TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025139132
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024037908
出願日2024-03-12
発明の名称車両用灯具
出願人スタンレー電気株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F21S 43/20 20180101AFI20250918BHJP(照明)
要約【課題】部品点数の増加や大型化を抑えつつ、車幅方向に大きな視認角が必要な場合でも十分な視認性を確保することを可能とした車両用灯具を提供する。
【解決手段】光源2と、導光体3とを備え、導光体3は、第1の入射部8と第1の出射部9とを含む第1のレンズ部10と、第2の入射部11と第2の出射部12とを含む第2のレンズ部13と、第1の出射部9と第2の入射部11との間に空間Kを形成しながら、第1のレンズ部10と第2のレンズ部13との間を連結する連結部14とを有し、第1の入射部8は、第1の集光入射面8aと、第2の入射面8bと、集光反射面8cとを有し、第1の出射部9は、第1の導光出射面9aと、一対の第2の導光出射面9bとを有し、一対の第2の導光出射面9bから出射された第2の光L2は、互いに交差しながら、第1の導光出射面から出射された第1の光L1よりも広角方向に出射される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、
前記光源から出射された光を導光する導光体とを備え、
前記導光体は、前記光源と対向する側に位置する第1の入射部と、前記第1の入射部とは反対側に位置する第1の出射部とを含む第1のレンズ部と、
前記第1のレンズ部と対向する側に位置する第2の入射部と、前記第2の入射部とは反対側に位置する第2の出射部とを含む第2のレンズ部と、
前記第1の出射部と前記第2の入射部との間に空間を形成しながら、前記第1のレンズ部と前記第2のレンズ部との間を連結する連結部とを有し、
前記第1の入射部は、前記光源と対向する部分の中央側に位置して、前記光源から放射状に出射された光のうち第1の光が集光しながら入射する第1の集光入射面と、前記第1の集光入射面の周囲を囲む位置から前記光源側に突出した突出部の内周側に位置して、前記光源から放射状に出射された光のうち第2の光が入射する第2の入射面と、前記突出部の外周側に位置して、前記第2の入射面から入射した第2の光を反射する集光反射面とを有し、
前記第1の出射部は、前記第1の集光入射面と対向する側に位置して、前記第1の集光入射面から入射した第1の光を前記空間に向けて出射する第1の導光出射面と、前記第1の導光出射面を挟んだ両側の少なくとも一方に位置して、前記集光反射面で反射された第2の光を前記空間に向けて出射する第2の導光出射面とを有し、
前記第1の導光出射面から出射された第1の光は、前記第2の入射部から入射した後、前記第2の出射部から出射され、
前記第2の導光出射面から出射された第2の光は、前記第1のレンズ部の一方の側部から前記第2のレンズ部の反対側の側部側へ出射し、前記第2の入射部に入射した後、前記第2の出射部から前記第1の光よりも広角方向に出射されることを特徴とする車両用灯具。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記第2の導光出射面は、前記集光反射面で反射された第2の光の反射方向と直交する垂直面を構成していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第2の導光出射面は、前記集光反射面で反射された第2の光を互いに交差する方向に屈折させる屈折面を構成していることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第2の出射部は、複数の拡散カットを含み、前記第2の入射部から入射した第1の光及び第2の光を前記複数の拡散カットにより拡散しながら出射することを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、車両に搭載される車両用灯具として、発光ダイオード(LED)などの光源と、インナーレンズなどの導光体とを組み合わせたものが知られている(例えば、下記特許文献1を参照。)。
【0003】
下記特許文献1には、光源と、この光源からの光を透過制御する透光部材と、を備えた車両用灯具において、上記透光部材は、第1レンズ部と、この第1レンズ部から離間して配置された第2レンズ部と、これら第1および第2レンズ部の端部同士を接続する接続板部とを備えており、かつ、上記第1レンズ部と上記第2レンズ部と上記接続板部とが一体成形されており、上記第1レンズ部は、上記光源からの光を入射させる第1入射面と、この第1入射面から入射した光を出射させる第1出射面とを備えており、上記第2レンズ部は、上記第1出射面から出射した光を入射させる第2入射面と、この第2入射面から入射した光を出射させる第2出射面とを備えており、上記第2出射面および上記接続板部の外面ならびに/または上記第2入射面および上記接続板部の内面に、複数のレンズ素子が形成されている、ことを特徴とする車両用灯具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6655978号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した特許文献1に記載の車両用灯具では、透光部材(導光体)における第2出射面の発光幅を拡げる場合、透光部材の幅方向の寸法を大きくするのに合わせて、透光部材の奥行き方向の寸法も大きくする必要がある。この場合、導光体の奥行き方向の寸法を抑えて、導光体の幅方向の寸法のみを拡大することは困難であり、導光体の大型化などの問題が発生してしまう。また、導光体の幅方向の寸法を拡大するのに合わせて、光源の数も増加してしまうため、部品点数の増加やコスト上昇の原因にもなる。
【0006】
