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公開番号2025133709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025028475
出願日2025-02-26
発明の名称ワイヤ
出願人タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド,タイコ・エレクトロニクス・テクノロジー・(エスアイピー)・カンパニー・リミテッド,Tyco Electronics Technology (SIP) Co., Ltd.
代理人弁理士法人大場国際特許事務所
主分類D07B 1/16 20060101AFI20250904BHJP(ロープ;電気的なもの以外のケーブル)
要約【課題】ワイヤの強度、可撓性、導電性、および電流容量を確保しつつ、サイズを小さくすることができるワイヤを提供する。
【解決手段】ワイヤは、鋼線(11)および鋼線(11)の周りを覆っている銅層(12)を含む鋼線導体(10)と、鋼線導体(10)の周りを覆っている絶縁層(14)とを備える。本発明では、鋼線導体の鋼線は、高い強度および可撓性を有し、鋼線導体の銅層は、高い導電性および電流容量を有する。したがって、本発明は、ワイヤの強度、可撓性、導電性、および電流容量を確保しつつ、ワイヤのサイズを小さくすることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
鋼線(11)、および
前記鋼線(11)の周りを覆っている銅層(12)
を含む鋼線導体(10)と、
前記鋼線導体(10)の周りを覆っている絶縁層(14)と
を備える、ワイヤ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ワイヤ(1)は、複数本の鋼線導体(10)を備え、前記複数本の鋼線導体(10)のうち2本の隣り合う鋼線導体(10)が、いずれも互いに接している、請求項1に記載のワイヤ。
【請求項3】
前記複数本の鋼線導体(10)のうち1本の鋼線導体(10)が、前記ワイヤ(1)の中心に位置し、前記複数本の鋼線導体(10)のうち前記ワイヤ(1)の前記中心に位置する前記1本の鋼線導体(10)以外の他の鋼線導体(10)が、前記ワイヤ(1)の前記中心に位置する前記1本の鋼線導体(10)の周りに配置されている、請求項2に記載のワイヤ。
【請求項4】
前記ワイヤ(1)における前記複数本の鋼線導体(10)は、互いに同じ直径を有し、互いに撚り合わされている、請求項3に記載のワイヤ。
【請求項5】
前記複数本の鋼線導体(10)のうち前記ワイヤ(1)の前記中心に位置する前記1本の鋼線導体(10)以外の他の鋼線導体(10)の直径は、前記ワイヤ(1)の前記中心に位置する前記1本の鋼線導体(10)の直径と異なる、請求項3に記載のワイヤ。
【請求項6】
前記複数本の鋼線導体(10)のうち前記ワイヤ(1)の前記中心に位置する前記1本の鋼線導体(10)以外の他の鋼線導体(10)の前記直径は、前記ワイヤ(1)の前記中心に位置する前記1本の鋼線導体(10)の前記直径よりも小さい、請求項5に記載のワイヤ。
【請求項7】
前記複数本の鋼線導体(10)のうち前記ワイヤ(1)の前記中心に位置する前記1本の鋼線導体(10)以外の他の鋼線導体(10)は、互いに同じ直径を有する、請求項5に記載のワイヤ。
【請求項8】
前記ワイヤ(1)は、7本の鋼線導体(10)を備え、前記7本の鋼線導体(10)の直径は、互いに同じであり、前記7本の鋼線導体(10)の前記鋼線(11)の直径は、互いに同じである、請求項3に記載のワイヤ。
【請求項9】
前記鋼線導体(10)の前記直径は、0.25mmであり、前記銅層(12)の厚さは、3~5μmである、請求項8に記載のワイヤ。
【請求項10】
前記ワイヤ(1)は、単一の鋼線導体(10)を備え、前記単一の鋼線導体(10)は、前記ワイヤ(1)の中心に位置している、請求項1に記載のワイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2024年3月1日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第CN202410238915.X号の利益を主張し、その開示全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
本発明は、ワイヤ用鋼線導体、および鋼線導体を備えるワイヤに関する。
【背景技術】
【0003】
従来技術では、小さく軽量な自動車用ワイヤハーネス製品が、自動車技術の開発方向のうちの1つとなっている。小さく軽量なワイヤは、コストを削減するだけでなく、車両の全体重量を軽減するとともに、エネルギー消費を低減することができる。したがって、より細径で軽量な自動車用ワイヤハーネスが、将来の開発トレンドとなる。
【0004】
現在、自動車用ワイヤハーネスの信号用ワイヤは、一般に、0.35mm

または0.5mm

の断面積を有する軟質銅線を使用している。信号用ワイヤの電流は小さく、ワイヤ利用率は低いが、軟質銅の強度は弱い。信号用ワイヤの断面積が小さくなると、信号用ワイヤの強度が、適用要件を満たさなくなる。
【0005】
従来技術では、信号用ワイヤのサイズを小さくするために、0.35mm

または0.5mm

の断面積を有する軟質銅線の代わりに、0.13mm

の断面積を有する銅合金線が使用されている。銅合金線は、高い強度を有するが、可撓性に乏しく、組立ておよび適用時に破断しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した欠点の少なくとも1つの側面を克服または緩和するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、ワイヤが提供される。ワイヤは、鋼線導体および絶縁層を備える。鋼線導体は、鋼線、および鋼線の周りを覆っている銅層を含む。絶縁層は、鋼線導体の周りを覆っている。
【0008】
本発明の例示的な実施形態によれば、ワイヤは、複数本の鋼線導体を備え、複数本の鋼線導体のうち2本の隣り合う鋼線導体が、いずれも互いに接している。
【0009】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、複数本の鋼線導体のうち1本の鋼線導体が、ワイヤの中心に位置し、複数本の鋼線導体のうちワイヤの中心に位置する1本の鋼線導体以外の他の鋼線導体が、ワイヤの中心に位置する1本の鋼線導体の周りに配置されている。
【0010】
本発明の別の例示的な実施形態によれば、ワイヤにおける複数本の鋼線導体は、互いに同じ直径を有し、互いに撚り合わされている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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