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公開番号2025116730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011329
出願日2024-01-29
発明の名称受信装置及びプログラム
出願人日本放送協会
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04L 27/227 20060101AFI20250801BHJP(電気通信技術)
要約【課題】フレーム同期の性能を改善し、低C/N時における同期耐性を向上させる。
【解決手段】受信装置1は、2スロット分のIQ信号と第1の参照信号との第1の相互相関値をシンボル番地ごとに導出する第1相互相関部407と、2スロット分のIQ信号と第2の参照信号との第2の相互相関値をシンボル番地ごとに導出する第2相互相関部408と、第1の相互相関値又は第2の相互相関値のシンボル番地を1スロットのシンボル数分だけ巡回遅延する巡回遅延部409と、巡回遅延をした方の相互相関値と、巡回遅延をしていない方の相互相関値とを所定スロット数分にわたり累積して相互相関累積値を導出する累積部410と、相互相関累積値のピークが1スロットのシンボル数ごとに現われるようにピークを補間する2倍補間部411と、ピークに対応するシンボル番地を検出するフレーム同期検出部412と、を有するフレーム同期部40を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
2スロット分のIQ信号と、既知のIQ信号である第1の参照信号と、の第1の相互相関値をシンボル番地ごとに導出する第1相互相関部と、
前記2スロット分のIQ信号と、既知のIQ信号である第2の参照信号と、の第2の相互相関値をシンボル番地ごとに導出する第2相互相関部と、
前記第1の相互相関値及び前記第2の相互相関値のいずれか一方のシンボル番地を1スロットのシンボル数分だけ巡回遅延する巡回遅延部と、
前記巡回遅延をした方の前記相互相関値と、前記巡回遅延をしていない方の前記相互相関値と、を所定スロット数分にわたり累積して相互相関累積値を導出する累積部と、
前記相互相関累積値のピークが1スロットのシンボル数ごとに現われるようにピークを補間する2倍補間部と、
前記ピークに対応するシンボル番地を検出するフレーム同期検出部と、
を有するフレーム同期部を備える受信装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
奇数番目のスロット分のIQ信号と既知のIQ信号である第1の参照信号との相互相関値をシンボル番地ごとに導出した後、後続する偶数番目のスロット分のIQ信号と既知のIQ信号である第2の参照信号との相互相関値をシンボル番地ごとに導出する第1相互相関部と、
前記奇数番目のスロット分のIQ信号と前記第2の参照信号との相互相関値をシンボル番地ごとに導出した後、前記後続する偶数番目のスロット分のIQ信号と前記第1の参照信号との相互相関値をシンボル番地ごとに導出する第2相互相関部と、
前記第1相互相関部により導出された相互相関値を所定スロット数分にわたり累積して第1の相互相関累積値を導出する第1累積部と、
前記第2相互相関部により導出された相互相関値を前記所定スロット数分にわたり累積して第2の相互相関累積値を導出する第2累積部と、
前記第1の相互相関累積値及び前記第2の相互相関累積値の絶対値をとり、ピーク値が大きい方の相互相関累積値を決定する絶対値比較部と、
前記絶対値比較部により決定された相互相関累積値のピークに対応するシンボル番地を検出するフレーム同期検出部と、
を有するフレーム同期部を備える受信装置。
【請求項3】
当該受信装置に入力されたIQ信号により周波数誤差を推定し、補正する周波数粗調部と、
前記周波数粗調部から入力したIQ信号の波形整形を行うルートロールオフフィルタと、
前記ルートロールオフフィルタから入力した、非シンボル点を含むIQ信号からシンボルタイミングをとりつつ、シンボル点に間引き、シンボル同期をとるシンボル同期部と、
前記シンボル同期が確立したIQ信号に対してフレーム同期をとる前記フレーム同期部と、
前記第1の参照信号及び前記第2の参照信号と前記フレーム同期が確立したIQ信号との比較により、周波数誤差を推定して補正する周波数微調部と、
前記参照信号と前記周波数微調部から入力したIQ信号との比較により、位相誤差を推定して補正する位相補正部と、
を備える、請求項1又は2に記載の受信装置。
【請求項4】
コンピュータを、請求項1又は2に記載の受信装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、受信装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
現在運用されている各種規格のデジタル放送のうち、衛星放送を例にとれば、放送衛星に備えられた伝送器(衛星中継器)を使って、複数の放送事業者が独立したTS(Transport Stream)を伝送できるように、放送波信号は多重伝送される。衛星デジタル放送で採用済みの規格には、ISDB-S3(例えば、非特許文献1参照)が知られている。その他、ISDB-S、DVB-S2、DVB-S2Xなどがある。
【0003】
図8は、衛星放送システム100の構成例を示す図である。図8に示す衛星放送システム100は、送信装置2と、実衛星である衛星中継器3と、複数の受信装置1(受信装置1-1~1-N)と、を備える。なお、受信装置1は、ISDB-S3の規格に適合した一般的な受信装置として説明する。
【0004】
送信装置2は、生成した変調波信号を所定の周波数帯域に変換した後、衛星中継器3に向けてアップリンクする。
【0005】
衛星中継器3は、送信装置2から送信された変調波信号を伝送する伝送器である。衛星中継器3は、増幅器に前置される入力フィルタである入力マルチプレクサフィルタ(以下、「IMUXフィルタ」と称する。)31と、進行波管増幅器(以下、「TWTA」と称する。)32と、増幅器に後置される出力フィルタである出力マルチプレクサフィルタ(以下、「OMUXフィルタ」と称する。)33と、を備える。
【0006】
衛星中継器3は、IMUXフィルタ31によって受信した放送波信号から1チャンネル分ごとに帯域抽出を行い、TWTA32によりチャンネルごとに増力を行って、OMUXフィルタ33で帯域外不要周波数成分を抑圧し、後続の合成器(図示せず)により全チャンネル分の放送波信号を合成し、複数の受信装置1に向けて放送波信号をダウンリンクする。
【0007】
図9は、ISDB-S3方式に準拠する変調信号のフレーム構成を示す図である。時分割多重の1フレームは120スロットで構成される。スロット単位では、24シンボルのフレーム同期信号及び32シンボルのパイロット信号に続いて、136シンボルの主信号及び4シンボルのTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration and Control)信号が66回繰り返した形となる。なお、図中ではTMCC信号を「T

」と記す。
【0008】
主信号は、ISDB-S3方式の場合、π/2シフトBPSK、QPSK、8PSK、16APSK、及び32APSKの5つの変調方式がある。パイロット信号は、主信号の変調方式と連動する。TMCC信号は、伝送制御に関する情報が記載されており、主信号の変調方式、符号化率等を指定する。またTMCC信号の変調方式は、π/2シフトBPSKである。
【0009】
フレーム同期信号は、ISDB-S3方式の場合、フレーム先頭位置であるスロット#1の先頭24シンボルに位置するFsync(0x52F866)、偶数スロットの先頭24シンボルに位置するSsync(0x36715A)、スロット#1を除く奇数スロットの先頭24シンボルに位置する!Fsync(0xAD0799)の3種類となり、これらの変調方式はπ/2シフトBPSKとなる。Fsyncと!Fsyncはビット反転した関係にあり、π/2シフトBPSKにおけるIQ信号では180度回転した関係となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
「高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(ISDB-S3)」、ARIB STD-B44 2.1版、一般社団法人 電波産業会
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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