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公開番号2025136248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034582
出願日2024-03-07
発明の名称電解水生成装置
出願人株式会社テックコーポレーション
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C02F 1/461 20230101AFI20250911BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】羽根車とポンプの間に複雑な減速機構を設ける必要がなく、ポンプの設置位置の自由度を向上できる電解水生成装置を提供すること。
【解決手段】電解質水溶液を電気分解して電解生成液を生成する電解槽(13)と、電解質水溶液タンク(11)から電解質水溶液を吸い出して前記電解槽(13)に送るポンプ(12)と、前記電解槽(13)から送られる電解生成液を希釈水の水流により希釈し、電解水を生成する希釈流路(14)と、前記希釈流路(14)に設けられた羽根車(16)と、前記羽根車(16)から伝達されるトルクを用いて発電した電力を前記電解槽(13)および前記ポンプ(12)に供給する発電機(32,33)と、を備える電解水生成装置(1)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電解質水溶液を電気分解して電解生成液を生成する電解槽と、
電解質水溶液タンクから電解質水溶液を吸い出して前記電解槽に送るポンプと、
前記電解槽から送られる電解生成液を希釈水の水流により希釈し、電解水を生成する希釈流路と、
前記希釈流路に設けられた羽根車と、
前記羽根車から伝達されるトルクを用いて発電した電力を前記電解槽および前記ポンプに供給する発電機と、
を備える電解水生成装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電解水生成装置において、
前記発電機は、前記電解槽に電力を供給する第1発電機と、前記ポンプに電力を供給する第2発電機とを備える電解水生成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電解水生成装置において、
前記羽根車から伝達されるトルクを前記第1発電機および前記第2発電機に分配するギア機構を備える電解水生成装置。
【請求項4】
電解質水溶液を電気分解して電解生成液を生成する電解槽と、
電解質水溶液タンクから電解質水溶液を吸い出して前記電解槽に送るポンプと、
前記電解槽から送られる電解生成液を希釈水の水流により希釈し、電解水を生成する希釈流路と、
前記希釈流路に設けられた羽根車と、
前記羽根車から伝達されるトルクを用いて発電した電力を前記ポンプに供給する発電機と、
を備える電解水生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水力発電を行う電解水生成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の電解水生成装置では、電解質水溶液を原水供給路に送るためのポンプに、原水供給路に設けられた羽根車が得たトルクを伝達し、該ポンプを駆動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-37690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、羽根車とポンプの間に複雑な減速機構を設ける必要があり、また、羽根車およびポンプの設置位置が、羽根車からポンプへトルクを伝達するのに好適な位置に限定されてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、例えば、以下の通りである。以下では、図の符号を参照のために用いている。
〔1〕電解質水溶液を電気分解して電解生成液を生成する電解槽(13)と、
電解質水溶液タンク(11)から電解質水溶液を吸い出して前記電解槽(13)に送るポンプ(12)と、
前記電解槽(13)から送られる電解生成液を希釈水の水流により希釈し、電解水を生成する希釈流路(14)と、
前記希釈流路(14)に設けられた羽根車(16)と、
前記羽根車(16)から伝達されるトルクを用いて発電した電力を前記電解槽(13)および前記ポンプ(12)に供給する発電機(32,32A,33)と、
を備える電解水生成装置(1,1A)。
〔2〕〔1〕に記載の電解水生成装置(1)において、
前記発電機(32,33)は、前記電解槽(13)に電力を供給する第1発電機(32)と、前記ポンプ(12)に電力を供給する第2発電機(33)とを備える電解水生成装置(1)。
〔3〕〔2〕に記載の電解水生成装置(1)において、
前記羽根車(16)から伝達されるトルクを前記第1発電機(32)および前記第2発電機(33)に分配するギア機構(31)を備える電解水生成装置(1)。
〔4〕電解質水溶液を電気分解して電解生成液を生成する電解槽(13)と、
電解質水溶液タンク(11)から電解質水溶液を吸い出して前記電解槽(13)に送るポンプ(12)と、
前記電解槽(13)から送られる電解生成液を希釈水の水流により希釈し、電解水を生成する希釈流路(14)と、
前記希釈流路(14)に設けられた羽根車(16)と、
前記羽根車(16)から伝達されるトルクを用いて発電した電力を前記ポンプ(12)に供給する発電機(32A,33,33B)と、
を備える電解水生成装置(1,1A,1B)。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の電解水生成装置の構成を示す図である。
第1実施形態の電力供給処理のフローチャートである。
第2実施形態の電解水生成装置の構成を示す図である。
第2実施形態の電力供給処理のフローチャートである。
第3実施形態の電解水生成装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
図1は、電解水生成装置1の構成を示す図である。
電解質水溶液タンク11は、適宜の電解質水溶液を貯留する。電解水生成装置1において有効塩素濃度10~80ppm、pH5.0~6.5を示す微酸性電解水を生成する場合、電解質水溶液として塩酸またはこれに塩化ナトリウム水溶液を加えたものを用いることができる。電解水生成装置1において有効塩素濃度10~80ppm、pH7.5以上を示す電解次亜水を生成する場合、電解質水溶液として塩化ナトリウム水溶液を用いることができる。
【0008】
ポンプ12は、電解質水溶液タンク11から電解質水溶液を吸い出して電解槽13に送る。
【0009】
電解槽13は、1室型であり、内部は隔膜で仕切られていない。電解槽13は、収容する一対の電極に、電解質水溶液に対応する一定値以上の電圧が印加されることで電解質水溶液を電気分解し、電解生成液を生成する。電解水生成装置1において、電解質水溶液として塩酸またはこれに塩化ナトリウム水溶液を加えたものが用いられる場合、例えば1.5V以上印加されることで良好な塩素の発生量(良好な電解生成液の生成)となり、電解水生成装置1として微酸性電解水を良好に生成することが可能となる。電解に伴う水素や塩素等の適宜の発生ガスは、電解槽13に設けられる不図示の分離機構にて電解生成液と分離されて外部に排出されてもよいし、電解生成液と共に電解槽13から排出されてもよい。ポンプ12が電解質水溶液を電解槽13に送ることにより、電解槽13から電解生成液が配管18を介して希釈流路14に送られる。
【0010】
希釈流路14には、給水部15から水道水やRO(Reverse Osmosis)水等の原水(電解生成液を希釈するための水、希釈水)が供給される。本実施形態では、給水部15は水道に接続し、給水部15から希釈流路14に供給される原水には水道による水圧がかかるものとする。希釈流路14は、電解槽13から送られる電解生成液を希釈水の水流により希釈し、電解水を生成する。例えば、希釈流路14は、電解槽13にて生成される電解生成液を微酸性電解水の規定(有効塩素濃度10~80ppm、pH5.0~6.5)を満たすように原水の水流によって希釈し、電解水を生成する。希釈流路14は、生成した電解水を電解水吐出部17から吐出する。
(【0011】以降は省略されています)

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