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公開番号
2025116185
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2025092468,2022545722
出願日
2025-06-03,2021-08-27
発明の名称
フレキソ印刷版用水性現像液およびフレキソ印刷版の製造方法
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03F
7/32 20060101AFI20250731BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本発明は、良好な現像性を維持し、繰り返し使用後に水で希釈された現像液中での分散物の凝集を抑制することができるフレキソ印刷版用水性現像液、および、それを用いたフレキソ印刷版の製造方法を提供すること課題とする。
【解決手段】本発明のフレキソ印刷版用水性現像液は、下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有する、フレキソ印刷版用水性現像液である。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、上記式(1)中、
R
1
は、炭素数9~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表す。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、7以上の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、前記式(1)中、
R
1
は、炭素数16~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表す。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、15を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、前記式(1)中、
R
1
は、炭素数9~17の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表す。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、15以上20以下の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
【請求項3】
下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有し、更に、下記式(2)で表されるアニオン界面活性剤を含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、前記式(1)中、
R
1
は、炭素数9~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表し、エチレン性不飽和二重結合を有する。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、15以上の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
R
2
-X ・・・(2)
ここで、前記式(2)中、
R
2
は、炭素数7~15の脂肪族炭化水素基を表す。
Xは、カルボン酸基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩、硫酸基もしくはその塩、または、リン酸基もしくはその塩を表す。
【請求項4】
下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有し、更に、下記式(2)で表されるアニオン界面活性剤を含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、前記式(1)中、
R
1
は、炭素数9~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表す。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、15以上の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
R
2
-X ・・・(2)
ここで、前記式(2)中、
R
2
は、炭素数7~15の脂肪族炭化水素基を表す。
Xは、カルボン酸基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩、硫酸基もしくはその塩、または、リン酸基もしくはその塩を表す。
【請求項5】
前記式(1)中のR
1
が、エチレン性不飽和二重結合を有する、請求項1~2及び4のいずれか1項に記載のフレキソ印刷版用水性現像液。
【請求項6】
更に、下記式(2)で表されるアニオン界面活性剤を含有する、請求項1または2に記載のフレキソ印刷版用水性現像液。
R
2
-X ・・・(2)
ここで、前記式(2)中、
R
2
は、炭素数7~15の脂肪族炭化水素基を表す。
Xは、カルボン酸基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩、硫酸基もしくはその塩、または、リン酸基もしくはその塩を表す。
【請求項7】
下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有し、更に、アルカリ剤を0.01~5質量%含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。ただし、オレイン酸カリウムを0.5質量%含有する現像液を除く。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、前記式(1)中、
R
1
は、炭素数16~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表す。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、7以上15以下の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
【請求項8】
下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有し、下記式(2)で表されるアニオン界面活性剤を含有し、更に、アルカリ剤を0.01~5質量%含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。ただし、オレイン酸カリウムを0.5質量%含有する現像液を除く。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、前記式(1)中、
R
1
