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公開番号
2025157584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-15
出願番号
2025128068,2023517175
出願日
2025-07-31,2022-03-25
発明の名称
飽和脂肪酸系添加剤を含むたばこ組成物
出願人
日本たばこ産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24B
15/32 20060101AFI20251007BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】不快感を低減できるたばこ充填物を与えるたばこ組成物を提供する。
【解決手段】たばこ組成物は、(A)たばこ材料と、(B)飽和脂肪酸系添加剤と、を含み、前記成分(B)が、モル質量が200~350g/molである飽和脂肪酸、当該飽和脂肪酸のエステル、およびこれらの組合せからなる群より選択され、当該組成物中の乾物重量当たり、成分(B)を0.01~3質量%含有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)たばこ材料と、
(B)飽和脂肪酸系添加剤と、を含むたばこ組成物であって、
前記成分(B)が、モル質量が200~350g/molである飽和脂肪酸、当該飽和脂肪酸のエステル、およびこれらの組合せからなる群より選択され、
当該組成物中の乾物重量当たり、成分(B)を0.01~3質量%含有する、たばこ組成物。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
成分(B)における飽和脂肪酸および飽和脂肪酸エステルは、それぞれ単品である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
成分(B)の飽和脂肪酸および前記エステルにおける脂肪酸部位の炭素数が12~20である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記組成物中の乾物重量当たり、1~10質量%の液糖をさらに含む、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】
成分(A)中に、10質量%以下のオリエント種由来の材料を含む、請求項1~4のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物中の乾物重量当たり、0.5~3質量%の天然植物性香料をさらに含む、請求項1~5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】
前記組成物中の乾物重量当たり、2質量%以上のニコチンを含有する、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】
前記組成物中の乾物重量当たり、1.5質量%以下のニコチンを含有する、請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
【請求項9】
前記組成物中の乾物重量当たり、12質量%以下のエアロゾル生成基材をさらに含む、請求項1~8のいずれかに記載の組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれかに記載のたばこ組成物から形成されたシート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飽和脂肪酸系添加剤を含むたばこ組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の燃焼型たばこに代わり、非燃焼たばこが開発されている。非燃焼たばこにおいては性能を向上させるために添加剤を用いることが提案されている。例えば特許文献1には、揮発成分の拡散を促進するために脂質を添加することが開示されている。また、特許文献2には揮発性化合物の放出効率を高めるために蝋を添加することが開示されている。
【0003】
ところで、非燃焼たばこにおいて、喫煙時の不快感(以下単に「不快感」ともいう)の低減は顧客受容性の観点から重要な課題である。前述の特許文献には不快感の低減にかかる示唆はないが、従来、香料の添加、葉組の選択によって不快感を低減することが提案されている。しかしこの方法は用いるたばこ原料に応じて組成比等を調整する必要があり汎用性が十分ではない。そのため、これ以外の不快感を低減できる方法が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2018/215481号
特許第6433626号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる事情に鑑み、不快感を低減できるたばこ充填物を与えるたばこ組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者らは特定の添加剤を用いることで前記課題を解決した。すなわち、前記課題は以下の本発明によって解決される。
態様1
(A)たばこ材料と、
(B)飽和脂肪酸系添加剤と、を含むたばこ組成物であって、
前記成分(B)が、モル質量が200~350g/molである飽和脂肪酸、当該飽和脂肪酸のエステル、およびこれらの組合せからなる群より選択され、
当該組成物中の乾物重量当たり、成分(B)を0.01~3質量%含有する、たばこ組成物。
態様2
成分(B)における飽和脂肪酸および飽和脂肪酸エステルは、それぞれ単品である、態様1に記載の組成物。
態様3
成分(B)の飽和脂肪酸および前記エステルにおける脂肪酸部位の炭素数が12~20である、態様1または2に記載の組成物。
態様4
前記組成物中の乾物重量当たり、1~10質量%の液糖をさらに含む、態様1~3のいずれかに記載の組成物。
態様5
成分(A)中に、10質量%以下のオリエント種由来の材料を含む、態様1~4のいずれかに記載の組成物。
態様6
前記組成物中の乾物重量当たり、0.5~3質量%の天然植物性香料をさらに含む、態様1~5のいずれかに記載の組成物。
態様7
前記組成物中の乾物重量当たり、2質量%以上のニコチンを含有する、態様1~6のいずれかに記載の組成物。
態様8
前記組成物中の乾物重量当たり、1.5質量%以下のニコチンを含有する、態様1~6のいずれかに記載の組成物。
態様9
前記組成物中の乾物重量当たり、12質量%以下のエアロゾル生成基材をさらに含む、態様1~8のいずれかに記載の組成物。
態様10
態様1~9のいずれかに記載のたばこ組成物から形成されたシート。
態様11
成分(A)と、一部または全部が粉末である成分(B)と、媒体とを、前記粉末が粉末状態を保つように混合してスラリーとする工程、
を備える、態様1~10のいずれかに記載のたばこ組成物の製造方法。
態様12
前記スラリーの粘度を100,000~200,000(mPa・s)とすることをさらに備える、態様11に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によって、不快感を低減できるたばこ充填物を与えるたばこ組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
非燃焼加熱型たばこ香味吸引物品の一態様を示す図
非燃焼加熱型たばこ香味吸引システムの一態様を示す図
非燃焼加熱型たばこ香味吸引物品の別態様を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
たばこ組成物は、(A)たばこ材料と(B)飽和脂肪酸系添加剤とを含む。以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「X~Y」はその端値であるXおよびYを含む。
【0010】
1.たばこ組成物
(1)たばこ材料(成分(A))
たばこ組成物は成分(A)としてたばこ材料を含む。たばこ材料とはタバコ属植物に由来する材料である。具体的なたばこ材料としては、乾燥したたばこ葉を刻んだもの、葉たばこ粉砕物、またはたばこ抽出物(水、有機溶媒、またはこれらの混合溶液による抽出物)等が挙げられる。葉たばこ粉砕物は、葉たばこを粉砕することにより得られる粒子である。葉たばこ粉砕物は、例えば、その平均粒径D50を好ましくは30~120μm、より好ましくは50~100μmとすることができる。粉砕は、公知の粉砕機を用いて行うことができ、乾式粉砕でも湿式粉砕でもよい。したがって、葉たばこ粉砕物は葉たばこ粒子とも称される。本発明において粒径および平均粒径は、レーザ回折・散乱法により求められ、具体的にはレーザ回折式粒子径分布測定装置(例えば、堀場製作所 LA-950)を用いて測定される。また、たばこの種類は限定されず、黄色種、バーレー種、オリエント種、在来種、および、その他の、ニコチアナ・タバカムまたはニコチアナ・ルスチカに属する品種等を用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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