TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025118139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013275
出願日
2024-01-31
発明の名称
ノズル保護キャップ、ヘッドユニット、及びノズル保護キャップの装着方法
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ノズル保護キャップをヘッドユニットに強固に固定することが可能であるとともに、ノズル保護キャップをヘッドユニットに簡単に着脱させることも可能となる技術を提供する。
【解決手段】ノズル保護キャップ1は、記録ヘッド120のノズル面121と対向可能な対向面11を有する基部10と、対向面11に設けられ、ノズル面121を押圧可能な弾性体からなるシール部材20と、シール部材20をノズル面121に押圧するとともに記録ヘッド120と係合して一体化させるための一対のボールキャッチ40A,40Bのメス部40A1,40B1と、シール部材20をノズル面121に押圧するとともに記録ヘッド120と一対のボールキャッチ40A,40Bのメス部40A1,40B1より強く係合して一体化させるための一対のボルト50A,50Bと、を備えている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
液滴を吐出可能なノズル列を有する記録ヘッドのノズル面と対向可能な対向面を有する基部と、
前記対向面に設けられ、前記ノズル列を囲んだ状態で前記ノズル面を押圧可能な弾性体からなるシール部材と、
前記シール部材を前記ノズル面に押圧するとともに前記記録ヘッドと係合して一体化させるための第1の係合部と、
前記シール部材を前記ノズル面に押圧するとともに前記記録ヘッドと前記第1の係合部より強く係合して一体化させるための第2の係合部と、
を備える、
ことを特徴とするノズル保護キャップ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の係合部は、キャッチを構成するオス部及びメス部のいずれかからなる、
ことを特徴とする請求項1に記載のノズル保護キャップ。
【請求項3】
前記第2の係合部は、雄ネジからなる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のノズル保護キャップ。
【請求項4】
前記第1の係合部は、前記対向面が対向する方向において、その先端が前記対向面より突出している、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のノズル保護キャップ。
【請求項5】
前記第1の係合部は、一対の係合部からなり、
前記一対の係合部のそれぞれは、前記対向面と平行な方向において、前記シール部材を挟んだ位置に配置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のノズル保護キャップ。
【請求項6】
前記第2の係合部は、一対の係合部からなり、
前記第2の係合部の前記一対の係合部のそれぞれは、前記対向面と平行な方向において、前記シール部材と前記第1の係合部の前記一対の係合部のそれぞれとの間に配置されている、
ことを特徴とする請求項5に記載のノズル保護キャップ。
【請求項7】
前記対向面には、一対の凸部が形成されており、
前記一対の凸部のそれぞれは、前記対向面と平行な方向において、前記シール部材を挟んだ位置に配置されており、
前記第2の係合部の前記一対の係合部のそれぞれは、前記凸部から露出可能に配置されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のノズル保護キャップ。
【請求項8】
前記キャッチは、ボールキャッチであり、
前記ボールキャッチのボールのサイズは、3mm以上10mm以下である、
ことを特徴とする請求項2に記載のノズル保護キャップ。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載のノズル保護キャップを着脱自在に装着可能なヘッドユニットであって、
前記ノズル面を有する記録ヘッドと、
前記ノズル保護キャップの前記対向面と当接可能な当て面を有し、前記記録ヘッドの前記ノズル面を囲むノズルガイドと、
前記第1の係合部に係合可能に配置された第1の被係合部と、
を備えた、
ことを特徴とするヘッドユニット。
【請求項10】
前記当て面は、前記ノズルガイドにおいて、前記記録ヘッドの前記ノズル面に含まれる前記ノズル列が延びる方向に、前記ノズル列を挟んでそれぞれ設けられる、
ことを特徴とする請求項9に記載のヘッドユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、液滴を吐出可能なノズル列を含む記録ヘッドのノズル面を保護するノズル保護キャップ、ノズル保護キャップが装着される側のヘッドユニット、及びノズル保護キャップの装着方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インクジェット記録ヘッドのインク吐出口を密閉するための記録ヘッド用キャップであって、装置本体に対して着脱可能な記録ヘッド用キャップが記載されている。特許文献1に記載の記録ヘッド用キャップでは、記録ヘッド用キャップを装置本体に装着する場合、記録ヘッド用キャップに備えられた係合爪を用いて装着するが、ネジを用いて記録ヘッド用キャップを装置本体に装着するものも知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-320897号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、ネジを用いて記録ヘッド用キャップを装置本体に装着する従来のキャップでは、キャップを装置本体に対して頻繁に着脱を繰り返す必要がある場合、着脱する度にネジを締める操作とネジを外す操作とを行わなければならず、面倒であった。他方で、係合爪で装着した場合には、インクの初期導入時や記録ヘッドを運搬する際などで不用意にキャップが外れることがあり、インク吐出口を破損したり、インク漏れで周囲を汚損したりする虞があった。