は、炭素数9~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表し、エチレン性不飽和二重結合を有する。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、7以上の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
R
2
-X ・・・(2)
ここで、前記式(2)中、
R
2
は、炭素数7~15の脂肪族炭化水素基を表す。
Xは、カルボン酸基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩、硫酸基もしくはその塩、または、リン酸基もしくはその塩を表す。
【請求項9】
下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有し、下記式(2)で表されるアニオン界面活性剤を含有し、更に、アルカリ剤を0.01~5質量%含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。ただし、オレイン酸カリウムを0.5質量%含有する現像液を除く。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、前記式(1)中、
R
1
は、炭素数9~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表す。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、7以上の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
R
2
-X ・・・(2)
ここで、前記式(2)中、
R
2
は、炭素数7~15の脂肪族炭化水素基を表す。
Xは、カルボン酸基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩、硫酸基もしくはその塩、または、リン酸基もしくはその塩を表す。
【請求項10】
前記アルカリ剤が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、および、水酸化カリウムのいずれかである、請求項7~9のいずれか1項に記載のフレキソ印刷版用水性現像液。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フレキソ印刷版用水性現像液、および、それを用いたフレキソ印刷版の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、作業環境改善や地球環境の保全の観点から有機溶剤の使用を減らそうという動きが各種産業界から出ており、印刷に用いる感光性のフレキソ印刷版の製版工程においても水性現像可能な感光性樹脂版の使用が増えつつある状況にある。
【0003】
例えば、特許文献1には、「少なくとも界面活性剤(A)、pH調整剤(B)、洗浄促進剤(C)及び水からなる水性現像液であって、界面活性剤(A)が少なくともHLB12~16の炭素数6~8の第1級アルコールのアルキレンオキサイド付加体を含み、pH調整剤(B)が無機塩で水性現像液のpHが8~13であり、洗浄促進剤(C)が下記式(I)あるいは(II)で表される化合物を含むことを特徴とする感光性樹脂用水性現像液組成物。
RO(AO)
n
R1 ・・・・・・・・・(I)
C
n
H
2n+2
・・・・・・・・・・・・・(II)
上記式で(I)中、R及びR1は、炭素数2~6のアルキル基又はアルケニル基であり、Aは炭素数2~4のアルキレン基であり、nは1~5の数である。
上記式で(II)中、nは6~20である。」が記載されている([請求項1])。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-317660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、特許文献1に記載された水性現像液について検討したところ、現像性が良好であることが分かったが、この水性現像液を2回以上の現像に繰り返して使用すると、印刷版上や現像装置の浴槽の壁面などに残存した現像液を水で洗浄(リンス)する際に、水で希釈された現像液中で分散物が凝集し、印刷版上に再付着して被印刷物に汚れが発生したり、現像装置のメンテナンス性に影響を与えたりする問題があることを明らかとした。
【0006】
そこで、本発明は、良好な現像性を維持し、繰り返し使用後に水で希釈された現像液中での分散物の凝集を抑制することができるフレキソ印刷版用水性現像液、および、それを用いたフレキソ印刷版の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、所定の構造を有するノニオン界面活性剤を配合した水性現像液が、良好な現像性を維持し、繰り返し使用後に水で希釈された現像液中での分散物の凝集を抑制することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明者は、以下の構成により上記課題を達成することができることを見出した。
【0008】
[1] 下記式(1)で表されるノニオン界面活性剤と水とを含有する、フレキソ印刷版用水性現像液。
R
1
O-(AO)
n
-H ・・・(1)
ここで、上記式(1)中、
R
1
は、炭素数9~30の直鎖状の脂肪族炭化水素基を表す。
Aは、炭素数2~4のアルキレン基を表す。
nは、7以上の整数を表し、nが2以上の整数である場合、複数のAは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
【0009】
[2] 上記式(1)中のnが、10以上の整数を表す、[1]に記載のフレキソ印刷版用水性現像液。
[3] 上記式(1)中のnが、15以上の整数を表す、[1]または[2]に記載のフレキソ印刷版用水性現像液。
[4] 上記式(1)中のR
1
が、エチレン性不飽和二重結合を有する、[1]~[3]のいずれかに記載のフレキソ印刷版用水性現像液。
[5] 更に、下記式(2)で表されるアニオン界面活性剤を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載のフレキソ印刷版用水性現像液。
R
2
-X ・・・(2)
ここで、上記式(2)中、
R
2
は、炭素数7~15の脂肪族炭化水素基を表す。
Xは、カルボン酸基もしくはその塩、スルホン酸基もしくはその塩、硫酸基もしくはその塩、または、リン酸基もしくはその塩を表す。
【0010】
[6] 非画像部と画像部を有するフレキソ印刷版の製造方法であって、
感光層を有するフレキソ印刷版原版に対して、感光層を画像様に露光する露光工程と、
露光工程の後に、[1]~[5]のいずれかに記載のフレキソ印刷版用水性現像液を用いて現像し、非画像部と画像部とを形成する現像工程と、
現像工程の後に、水を用いてリンスするリンス工程とを有する、フレキソ印刷版の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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