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公開番号2025153695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056306
出願日2024-03-29
発明の名称直接空気回収システム及びその制御方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B01D 53/04 20060101AFI20251002BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】回収される二酸化炭素の用途によって、適切な回収方法を選択可能な直接空気回収システムを提供する。
【解決手段】本開示に係る直接空気回収システムは、二酸化炭素の回収手法が異なる複数の直接空気回収装置と、複数の直接空気回収装置を制御するコントローラと、を備えた直接空気回収システムである。コントローラは、当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途に関する用途情報を取得し、用途情報に基づいて、複数の直接空気回収装置のいずれか一つを選択する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二酸化炭素の回収手法が異なる複数の直接空気回収装置と、
前記複数の直接空気回収装置を制御するコントローラと、を備えた直接空気回収システムであって、
前記コントローラは、
当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途に関する用途情報を取得し、
前記用途情報に基づいて、前記複数の直接空気回収装置のいずれか一つを選択する、
直接空気回収システム。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記回収手法は、
大気中の二酸化炭素を固体吸着剤に吸着させて回収する化学吸着法と、
大気中の二酸化炭素を吸収液に吸収させて回収する化学吸収法と、
大気中の二酸化炭素を選択的に透過させる分離膜を用いて二酸化炭素を回収する膜分離法と、
大気中の二酸化炭素を冷却して固化させて二酸化炭素を回収する深冷分離法と、のいずれかである、
請求項1に記載の直接空気回収システム。
【請求項3】
当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途が、当該二酸化炭素と水素とを合成する合成燃料又は化学品の製造である場合、
前記コントローラは、
前記回収手法として前記化学吸着法又は前記化学吸収法を用いた直接空気回収装置を選択する、
請求項2に記載の直接空気回収システム。
【請求項4】
当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途が、当該二酸化炭素を用いた炭酸塩の製造である場合、
前記コントローラは、
前記回収手法として前記膜分離法を用いた直接空気回収装置を選択する、
請求項2に記載の直接空気回収システム。
【請求項5】
二酸化炭素の回収手法が異なる複数の直接空気回収装置を備えた直接空気回収システムの制御方法であって、
コンピュータが、
当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途に関する用途情報を取得し、
前記用途情報に基づいて、前記複数の直接空気回収装置のいずれか一つを選択する、
直接空気回収システムの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、直接空気回収システム及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、二酸化炭素吸着剤を壁に含む反応流路と、反応流路を加熱もしくは冷却するための熱媒体を流すための熱交換流路と、を備えた直接空気回収(DAC:Direct Air Capture)装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/106043号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された直接空気回収装置は、大気中の二酸化炭素を吸着剤に吸着させて回収する化学吸着法を用いている。直接空気回収装置における二酸化炭素の回収手法としては、化学吸着法以外に、化学吸収法、膜分離法、及び深冷分離法などが知られている。
二酸化炭素の回収手法によって、回収された二酸化炭素の濃度が異なるため、回収された二酸化炭素に適した用途も異なる。換言すると、回収される二酸化炭素の用途によって、適切な回収方法も異なる。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、回収される二酸化炭素の用途によって、適切な回収方法を選択可能な直接空気回収システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る直接空気回収システムは、
二酸化炭素の回収手法が異なる複数の直接空気回収装置と、
前記複数の直接空気回収装置を制御するコントローラと、を備えた直接空気回収システムであって、
前記コントローラは、
当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途に関する用途情報を取得し、
前記用途情報に基づいて、前記複数の直接空気回収装置のいずれか一つを選択する。
【0007】
本開示に係る直接空気回収システムでは、当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途に関する用途情報を取得し、前記用途情報に基づいて、二酸化炭素の回収手法が異なる複数の直接空気回収装置のいずれか一つを選択する。このように、回収される二酸化炭素の用途によって、適切な回収方法を選択できる。
【0008】
前記回収手法は、大気中の二酸化炭素を固体吸着剤に吸着させて回収する化学吸着法と、大気中の二酸化炭素を吸収液に吸収させて回収する化学吸収法と、大気中の二酸化炭素を選択的に透過させる分離膜を用いて二酸化炭素を回収する膜分離法と、大気中の二酸化炭素を冷却して固化させて二酸化炭素を回収する深冷分離法と、のいずれかでもよい。
【0009】
当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途が、当該二酸化炭素と水素とを合成する合成燃料又は化学品の製造である場合、前記コントローラは、前記回収手法として前記化学吸着法又は前記化学吸収法を用いた直接空気回収装置を選択してもよい。
【0010】
当該直接空気回収システムによって回収される二酸化炭素の用途が、当該二酸化炭素を用いた炭酸塩の製造である場合、前記コントローラは、前記回収手法として前記膜分離法を用いた直接空気回収装置を選択してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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