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公開番号2025105449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024184986
出願日2024-10-21
発明の名称温度推定システム、制御システム、プログラム、および、方法
出願人任天堂株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所,個人
主分類B06B 1/04 20060101AFI20250703BHJP(機械的振動の発生または伝達一般)
要約【課題】改善された振動モータの温度の推定方法を提供する。
【解決手段】ボイスコイルモータの内部の温度推定システムは、温度を推定するための計測波であって、可聴領域より低い周波数の計測波を生成する計測波生成手段と、ボイスコイルモータの振動の制御データに計測波を重畳することにより、重畳制御データを生成する重畳制御データ生成手段と、重畳制御データをボイスコイルモータに入力する制御データ入力手段と、重畳制御データが入力されたボイスコイルモータの内部の電流値および電圧値を取得する電流電圧取得手段と、取得された電流値および電圧値をローパスフィルタ処理するローパスフィルタ手段と、ローパスフィルタ処理された電流値および電圧値に基づいてボイスコイルモータの内部の抵抗値を計算する抵抗値計算手段と、計算された抵抗値に基づいて、ボイスコイルモータの内部の温度を推定する温度推定手段とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ボイスコイルモータの内部の温度推定システムであって、
温度を推定するための計測波であって、可聴領域より低い周波数の計測波を生成する計測波生成手段と、
前記ボイスコイルモータの振動の制御データに前記計測波を重畳することにより、重畳制御データを生成する重畳制御データ生成手段と、
前記重畳制御データを前記ボイスコイルモータに入力する制御データ入力手段と、
前記重畳制御データが入力された前記ボイスコイルモータの内部の電流値および電圧値を取得する電流電圧取得手段と、
前記取得された電流値および電圧値をローパスフィルタ処理するローパスフィルタ手段と、
前記ローパスフィルタ処理された電流値および電圧値に基づいて前記ボイスコイルモータの内部の抵抗値を計算する抵抗値計算手段と、
前記計算された抵抗値に基づいて、前記ボイスコイルモータの内部の温度を推定する温度推定手段とを備える、温度推定システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記計測波生成手段は、20Hz以下の周波数を前記計測波の周波数とする、請求項1に記載の温度推定システム。
【請求項3】
前記計測波生成手段は、前記ボイスコイルモータの振動の制御データの下限周波数より低い計測波を生成する、請求項1に記載の温度推定システム。
【請求項4】
前記ローパスフィルタ手段は、前記温度推定手段により推定された温度に応じて、ローパスフィルタの次数を変更する第1の変更手段を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の温度推定システム。
【請求項5】
前記ローパスフィルタ手段は、前記ローパスフィルタ手段の処理を実行するプロセッサの負荷に応じて、ローパスフィルタの次数を変更する第2の変更手段を備える、請求項1~3のいずれか1項に記載の温度推定システム。
【請求項6】
前記抵抗値計算手段は、所定の期間または所定の回数、前記ボイスコイルモータの内部の電流値および電圧値を取得し、それにより前記抵抗値を複数回計算し、
前記温度推定手段は、前記複数回の抵抗値に基づいて温度を推定する、請求項1~3のいずれか1項に記載の温度推定システム。
【請求項7】
前記計測波生成手段は、前記制御データの振幅値に応じて、前記計測波の振幅値を決定する、請求項1~3のいずれか1項に記載の温度推定システム。
【請求項8】
ボイスコイルモータの制御システムであって、
請求項1に記載の温度推定システムと、
前記温度推定手段により推定された温度が所定値以上になった場合に、前記ボイスコイルモータの駆動を停止または制限する制御手段とを備える、制御システム。
【請求項9】
ボイスコイルモータの制御システムであって、
請求項1に記載の温度推定システムと、
前記温度推定手段により推定された温度が所定値以上になった場合に、前記ボイスコイルモータの振動の制御データを指示された周波数よりも低い値にシフトする周波数シフト手段とを備える、制御システム。
【請求項10】
前記ボイスコイルモータの外部に配置された温度センサにより温度を計測する温度計測手段と、
前記温度センサにより計測された温度が所定値以上になった場合に、前記ボイスコイルモータの駆動を停止または制限する第2の停止手段とをさらに備え、
前記温度推定手段による温度推定の周期は、前記温度センサにより温度が計測される周期よりも長い、請求項8に記載の制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、温度推定システム、制御システム、プログラム、および、方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザに振動を与える情報処理システムが公知である。例えば、特開2016-202486号公報(特許文献1)は、振動パラメータを変化させることができる振動信号生成プログラムを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-202486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
振動モータの温度を推定することには改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(構成1)ある実施の形態に従うボイスコイルモータの内部の温度推定システムは、温度を推定するための計測波であって、可聴領域より低い周波数の計測波を生成する計測波生成手段と、ボイスコイルモータの振動の制御データに計測波を重畳することにより、重畳制御データを生成する重畳制御データ生成手段と、重畳制御データをボイスコイルモータに入力する制御データ入力手段と、重畳制御データが入力されたボイスコイルモータの内部の電流値および電圧値を取得する電流電圧取得手段と、取得された電流値および電圧値をローパスフィルタ処理するローパスフィルタ手段と、ローパスフィルタ処理された電流値および電圧値に基づいてボイスコイルモータの内部の抵抗値を計算する抵抗値計算手段と、計算された抵抗値に基づいて、ボイスコイルモータの内部の温度を推定する温度推定手段とを含む。
【0006】
構成1によれば、振動モータとして可聴音を出力することができるボイスコイルモータを採用するシステムであっても、振動モータの温度を推定できる。
【0007】
(構成2)構成1において、計測波生成手段は、20Hz以下の周波数を計測波の周波数としてもよい。構成2によれば、可聴領域より低い周波数として20Hz以下の周波数を採用することで、ユーザに計測波による意図しない振動感触を与えることを低減することができる。
【0008】
(構成3)構成1または2において、計測波生成手段は、ボイスコイルモータの振動の制御データの下限周波数より低い計測波を生成してもよい。構成3によれば、可聴領域より低い周波数としてボイスコイルモータの振動の制御データの下限周波数より低い計測波を採用することで、ユーザに計測波による意図しない振動感触を与えることを低減することができる。
【0009】
(構成4)構成1~3のいずれにおいて、ローパスフィルタ手段は、温度推定手段により推定された温度に応じて、ローパスフィルタの次数を変更する第1の変更手段を備えてもよい。構成4によれば、状況に応じて温度推定の精度を下げて処理負荷を低減しつつ、温度推定の精度を確保できる。
【0010】
(構成5)構成1~4のいずれにおいて、ローパスフィルタ手段は、ローパスフィルタ手段の処理を実行するプロセッサの負荷に応じて、ローパスフィルタの次数を変更する第2の変更手段を含んでいてもよい。構成5によれば、ローパスフィルタの次数を変更することで、他の処理も実行するプロセッサの負荷を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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