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公開番号2025113065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024011586
出願日2024-01-30
発明の名称情報処理プログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、情報処理方法
出願人任天堂株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 19/00 20110101AFI20250725BHJP(計算;計数)
要約【課題】オブジェクトが破壊されたときの破片をリアルに表現する。
【解決手段】情報処理システムは、主ボクセル毎の主ボクセルデータに基づいて、仮想空間に主オブジェクトのメッシュを生成する。情報処理システムは、消去イベントが発生した場合、当該消去イベントが発生した消去対象ボクセルに対応する部分が少なくとも消去されるように、当該消去対象ボクセルの主ボクセルデータを更新する。情報処理システムは、消去イベントが発生した場合、消去対象ボクセルに関する性質データに基づいて、破片生成条件が満たされるか否かを判定する。破片生成条件が満たされると判定される場合、情報処理システムは、副オブジェクトのボクセルデータである副ボクセルデータを生成し、当該副ボクセルデータに基づいて当該仮想空間に当該副オブジェクトのメッシュを生成する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムであって、
仮想空間に設定されるボクセル空間である主ボクセル空間において規定される主ボクセル毎の主ボクセルデータに基づいて、前記仮想空間に主オブジェクトのメッシュを生成する主オブジェクト生成手段と、
前記主ボクセル空間における複数の前記主ボクセルのうち少なくともいくつかの主ボクセルについて消去イベントが発生した場合、前記主オブジェクトのうち、当該消去イベントが発生した主ボクセルである消去対象ボクセルに対応する部分が少なくとも消去されるように、当該消去対象ボクセルの主ボクセルデータを更新する主ボクセル更新手段と、
前記消去イベントが発生した場合、前記主オブジェクトの性質を前記主ボクセル毎に示す性質データのうち、前記消去対象ボクセルに関する性質データに基づいて、破片生成条件が満たされるか否かを判定する破片判定手段と、
前記破片生成条件が満たされると判定される場合、前記仮想空間に設定されるボクセル空間であって前記主ボクセル空間とは異なる副ボクセル空間において規定される副ボクセル毎のボクセルデータであって、副オブジェクトのボクセルデータである副ボクセルデータを生成し、当該副ボクセルデータに基づいて当該仮想空間に当該副オブジェクトのメッシュを生成する副オブジェクト生成手段と、
前記仮想空間における前記主オブジェクトのメッシュおよび前記副オブジェクトのメッシュの画像を表示装置に出力する画像出力手段として前記コンピュータを機能させる、情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記主オブジェクトの色彩および/または模様を前記主ボクセル毎に規定する見た目データに基づいて、前記主オブジェクトのメッシュの色彩および/または模様を設定する見た目設定手段として前記コンピュータをさらに機能させる、請求項1に記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記見た目データは、テクスチャを示すデータであり、
前記見た目設定手段は、前記主オブジェクトのメッシュのうちで、ある主ボクセルのボクセルデータに基づいて生成されるメッシュに対して、当該ある主ボクセルに関する前記見た目データが示すテクスチャを適用する、請求項2に記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記副オブジェクト生成手段は、前記副オブジェクトに関する前記副ボクセルに設定される見た目データを、前記主オブジェクトのうちで消去された部分について設定されていた前記見た目データに基づいて決定する、請求項2または請求項3に記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記副オブジェクト生成手段は、前記副オブジェクトに関する前記副ボクセルに設定される性質データを、前記主オブジェクトのうちで消去された部分について設定されていた性質データに基づいて決定する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記情報処理プログラムは、
発生した前記消去イベントの種類に基づいて、前記副オブジェクトを生成する個数を決定する個数決定手段として前記コンピュータをさらに機能させ、
前記副オブジェクト生成手段は、前記副オブジェクトを複数個生成すると決定された場合、互いに独立した複数の前記副ボクセル空間のそれぞれに関して、前記副オブジェクトのそれぞれに関する前記副ボクセルデータを生成し、それぞれの当該副ボクセルデータに基づいて前記仮想空間に当該副オブジェクトのメッシュをそれぞれ生成する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記破片判定手段は、前記破片生成条件として用いる条件の設定、および/または、前記破片生成条件が満たされるか否かの判定を、発生した前記消去イベントの種類に基づいて実行する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
