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公開番号2025117776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012676
出願日2024-01-31
発明の名称プリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】DCモータに連なるギヤの破損を抑制する機能を、バッテリ電圧が変動する場合でも適切に動作させることが可能なプリンタを提供する。
【解決手段】プリンタは、ヘッドと、プラテンローラと、駆動ギヤと、DCモータとCPUとを備える。ヘッドは、バッテリの電力により、媒体に印刷を実行する。プラテンローラは、媒体を搬送する。駆動ギヤは、プラテンローラを駆動する。DCモータは、バッテリの電力により回転し、駆動ギヤを駆動する。CPUは、DCモータの回転速度に応じた検出信号SをN回(Nは1以上の正数)に亘って検出する(S9)。CPUは、検出されたN個目の検出信号Sに基づき、N個目の変動パラメータを算出する(S23)。CPUは、算出されたN個目の変動パラメータと、検出されたN+1個目の検出信号Sとの関係を判定する(S15)。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリで駆動するプリンタであって、
前記バッテリの電力により、媒体に印刷を実行するヘッドと、
前記媒体を搬送するプラテンローラと、
前記プラテンローラを駆動する駆動ギヤと、
前記バッテリの電力により回転し、前記駆動ギヤを駆動するDCモータと、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記DCモータの回転速度に応じた検出信号をN回(Nは2以上の正数)に亘って検出する検出処理と、
前記検出処理により検出されたN-1個目の前記検出信号に基づき、N-1個目の変動パラメータを算出する算出処理と、
前記算出処理により算出された前記N-1個目の前記変動パラメータと、前記検出処理により検出されたN個目の前記検出信号との関係を判定する判定処理と
を実行する
ことを特徴とするプリンタ。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記判定処理は、
前記検出信号が前記変動パラメータを超えたか否かを判断し、
前記制御部は、
前記判定処理により、前記検出信号が前記変動パラメータを超えたと判断した場合、前記DCモータの駆動を停止する停止処理
を更に実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記停止処理は、
前記判定処理により、前記検出信号が前記変動パラメータを複数回連続して超えたと判定した場合、前記DCモータの駆動を停止する
ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記DCモータには、エンコーダが設けられ、
前記検出処理は、前記エンコーダの出力結果を、前記検出信号として検出する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記制御部は、
所定の周期で印刷動作を補正する補正処理
を実行し、
前記判定処理は、前記補正処理により前記印刷動作が補正される前記所定の周期に同期して、前記検出信号と前記変動パラメータとの関係を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記算出処理は、
前記検出処理により検出された前記N-1個目の前記検出信号に対して、所定の比率を乗じることで、前記N-1個目の前記変動パラメータを算出する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記算出処理は、
前記検出処理により検出された前記N-1個目の前記検出信号に対して、所定の加算値を加算することで、前記N-1個目の前記変動パラメータを算出する
ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
【請求項8】
前記媒体の搬送経路に設けられたセンサを備え、
前記媒体は、所定の間隔で配置された標識を有し、
前記検出処理は、
前記センサによる前記標識の検出周期を、前記検出信号として検出する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、DCモータに連なるギヤが破損することを抑制するモータ制御装置を開示する。モータ制御装置は、検出部、判断部、及びモータ制御部を備える。検出部は、DCモータの回転速度を検出する。判断部は、検出された回転速度が下限回転速度を下回るかを判断する。モータ制御部は、検出された回転速度が下限回転速度を下回る場合、DCモータを停止する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-30311号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記モータ制御装置では、例えばバッテリ電圧が変動することで、DCモータの回転速度にばらつきが発生する場合がある。例えばバッテリ電圧の低下を起因として、DCモータの回転速度が下限回転速度を下回ることがある。この場合、DCモータ制御装置は、ギヤが破損する可能性が低い場合でも、DCモータを停止してしまう。
【0005】
本発明の目的は、DCモータに連なるギヤの破損を抑制する機能を、バッテリ電圧が変動する場合でも適切に動作させることが可能なプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るプリンタは、バッテリで駆動するプリンタであって、前記バッテリの電力により、媒体に印刷を実行するヘッドと、前記媒体を搬送するプラテンローラと、前記プラテンローラを駆動する駆動ギヤと、前記バッテリの電力により回転し、前記駆動ギヤを駆動するDCモータと、制御部とを備え、前記制御部は、前記DCモータの回転速度に応じた検出信号をN回(Nは2以上の正数)に亘って検出する検出処理と、前記検出処理により検出されたN-1個目の前記検出信号に基づき、N-1個目の変動パラメータを算出する算出処理と、前記算出処理により算出された前記N-1個目の前記変動パラメータと、前記検出処理により検出されたN個目の前記検出信号との関係を判定する判定処理とを実行することを特徴とする。
【0007】
上記プリンタは、検出信号を固定値との関係で判定するのではなく、N-1個目の検出信号に基づき算出されるN-1個目の変動パラメータに基づき、N個目の検出信号との関係を判定する。従って、プリンタは、例えばバッテリ電圧の変動によるDCモータの回転速度の変動の影響を受けにくい。故に、プリンタは、DCモータに連なるギヤの破損を抑制する機能を、バッテリ電圧が変動する場合でも適切に動作させることができる。
【0008】
本発明において、前記判定処理は、前記検出信号が前記変動パラメータを超えたか否かを判断し、前記制御部は、前記判定処理により、前記検出信号が前記変動パラメータを超えたと判断した場合、前記DCモータの駆動を停止する停止処理を更に実行してもよい。プリンタは、変動パラメータとの関係で検出信号の関係を判定するので、誤ってDCモータを停止する可能性を低減できる。
【0009】
本発明において、前記停止処理は、前記判定処理により、前記検出信号が前記変動パラメータを複数回連続して超えたと判定した場合、前記DCモータの駆動を停止してもよい。プリンタは、バッテリ電圧の変動に強い判定が可能となり、誤ってDCモータを停止する可能性を更に低減できる。
【0010】
本発明において、前記DCモータには、エンコーダが設けられ、前記検出処理は、前記エンコーダの出力結果を、前記検出信号として検出してもよい。プリンタは、別途、センサを設けることなく検出信号を検出できる。
(【0011】以降は省略されています)

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