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公開番号
2025119134
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-14
出願番号
2024013829
出願日
2024-02-01
発明の名称
ロープのスプライス方法及びロープのスプライス構造
出願人
中坪造園有限会社
代理人
個人
主分類
D07B
9/00 20060101AFI20250806BHJP(ロープ;電気的なもの以外のケーブル)
要約
【課題】縫着部の機械的強度を高めることができるロープのスプライス方法を提供する。
【解決手段】縫製範囲SRでは、折り返し部12とロープ本体11との境界線BLをまたぐように縫製糸STをジグザグ状に進行させつつ、ロープの軸方向Xに往復動させることにより、境界線BLとある角度(第一角度θ1)で交差している縫製糸部分を、その縫製糸部分とは異なる角度(第一角度θ1の補角)で境界線BLと交差している他の縫製糸部分によって上方から押さえ込む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第一のロープ部分と第二のロープ部分とを隣接させ、前記第一のロープ部分と前記第二のロープ部分との境界線を含む縫製範囲で、前記第一のロープ部分と前記第二のロープ部分とを縫製糸で縫着するロープのスプライス方法であり、
前記縫製範囲では、前記境界線をまたぐように縫製糸をジグザグ状に進行させつつ、前記ロープの軸方向に往復動させることにより、ある角度で前記境界線と交差している縫製糸部分を、該縫製糸部分とは異なる角度で前記境界線と交差している他の縫製糸部分によって上方から押さえ込む
ことを特徴とするロープのスプライス方法。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
折り返されたロープにおいて折り返しの山部より先端側の部分である折り返し部を前記第一のロープ部分とする一方、
前記折り返されたロープにおいて前記折り返し部を除いた残部であるロープ本体を前記第二のロープ部分とし、
前記縫製範囲を前記折り返しの山部より離れた位置に設けることによりループを形成する
ことを特徴とする請求項1に記載のロープのスプライス方法。
【請求項3】
第一のロープ部分と第二のロープ部分とが隣接している状態で、前記第一のロープ部分と前記第二のロープ部分との境界線を含む縫製範囲で、前記第一のロープ部分と前記第二のロープ部分とが縫製糸で縫着されているロープのスプライス構造であり、
前記縫製範囲では、前記境界線をまたぐようにジグザグ状に縫製糸が配されており、ある角度で前記境界線と交差している縫製糸部分が、該縫製糸部分とは異なる角度で前記境界線と交差している他の縫製糸部分によって上方から押さえ込まれている
ことを特徴とするロープのスプライス構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロープの部分同士を縫着するためのロープのスプライス方法、及び、ロープの部分同士が縫着されているロープのスプライス構造に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
樹木の剪定作業、高い建造物における構築工事や電気工事など、高所で作業をする場合に、作業者が命綱として使用するロープとして、端部にループが形成されているものがある。
【0003】
ループを形成するためにロープの端部側を結び合わせる特殊な結び方があるが、ループがほどけてしまう万一の場合を考慮すると、命綱として使用するロープには不適である。また、ロープの端部側で、ロープの構成単位であるストランドまでほぐしてロープを折り返してから、ほぐしたストランドとロープのストランドを編み込むことによってループを形成する方法や、ロープの末端をテーパー状に加工してロープを折り返してから、ロープの芯に末端を挿入し、その部分を糸で編み込んで抜け止めとすることによってループを形成する方法など、“ハンドスプライス”と称されるスプライス方法があるが、非常に手間がかかることに加え、形成されたループ部分の強度は、スプライスした作業者の技量に左右されるという問題がある。更に、構成するストランドの数が多いロープの場合は、ハンドスプライスは困難である。
【0004】
そこで、従前より、ミシンでロープを縫着することにより、端部にループを形成することが行われている。これは、図7に示すように、ロープ110を折り返し、ロープ110において折り返しの山部113より先端119側の部分である折り返し部112と、ロープ110において折り返し部112を除いた残部であるロープ本体111とを隣接させ、山部113より離れた位置で折り返し部112とロープ本体111とを縫製糸で縫着し、縫着部120を形成することにより、ループ115を形成するものである。縫着は、ミシン針を突き刺して上糸と下糸とを絡ませるポイントが、折り返し部112とロープ本体111とで交互となるようにしつつ、ミシン針をロープの軸方向Xに沿って一方向に進行させることにより、行われている。
【0005】
このような縫着によりループ115が形成されている従来のロープ110では、ロープ本体111と折り返し部112とを互いに離隔させるように作用する引張力に十分に抗するためには、ロープの軸方向Xにおける縫着部120の長さを大きくする必要があった。しかしながら、縫着部120の長さを大きくすると、ロープ110において縫着部120の近傍が可撓性に乏しくなるという問題がある。
【0006】
例えば、樹木の剪定作業などでは、命綱としてのロープを木の枝や木の股などに直接引掛けてしまうと、摩擦によって樹皮とロープとの双方が損傷するため、別途のロープ等でリングや滑車を木の枝等から吊り下げておき、吊り下げられたリングや滑車に命綱としてのロープを通している。作業の終了後に、地上などから命綱としてのロープを回収する際には、ロープ110の全体がリングや滑車を通過して外れなければならない。しかしながら、上記のようにループ115を形成するための縫着部120の長さが大きいことによって、縫着部120の近傍でロープの可撓性が乏しくなっていると、その部分が湾曲しにくく、リングや滑車を通過させることができない。そのため、高所作業の終了後に、地上などリングや滑車から離れた地点から、命綱としてのロープを回収することができないという問題が生じる。
【0007】
加えて、上記のようにロープ本体と折り返し部とを縫着したロープには、せん断力、すなわち、ロープ本体と折り返し部とをロープの軸方向における相反する方向に相対的にスライドさせるような力も作用する。図7を用いて説明した従来のロープ110は、このようなせん断力に対する強度が不十分であるという問題もある。そのため、従前より、ロープの端部にループを形成する際の縫着部の機械的強度を、より高めることが要請されていた。この事情は、端部だけでなくロープの中間部にループを形成するためのスプライスについても、同様である。
【0008】
また、縫着によるロープのスプライスは、上記のようにループを形成する場合だけではなく、ロープの全長を長くするために、ロープとロープそれぞれの端部同士を接続するためにも行われる。その場合も、縫着部の長さを大きくすることなく、引張力やせん断力に十分に抗することができることが要請される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、ロープの部分同士を縫着するに当たり、縫着部の機械的強度を高めることができるロープのスプライス方法、及び、該ロープのスプライス方法により形成されるロープのスプライス構造の提供を、課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明にかかるロープのスプライス方法(以下、単に「スプライス方法」と称することがある)は、
「第一のロープ部分と第二のロープ部分とを隣接させ、前記第一のロープ部分と前記第二のロープ部分との境界線を含む縫製範囲で、前記第一のロープ部分と前記第二のロープ部分とを縫製糸で縫着するロープのスプライス方法であり、
前記縫製範囲では、前記境界線をまたぐように縫製糸をジグザグ状に進行させつつ、前記ロープの軸方向に往復動させることにより、ある角度で前記境界線と交差している縫製糸部分を、該縫製糸部分とは異なる角度で前記境界線と交差している他の縫製糸部分によって上方から押さえ込む」ものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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