前記破片生成判定手段は、前記主オブジェクトに対して衝撃を付与する衝撃付与イベントによって前記消去イベントが発生した場合、当該衝撃付与イベントの種類に基づいて当該消去イベントの種類を判別する、請求項7に記載の情報処理プログラム。
【請求項9】
前記破片生成判定手段は、プレイヤオブジェクトが持つ衝突オブジェクトを前記主オブジェクトに衝突させるアクションによる第1の衝撃付与イベントが発生した場合と、前記プレイヤオブジェクトが前記主オブジェクトに向けて衝突オブジェクトを移動させることで当該衝突オブジェクトを当該主オブジェクトに衝突させるアクションによる第2の衝撃付与イベントが発生した場合とで、異なる種類の前記消去イベントが発生したと判定する、請求項8に記載の情報処理プログラム。
【請求項10】
前記破片生成判定手段は、前記衝撃付与イベントとして、前記副オブジェクトが前記主オブジェクトに衝突するイベントが行われた場合に、前記消去イベントが発生したか否かを判定する、請求項8または請求項9に記載の情報処理プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボクセルデータを用いて仮想空間におけるオブジェクトを生成するための情報処理プログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ボクセルデータを用いてオブジェクトを管理し、ボクセルデータに基づいて仮想空間においてオブジェクトのメッシュを生成することが行われている(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
“Marchingcubes:A highresolution 3D surface construction algorithm”、Computer Graphics, Volume 21, Number 4、WE Lorensen,HE Cline、1987年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、ボクセルデータに基づくオブジェクトが仮想空間において破壊等される場合において、破壊された部分に対応するオブジェクトをどのように生成するかについて課題があった。
【0005】
それ故、本発明の目的は、オブジェクトが破壊等された部分を表すオブジェクトを生成することが可能な情報処理プログラム、情報処理システム、情報処理装置、および、情報処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく、本発明は、以下の(1)~(19)の構成を採用した。
【0007】
(1)
本発明の一例は、情報処理装置のコンピュータにおいて実行される情報処理プログラムである。情報処理プログラムは、主オブジェクト生成手段と、主ボクセル更新手段と、破片判定手段と、副オブジェクト生成手段と、画像出力手段としてコンピュータを機能させる。主オブジェクト生成手段は、仮想空間に設定されるボクセル空間である主ボクセル空間において規定される主ボクセル毎の主ボクセルデータに基づいて、仮想空間に主オブジェクトのメッシュを生成する。主ボクセル更新手段は、主ボクセル空間における複数の主ボクセルのうち少なくともいくつかの主ボクセルについて消去イベントが発生した場合、主オブジェクトのうち、当該消去イベントが発生した主ボクセルである消去対象ボクセルに対応する部分が少なくとも消去されるように、当該消去対象ボクセルの主ボクセルデータを更新する。破片判定手段は、消去イベントが発生した場合、主オブジェクトの性質を主ボクセル毎に示す性質データのうち、消去対象ボクセルに関する性質データに基づいて、破片生成条件が満たされるか否かを判定する。副オブジェクト生成手段は、破片生成条件が満たされると判定される場合、仮想空間に設定されるボクセル空間であって主ボクセル空間とは異なる副ボクセル空間において規定される副ボクセル毎のボクセルデータであって、副オブジェクトのボクセルデータである副ボクセルデータを生成し、当該副ボクセルデータに基づいて当該仮想空間に当該副オブジェクトのメッシュを生成する。画像出力手段は、仮想空間における主オブジェクトのメッシュおよび副オブジェクトのメッシュの画像を表示装置に出力する。
【0008】
上記(1)の構成によれば、主ボクセル空間とは異なる副ボクセル空間に関する副ボクセルデータによって、主オブジェクトが破壊等された部分を表すオブジェクトを生成することができる。
【0009】
(2)
情報処理プログラムは、見た目設定手段としてコンピュータをさらに機能させてもよい。見た目設定手段は、主オブジェクトの色彩および/または模様を主ボクセル毎に規定する見た目データに基づいて、主オブジェクトのメッシュの色彩および/または模様を設定する。
【0010】
上記(2)の構成によれば、見た目データを用いることで、主オブジェクトの色彩および/または模様を主ボクセル毎に設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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