対変位と、筐体の中心線から第2後側固定部までの距離との関係を示す図である。
図9は、第二実施形態に係る撮像装置の平面断面模式図である。
図10は、第三実施形態に係る撮像装置の平面断面模式図である。
図11は、第四実施形態に係る撮像装置の平面断面模式図である。
図12は、第五実施形態に係る撮像装置の固定部の背面断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
Astemo株式会社
撮像装置
4日前
Astemo株式会社
ゲート駆動装置
26日前
Astemo株式会社
エンジン制御装置
20日前
Astemo株式会社
コンデンサユニット
1日前
Astemo株式会社
バンパキャップ、緩衝装置
1日前
Astemo株式会社
ポンプ装置及び船舶推進機
1日前
Astemo株式会社
ソフトウェア更新システム
12日前
Astemo株式会社
画像認識処理の分析方法および分析装置
19日前
Astemo株式会社
カメラ装置およびカメラ装置の製造方法
19日前
Astemo株式会社
回転子、回転電機および電動駆動システム
12日前
Astemo株式会社
内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法
21日前
Astemo株式会社
電気回路体、電力変換装置、電気回路体の製造方法
5日前
Astemo株式会社
外界認識システム
21日前
個人
スクリーン
3か月前
個人
監視用カメラ
1か月前
株式会社リコー
撮影装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
3か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
3か月前
株式会社リコー
画像形成装置
4か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社イノン
接写補助装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
3か月前
株式会社リコー
画像投射装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
20日前
株式会社リコー
画像形成装置
21日前
株式会社リコー
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
キヤノン株式会社
トナー
3か月前
続きを見る
他の特許を見る