【0005】
本願は、インクの初期導入時やヘッドユニットの運搬時等の場合に、ノズル保護キャップをヘッドユニットに強固に固定することが可能であって、ノズル保護キャップをヘッドユニットに対して頻繁に着脱を繰り返す必要がある場合には、簡単に着脱させることも可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願のノズル保護キャップは、液滴を吐出可能なノズル列を有する記録ヘッドのノズル面と対向可能な対向面を有する基部と、対向面に設けられ、ノズル列を囲んだ状態でノズル面を押圧可能な弾性体からなるシール部材と、シール部材をノズル面に押圧するとともに記録ヘッドと係合して一体化させるための第1の係合部と、シール部材をノズル面に押圧するとともに記録ヘッドと第1の係合部より強く係合して一体化させるための第2の係合部と、を備える、ことを特徴とする。
【0007】
また、上記目的を達成するため、本願のヘッドユニットは、上記ノズル保護キャップを着脱自在に装着可能なヘッドユニットであって、ノズル面を有する記録ヘッドと、ノズル保護キャップの対向面と当接可能な当て面を有し、記録ヘッドのノズル面を囲むノズルガイドと、第1の係合部に係合可能に配置された第1の被係合部と、を備えた、ことを特徴とする。
【0008】
さらに、上記目的を達成するため、本願のノズル保護キャップの装着方法は、液滴を吐出可能なノズル列を含む記録ヘッドのノズル面と対向可能な対向面を有する基部と、対向面に設けられ、ノズル列を囲んだ状態でノズル面を押圧可能な弾性体からなるシール部材と、シール部材をノズル面に押圧するとともに記録ヘッドと係合して一体化させるための第1の係合部と、シール部材をノズル面に押圧するとともに記録ヘッドと第1の係合部より強く係合して一体化させるための第2の係合部と、を備えるノズル保護キャップを、ノズル面を有する記録ヘッドと、ノズル保護キャップの対向面と当接可能な当て面を有し、記録ヘッドのノズル面を囲むノズルガイドと、第1の係合部に係合可能に配置された第1の被係合部と、を備えたヘッドユニットに着脱自在に装着するノズル保護キャップの装着方法において、第1の係合部と第1の被係合部とは、互いに引き合う40N以上の力で保持される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本願によれば、インクの初期導入時やヘッドユニットの運搬時等の場合には、第2の係合部を用いることで、ノズル保護キャップをヘッドユニットに強固に固定することが可能であり、ノズル保護キャップをヘッドユニットに対して頻繁に着脱を繰り返す必要がある場合には、第1の係合部を用いることで、簡単に着脱させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願の一実施形態に係るノズル保護キャップを取り付けたヘッドユニットの外観を示す斜視図である。
図1のノズル保護キャップをヘッドユニットから取り外した状態を示す斜視図である。
図2の状態をヘッドユニットの右後方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
シヤチハタ株式会社
印判
2か月前
東レ株式会社
凸版印刷版原版
8か月前
シヤチハタ株式会社
反転式印判
7か月前
三光株式会社
感熱記録材料
4か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
5か月前
独立行政法人 国立印刷局
記録媒体
7か月前
独立行政法人 国立印刷局
貼付機構
10日前
株式会社リコー
液体吐出装置
2か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
3か月前
日本製紙株式会社
感熱記録体
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
12日前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
理想科学工業株式会社
印刷装置
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
潜像印刷物
10日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
7か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
6か月前
キヤノン株式会社
印刷システム
5か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
7か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
11日前
キヤノン株式会社
印刷制御装置
8か月前
フジコピアン株式会社
中間転写シート
8か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
7か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
6か月前
続きを見る
他の特許を見る