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公開番号2025115107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009454
出願日2024-01-25
発明の名称内燃機関のピストンリング
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F16J 9/16 20060101AFI20250730BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】合口部からブローバイガスが抜けることを抑制できる内燃機関のピストンリングを提供する。
【解決手段】ピストンリング1の合口部10の互いに対向する一対の端面のうち一方の端面10Aに、ピストンリング1の周方向Cに突出して設けられる凸部2と、他方の端面10Bに周方向Cに沿って窪んで形成され、凸部2を収容可能に形成される凹部3とを備える。凸部2に設けられる凸部側対向面4と、凹部3に設けられる凹部側対向面5の少なくとも一方の対向面に設けられ、ピストンリング1の径方向Rに沿った対向面の幅方向の全体に亘って延在し、かつ対向面から突出して設けられる筋部6と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関のピストンリングであって、
当該ピストンリングの合口部の互いに対向する一対の端面のうち一方の端面に、該端面から当該ピストンリングの周方向に突出して設けられる凸部と、
前記一対の端面のうち他方の端面に、当該ピストンリングの周方向に沿って該端面から窪んで形成され、前記凸部を収容可能に形成される凹部と、
前記凸部に設けられ、前記凸部が前記凹部に収容される際に前記凹部と対向配置される凸部側対向面と、
前記凹部に設けられ、前記凸部が前記凹部に収容される際に前記凸部側対向面と対向配置される凹部側対向面と、
前記凸部側対向面及び前記凹部側対向面の少なくとも一方の対向面に設けられ、当該ピストンリングの径方向に沿った前記対向面の幅方向の全体に亘って延在し、かつ前記対向面から突出して設けられる筋部と、
を備える内燃機関のピストンリング。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記筋部は前記周方向に沿って複数個が設けられる、
請求項1に記載の内燃機関のピストンリング。
【請求項3】
前記筋部は樹脂製である、
請求項1に記載の内燃機関のピストンリング。
【請求項4】
前記筋部は、前記周方向と直交する方向に延在するよう形成される、
請求項1に記載の内燃機関のピストンリング。
【請求項5】
前記筋部は、
前記凸部側対向面及び前記凹部側対向面の両方に設けられ、
前記凸部側対向面に設けられる前記筋部の延在方向と、前記凹部側対向面に設けられる前記筋部の延在方向とが、前記周方向と直交する方向からそれぞれ反対側に傾斜するよう形成される、
請求項1に記載の内燃機関のピストンリング。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、内燃機関のピストンリングに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内燃機関のピストンリングの合口部の互いに対向する端面がそれぞれ上下方向に段差を有する凹凸形状に形成され、一方の端面の凹部に他方の端面の凸部を収容する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平07-332496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1などに開示される従来の合口部の構造では、凹凸形状の間隙がピストンリングの周方向に通過するブローバイガス経路となり、この経路によってブローバイガスがクランク室へ抜ける場合がある。
【0005】
本開示は、合口部からブローバイガスが抜けることを抑制できる内燃機関のピストンリングを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態の一観点に係る内燃機関のピストンリングは、当該ピストンリングの合口部の互いに対向する一対の端面のうち一方の端面に、該端面から当該ピストンリングの周方向に突出して設けられる凸部と、前記一対の端面のうち他方の端面に、当該ピストンリングの周方向に沿って該端面から窪んで形成され、前記凸部を収容可能に形成される凹部と、前記凸部に設けられ、前記凸部が前記凹部に収容される際に前記凹部と対向配置される凸部側対向面と、前記凹部に設けられ、前記凸部が前記凹部に収容される際に前記凸部側対向面と対向配置される凹部側対向面と、前記凸部側対向面及び前記凹部側対向面の少なくとも一方の対向面に設けられ、当該ピストンリングの径方向に沿った前記対向面の幅方向の全体に亘って延在し、かつ前記対向面から突出して設けられる筋部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、合口部からブローバイガスが抜けることを抑制できる内燃機関のピストンリングを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るピストンリングのシリンダ装着前における合口部近傍を拡大視した斜視図
実施形態に係るピストンリングのシリンダ装着後における合口部近傍を拡大視した斜視図
合口部の変形例を示す斜視図
筋部の断面形状の変形例を示す模式図
筋部を凸部側対向面及び凹部側対向面の両方に設ける場合の筋部の配置例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0010】
実施形態に係るピストンリング1は、内燃機関のシリンダ内に配置されるピストンの周面に篏合される部品である。ピストンリング1をピストンに設置することにより、内燃機関の燃焼室内のガスが、ピストンとシリンダ壁との間からクランク室へ吹き出すことを抑制できる。このような内燃機関のピストンとシリンダ壁との隙間等からクランク室に漏れた燃焼ガスのことブローバイガスという。
(【0011】以降は省略されています)

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