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公開番号
2025146999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2025129052,2021147823
出願日
2025-08-01,2021-09-10
発明の名称
熱収縮性フィルム
出願人
グンゼ株式会社
代理人
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250926BHJP(積層体)
要約
【課題】透明性及び耐脂性がより向上した熱収縮性フィルムを提供する。
【解決手段】熱収縮性フィルムは、環状オレフィン系樹脂、エチレン系樹脂、及び石油樹脂から構成される表層を備える。表層は、環状オレフィン系樹脂、エチレン系樹脂、及び石油樹脂の合計100質量%に対し、エチレン系樹脂を35質量%以下、石油樹脂を5質量%以上含有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
環状オレフィン系樹脂、エチレン系樹脂、及び石油樹脂から構成される表層を備え、
前記表層は、前記環状オレフィン系樹脂、前記エチレン系樹脂、及び前記石油樹脂の合計100質量%に対し、前記エチレン系樹脂を35質量%以下、前記石油樹脂を5質量%以上含有する、
熱収縮性フィルム。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記表層に隣接して積層されるコア層をさらに備え、
前記コア層は、プロピレン系樹脂及び石油樹脂を含有する、
請求項1に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項3】
前記コア層は、前記プロピレン系樹脂及び前記石油樹脂の合計100質量%に対し、前記石油樹脂を10質量%以上含有する、
請求項2に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項4】
前記コア層は、環状オレフィン系樹脂及びエチレン系樹脂をさらに含有する、
請求項2または請求項3に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項5】
前記コア層は、前記プロピレン系樹脂として、長鎖分岐ポリプロピレンを含有する、
請求項2から請求項4のいずれかに記載の熱収縮性フィルム。
【請求項6】
前記表層は、前記コア層の両面に隣接して積層される、
請求項2から請求項5のいずれかに記載の熱収縮性フィルム。
【請求項7】
前記環状オレフィン系樹脂は、ガラス転移温度がTg1(℃)である第1の環状オレフィン系樹脂と、ガラス転移温度がTg2(℃)である第2の環状オレフィン系樹脂とを含み、
前記ガラス転移温度Tg1とTg2との差は、10℃以上である、
請求項1から請求項6のいずれかに記載の熱収縮性フィルム。
【請求項8】
前記ガラス転移温度Tg1及びTg2は、Tg1>70℃、70℃≦Tg2を満たす、
請求項7に記載の熱収縮性フィルム。
【請求項9】
前記石油樹脂は、脂環式石油樹脂を含む、
請求項1から請求項8のいずれかに記載の熱収縮性フィルム。
【請求項10】
請求項1から9のいずれかに記載の熱収縮性フィルムを含む熱収縮性ラベル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱収縮性フィルムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、表裏層と中間層とを有する熱収縮性多層フィルムを開示する。この表裏層は、環状オレフィン系樹脂を60~80重量%、エチレン系樹脂を20~40重量%含有する。この中間層は、樹脂を含有し、中間層を構成する樹脂成分の合計を100モル%としたとき、プロピレン成分を35~70モル%、エチレン成分を1~10モル%及びブテン成分を1~10モル%含有する。特許文献1によれば、この構成により密度が低く、優れた収縮性及び高い剛性を有するとともに、層間剥離が生じにくく、透明性にも優れた熱収縮性フィルムが提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-071064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、熱収縮フィルムのヘイズ値が7.0%未満であれば許容範囲としている。ヘイズ値は、熱収縮フィルムの曇り具合を表す指標であり、低いほど透明度が高いことを示す。しかし、場合によってはより高い透明度の基準を満足し、かつその他の外観品質を向上させることが要求される。外観品質を評価するその他の基準としては、例えば耐脂性が挙げられる。熱収縮フィルムは、熱収縮前に人の手が触れたり等により脂分が付着すると、その箇所が熱収縮後に白化を起こすことがある。耐脂性は、脂分による白化の抑制度合いを表し、高いほど好ましい。
【0005】
本開示は、透明性及び耐脂性がより向上した熱収縮性フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る熱収縮性フィルムは、環状オレフィン系樹脂、エチレン系樹脂、及び石油樹脂から構成される表層を備える。表層は、環状オレフィン系樹脂、エチレン系樹脂、及び石油樹脂の合計100質量%に対し、エチレン系樹脂を35質量%以下、石油樹脂を5質量%以上含有する。
【0007】
上記熱収縮性フィルムは、表層に隣接して積層されるコア層をさらに備えてもよい。コア層は、プロピレン系樹脂及び石油樹脂を含有してもよい。
【0008】
上記熱収縮性フィルムにおいて、コア層は、プロピレン系樹脂及び石油樹脂の合計100質量%に対し、石油樹脂を10質量%以上含有してもよい。
【0009】
上記熱収縮性フィルムにおいて、コア層は、環状オレフィン系樹脂及びエチレン系樹脂をさらに含有してもよい。
【0010】
上記熱収縮性フィルムにおいて、コア層は、プロピレン系樹脂として、長鎖分岐ポリプロピレンを含有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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