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公開番号2025157470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2025122069,2023192055
出願日2025-07-22,2018-11-27
発明の名称上流くぼみを有するマウスピースを有するエアロゾル発生物品
出願人フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A24D 3/04 20060101AFI20251007BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】上流にくぼみを有するマウスピースを有するエアロゾル発生物品に関する。
【解決手段】エアロゾル発生基体12と、エアロゾル発生基体と軸方向に整列したマウスピース14であって、一つ以上の壊れやすいカプセル22を含む濾過材料の添加剤セグメントを含み、各壊れやすいカプセルが外側シェルおよび添加剤を収容する内部コアを含む、マウスピースとを備える、エアロゾル発生物品10。濾過材料の添加剤セグメントは、エアロゾル発生基体から下流に間隙を介して、濾過材料のエアロゾル発生基体と濾過材料の添加剤セグメントとの間に上流くぼみ26を画定し、上流くぼみは実質的に充填されていない。ラッパー16は、濾過材料の添加剤セグメントおよび上流くぼみを囲む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル発生物品であって、
エアロゾル発生基体と、
前記エアロゾル発生基体と軸方向に整列したマウスピースであって、前記マウスピースが、一つ以上の壊れやすいカプセルを含む濾過材料の添加剤セグメントを含み、各壊れやすいカプセルが外側シェルおよび添加剤を収容する内部コアを含み、前記濾過材料の添加剤セグメントが、前記エアロゾル発生基体から下流に間隙を介して、前記エアロゾル発生基体と前記濾過材料の添加剤セグメントとの間に上流くぼみを画定し、前記上流くぼみが実質的に充填されていない、マウスピースと、
前記濾過材料の添加剤セグメントおよび前記上流くぼみを囲むラッパーと、を含む、エアロゾル発生物品。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記上流くぼみが、少なくとも3ミリメートルの長さを有する、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項3】
前記ラッパーがプラグラップであり、前記上流くぼみが前記プラグラップによって画定される、請求項1または2のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項4】
前記プラグラップが少なくとも50グラム/平方メートルの坪量を有するシート材料で形成される、請求項3に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項5】
前記上流くぼみの前記長さが、前記マウスピースの全長の25パーセント以下に相当する、請求項3または4のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項6】
前記マウスピースが、前記第一の濾過材料のセグメントと前記エアロゾル発生基体との間に中空管セグメントを含み、前記中空管セグメントが前記上流くぼみを画定する、請求項1または2のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項7】
前記中空管セグメントによって画定される前記上流くぼみの前記長さが、最大30ミリメートルである、請求項6に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項8】
前記上流くぼみが、前記エアロゾル発生基体の下流端から前記添加剤セグメントの上流端に延びる、請求項1~7のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項9】
前記マウスピースが、前記添加剤セグメントの下流に、濾過材料の下流セグメントをさらに含む、請求項1~8のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項10】
前記濾過材料の下流セグメントが一つ以上の追加的な壊れやすいカプセルを含み、各追加的な壊れやすいカプセルが外側シェルおよび添加剤を収容する内部コアを含む、請求項9に記載のエアロゾル発生物品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、上流くぼみを有するマウスピースを有するエアロゾル発生物品に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
フィルター付き紙巻たばこは典型的に、紙ラッパーで包囲されたたばこカットフィラーの円柱状のロッドと、巻かれたたばこロッドとの端と端とが隣接する関係で軸方向に整列した円柱状のフィルターとを備える。円柱状のフィルターは典型的に、紙プラグラップによって囲まれた濾過材料を含む。従来的には、包まれたたばこロッドおよびフィルターは、フィルターの全長および包まれたたばこロッドの隣接部分を囲む、通常は不透明の紙材料によって形成されるチッピングラッパーの帯によって結合される。そのフィルターセクションの口側端にくぼみを有する喫煙物品も提案されてきた。
