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公開番号2025127063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023555
出願日2024-02-20
発明の名称記録装置およびキャリッジ制御方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250825BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 主走査方向におけるキャリッジの移動距離が大きくなってしまい、スループットの向上が困難であった。
【解決手段】 媒体Bに光硬化性インクを吐出する記録ヘッド20と、往路動作で吐出された前記光硬化性インクを硬化させる光を照射する光源30とを、搭載して主走査方向に往復移動可能なキャリッジ41と、キャリッジ41の動作を制御する制御部80とを備えた記録装置10であって、制御部80は、光源30による光の照射範囲が、媒体Bにおいて光硬化性インクが吐出された領域から外れない位置で往路動作から復路動作への折り返しが行われるように、ステップS140にて移動範囲を特定し、キャリッジ41の移動を制御している。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
媒体に光硬化性インクを吐出する記録ヘッドと、往路動作で吐出された前記光硬化性インクを硬化させる光を照射する光源とを、搭載して主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジの動作を制御する制御部とを備えた記録装置であって、
前記制御部は、前記光源による光の照射範囲が、前記媒体において前記光硬化性インクが吐出された領域から外れない位置で往路動作から復路動作への折り返しが行われるように前記キャリッジの移動を制御する
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記折り返し位置を前記光源と前記媒体との距離に基づいて変更することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記光源と前記媒体との距離をパラメーターとして前記折り返し位置を計算することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記光源と前記媒体との距離をパラメーターとして所定のテーブルを参照して前記折り返し位置を決定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記折り返し位置を調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項6】
前記光源は走査方向に複数列の光素子を有しており、前記制御部は、前記折り返し位置を前記光素子の幅の単位で調整することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
媒体に光硬化性インクを吐出する記録ヘッドと、往路動作で吐出された前記光硬化性インクを硬化させる光を照射する光源とを、搭載して主走査方向に往復移動可能なキャリッジの動作を制御する記録装置のキャリッジ制御方法であって、
前記媒体において前記光硬化性インクが吐出された領域を取得する工程と、
前記光源による光の照射範囲が前記光硬化性インクが吐出された領域から外れない位置で、往路動作から復路動作への折り返し位置を決定する工程と、
前記折り返し位置で前記キャリッジの移動を制御する工程とを実施することを特徴とする記録装置のキャリッジ制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置およびキャリッジ制御方法に関し、特に、光硬化性インクを使用して記録する記録装置およびキャリッジ制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
光硬化性インクを使用して記録する記録装置として、特許文献1に開示されているものが知られている。
同文献には、記録媒体上に光硬化性インクを吐出する記録ヘッド4と光源5とを有し、主走査方向に往復移動可能に構成されたキャリッジ3を備えたインクジェット記録装置が開示されている。このインクジェット記録装置では、キャリッジ3が往路方向に移動しながら記録ヘッド4にて光硬化性インクを吐出し、光源5は光硬化性インクの上に硬化用の光を照射する。
【0003】
キャリッジ3は、光源5から照射された光線の照射範囲が記録媒体を超えてから折り返し、復路方向に動作を行う。このように往路方向で光源5が記録媒体を超えるまで移動するため、記録ヘッド4で吐出された光硬化性インクを確実に定着および硬化してる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-26970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のインクジェット記録装置は、往路動作で光硬化性インクを確実に硬化させるために常にキャリッジの光源が記録媒体を超えるまで移動する。このため、主走査方向におけるキャリッジの移動距離が大きくなってしまい、スループットの向上が困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、媒体に光硬化性インクを吐出する記録ヘッドと、往路動作で吐出された前記光硬化性インクを硬化させる光を照射する光源とを、搭載して主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、前記キャリッジの動作を制御する制御部とを備えた記録装置であって、前記制御部は、前記光源による光の照射範囲が、前記媒体において前記光硬化性インクが吐出された領域から外れない位置で往路動作から復路動作への折り返しが行われるように前記キャリッジの移動を制御する。
【0007】
また、本発明は、媒体に光硬化性インクを吐出する記録ヘッドと、往路動作で吐出された前記光硬化性インクを硬化させる光を照射する光源とを、搭載して主走査方向に往復移動可能なキャリッジの動作を制御する記録装置のキャリッジ制御方法であって、前記媒体において前記光硬化性インクが吐出された領域を取得する工程と、前記光源による光の照射範囲が前記光硬化性インクが吐出された領域から外れない位置で、往路動作から復路動作への折り返し位置を決定する工程と、前記折り返し位置で前記キャリッジの移動を制御する工程とを実施する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の記録装置が適用されたインクジェット記録装置の概略ブロック図である。
キャリッジに搭載されている記録ヘッドと光源の配置を示す概略図である。
キャリッジの動作を制御するプログラムのフローチャートである。
キャリッジの移動過程を示す図である。
キャリッジの移動過程を示す図である。
キャリッジの移動過程を示す図である。
キャリッジの光源から媒体までの距離とキャリッジの移動範囲を示す図である。
キャリッジの光源から媒体までの距離とキャリッジの移動範囲を示す図である。
キャリッジの光源から媒体までの距離に基づいてキャリッジの移動範囲を参照するためのテーブルを示す図である。
キャリッジの動作を制御する変形例にかかるプログラムのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の記録装置が適用されたインクジェット記録装置を概略ブロック図により示している。
【0010】
本記録装置10は、記録ヘッド20と光源30を搭載して主走査方向に往復動するキャリッジ部40と、主走査方向と概ね直交する方向に媒体を搬送する搬送部50と、PGセンサー60と、インターフェイス部70を介して印刷データを受信して印刷を制御する制御部80とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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