また、特許文献1に記載の車両用灯具では、透光部材の第2出射面から前方に向けて出射される光の主配光とは別に、広角(ワイド)方向に向けた副配光を追加することは困難である。このため、車幅方向に大きな視認角が必要な場合、車両用灯具が大型化する等の課題がある。
【0007】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、部品点数の増加や大型化を抑えつつ、車幅方向に大きな視認角が必要な場合でも十分な視認性を確保することを可能とした車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 光源と、
前記光源から出射された光を導光する導光体とを備え、
前記導光体は、前記光源と対向する側に位置する第1の入射部と、前記第1の入射部とは反対側に位置する第1の出射部とを含む第1のレンズ部と、
前記第1のレンズ部と対向する側に位置する第2の入射部と、前記第2の入射部とは反対側に位置する第2の出射部とを含む第2のレンズ部と、
前記第1の出射部と前記第2の入射部との間に空間を形成しながら、前記第1のレンズ部と前記第2のレンズ部との間を連結する連結部とを有し、
前記第1の入射部は、前記光源と対向する部分の中央側に位置して、前記光源から放射状に出射された光Lのうち第1の光が集光しながら入射する第1の集光入射面と、前記第1の集光入射面の周囲を囲む位置から前記光源側に突出した突出部の内周側に位置して、前記光源から放射状に出射された光のうち第2の光が入射する第2の入射面と、前記突出部の外周側に位置して、前記第2の入射面から入射した第2の光を反射する集光反射面とを有し、
前記第1の出射部は、前記第1の集光入射面と対向する側に位置して、前記第1の集光入射面から入射した第1の光を前記空間に向けて出射する第1の導光出射面と、前記第1の導光出射面を挟んだ両側の少なくとも一方に位置して、前記集光反射面で反射された第2の光を前記空間に向けて出射する第2の導光出射面とを有し、
前記第1の導光出射面から出射された第1の光は、前記第2の入射部から入射した後、前記第2の出射部から出射され、
前記第2の導光出射面から出射された第2の光は、前記第1のレンズ部の一方の側部から前記第2のレンズ部の反対側の側部側へ出射し、前記第2の入射部に入射した後、前記第2の出射部から前記第1の光よりも広角方向に出射されることを特徴とする車両用灯具。
〔2〕 前記第2の導光出射面は、前記集光反射面で反射された第2の光の反射方向と直交する垂直面を構成していることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔3〕 前記第2の導光出射面は、前記集光反射面で反射された第2の光を互いに交差する方向に屈折させる屈折面を構成していることを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
〔4〕 前記第2の出射部は、複数の拡散カットを含み、前記第2の入射部から入射した第1の光及び第2の光を前記複数の拡散カットにより拡散しながら出射することを特徴とする前記〔1〕に記載の車両用灯具。
【発明の効果】
【0009】
以上のように、本発明によれば、部品点数の増加や大型化を抑えつつ、車幅方向の視認角が大きくなった場合でも十分な視認性を確保することを可能とした車両用灯具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す正面図である。
図1中に示す線分A-Aによる車両用灯具の断面図である。
光源及びインナーレンズを示す斜視図である。
光源及びインナーレンズを示す背面図である。
図4中に示す線分B-Bによる光源から出射された光のインナーレンズによる光路を示す断面図である。
図4中に示す線分B-Bによる光源から出射された光のインナーレンズによる別の光路を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
室外機器
3か月前
個人
照明システム
2か月前
個人
LED光源基盤
7か月前
個人
気泡を用いた遊具。
5か月前
個人
車載機器の通気構造
18日前
株式会社遠藤照明
照明装置
9日前
株式会社遠藤照明
照明器具
4か月前
株式会社遠藤照明
照明器具
8か月前
個人
LEDライト
2か月前
デンカ株式会社
照明装置
3か月前
能美防災株式会社
表示灯
18日前
デンカ株式会社
道路用照明
3か月前
瀧住電機工業株式会社
ダクトレール
6か月前
株式会社小糸製作所
誘導装置
2日前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
株式会社小糸製作所
投光装置
18日前
株式会社小糸製作所
投光装置
18日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
8か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
4か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
日本光機工業株式会社
光源装置
8か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
国楽(香港)有限公司
照明器具
8か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
5か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6か月前
株式会社小糸製作所
描画用灯具
6か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
6か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
2か月前
株式会社オカムラ
間仕切り装置
6か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
7か月前
常盤電業株式会社
表示機
7か月前
続きを見る