【0003】
たばこが燃焼するよりはむしろ加熱される多くの喫煙物品が、当業界において提唱されてきた。加熱式喫煙物品において、エアロゾルはエアロゾル発生基体(たばこなど)を加熱することによって生成される。公知の加熱式喫煙物品には、例えばエアロゾルが電気的加熱によるか、または可燃性燃料要素または熱源からエアロゾル形成基体への熱の伝達によって生成される喫煙物品が含まれる。喫煙中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル形成基体から放出され、喫煙物品を通して引き出された空気中に混入される。放出された化合物は冷めるにつれて凝縮してエアロゾルを形成し、これを消費者が吸い込む。また、ニコチン含有エアロゾルがたばこ材料、たばこ抽出物、またはその他のニコチン源から、燃焼することなく、また一部の場合には加熱することなく、例えば化学反応によって生成される、喫煙物品も公知である。
【0004】
添加剤を収容する一つ以上の壊れやすいカプセルをエアロゾル発生物品のマウスピースの中へと組み込むことは公知であり、一つ以上の壊れやすいカプセルは、マウスピースに圧縮力をかけることによって消費者によって破壊されることが意図される。一つ以上のカプセルが破壊されると、カプセル内に収容される添加剤がマウスピースの中へと放出され、マウスピースを通過する煙またはエアロゾル中に混入されうる。消費者は、喫煙前、喫煙中、または喫煙後に、一つ以上のカプセルを破壊して添加剤をマウスピースの中へと放出するよう選択しうる。例えば、風味剤が主流煙の中へと放出されて修正された感覚的体験を消費者に提供しうるよう、追加的な風味剤を収容する一つ以上の壊れやすいカプセルを喫煙物品のマウスピースの中へと組み込むことが提唱されてきた。
【0005】
壊れやすいカプセルは一般的に、添加剤を含む内部コアおよび壊れやすい外側シェルを含む内部コアで一般的に形成される。消費者が力をかけると、外側シェルがひび割れて分断し、内部コアがカプセルから放出される。外側シェルの破壊は通常可聴音を生成し、これにより、カプセルが破壊されて添加剤が放出されたことが消費者に示される。
【0006】
壊れやすいカプセルを組み込む喫煙物品の喫煙中、マウスピースを通してエアロゾル発生基体から引き出される煙は通常、マウスピース内のカプセルと接触する。カプセルは、煙の熱および水分によって悪影響を受けうることが分かっている。具体的には、煙との接触の結果としてカプセルの外側シェルが軟化し、これによって添加剤を放出するために消費者がカプセルを破壊することが困難となる場合がある。また、破壊時に可聴音を生成するには外側シェルが軟化し過ぎるために、カプセルが破壊されたかどうかを消費者に伝えることも困難となりうる。加熱式エアロゾル発生物品においても、マウスピースを通過するエアロゾルがカプセルと接触する結果として、同じ問題が生じうる。
【0007】
喫煙中に風味剤などの添加剤をマウスピースの中へと放出するためのより確実で安定した手段を提供する新規なマウスピース配置を組み込む、エアロゾル発生物品を提供することが望ましい。特に、使用中に生成した主流煙またはエアロゾルとの接触の結果としてのマウスピース内のカプセルの劣化を減少するマウスピース配置を有する、こうしたエアロゾル発生物品を提供することが望ましい。さらに、著しい修正を必要とすることなく、既存の装置および方法を使用して高速製造されうるこうしたエアロゾル発生物品を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0008】
本発明によれば、エアロゾル発生基体と、エアロゾル発生基体と軸方向に整列したマウスピースであって、一つ以上の壊れやすいカプセルを含む濾過材料の添加剤セグメントを含み、各壊れやすいカプセルは、外側シェルおよび添加剤を収容する内部コアを含む、マウスピースとを備える、エアロゾル発生物品が提供されている。濾過材料の添加剤セグメントは、エアロゾル発生基体から下流に間隙を介して、エアロゾル発生基体と濾過材料の添加剤セグメントとの間に上流くぼみを画定し、上流くぼみは実質的に充填されていない。エアロゾル発生物品は、濾過材料の添加剤セグメントおよび上流くぼみを囲むラッパーをさらに備える。
【0009】
本明細書で使用される「エアロゾル発生基体」という用語は、加熱(燃焼を含む)されると揮発性化合物を放出する能力を有する基体であって、エアロゾルを形成することができるものを説明する。エアロゾル発生基体から生成されるエアロゾルは、見えても見えなくてもよく、ベイパー(例えば、室温では通常、液体または固体である物質の気体状の微粒子)、ならびに凝縮されたベイパーの気体および液滴を含んでもよい。本明細書で使用される「エアロゾル」という用語は、加熱式エアロゾル発生物品内の基体の加熱時に生成されるエアロゾル、および燃焼性喫煙物品内の基体の燃焼時に生成される煙を包含する。
【0010】
本明細書で使用される「上流」および「下流」という用語は、ユーザーが使用中に、エアロゾル発生物品を吸う方向に関してエアロゾル発生物品の要素または要素の部分の相対的な位置を説明する。本明細書に記載のエアロゾル発生物品は、下流端および反対側の上流端を備える。使用時、消費者はエアロゾル発生物品の下流端を吸う。口側の端としても記述される下流端は、遠位端としても記述されうる上流端の下流である。
(【0011】以降は省略されています)

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