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公開番号
2025159816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-22
出願番号
2024062596
出願日
2024-04-09
発明の名称
カバーおよび設置装置
出願人
未来工業株式会社
代理人
弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類
H02G
3/12 20060101AFI20251015BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】設置作業を改善することを可能とするカバーを提供する。
【解決手段】カバーは、延伸方向に延びる構造物の被固定面に固定される壁裏設置体を収容するものである。カバーは、基端側に形成された底壁部と、底壁部から立設し、基端側から先端側に延在し、壁裏設置体を収容する収容空間を内側に画定する周壁部と、周壁部の先端で開口する開口部と、壁裏設置体を設置するための被固定面の延伸方向に定められた基準位置に対して、延伸方向におけるカバーの設置位置を決定するための指標部と、を備える。指標部は、基準位置に対してカバーを位置合わせする際、カバーの設置位置を延伸方向にずらすことが許容される複数の位置、または範囲を示している。カバーが、基準位置と指標部の前記複数の位置のうちの1つとを位置合わせして、または、基準位置が指標部の範囲内になるように位置合わせして、被固定面に対して設置されたとき、壁裏設置体を基準位置に位置合わせ可能である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
延伸方向に延びる構造物の被固定面に固定される壁裏設置体を収容するカバーであって、
基端側に形成された底壁部と、
前記底壁部から立設し、基端側から先端側に延在し、前記壁裏設置体を収容する収容空間を内側に画定する周壁部と、
前記周壁部の先端で開口する開口部と、
前記壁裏設置体を設置するための前記被固定面の延伸方向に定められた基準位置に対して、延伸方向における前記カバーの設置位置を決定するための指標部と、を備え、
前記指標部は、前記基準位置に対して前記カバーを位置合わせする際、前記カバーの設置位置を延伸方向にずらすことが許容される複数の位置、または範囲を示し、
前記カバーが、前記基準位置と前記指標部の前記複数の位置のうちの1つとを位置合わせして、または、前記基準位置が前記指標部の範囲内になるように位置合わせして、前記被固定面に対して設置されたとき、前記壁裏設置体を前記基準位置に位置合わせ可能であることを特徴とするカバー。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
延伸方向に延びる構造物の被固定面に対して設置され、壁に形成された壁孔を壁裏側から覆うカバーであって、
基端側から先端側に延在する周壁部と、
前記周壁部の基端側を閉塞し、前記周壁部と協働して壁裏側から前記壁孔を覆うように形成された底壁部と、
前記周壁部の先端で開口する開口部と、
前記壁に前記壁孔を形成するための前記被固定面の延伸方向に定められた基準位置に対して、延伸方向における前記カバーの設置位置を決定するための指標部と、を備え、
前記指標部は、前記基準位置に対して前記カバーを位置合わせする際、前記カバーの設置位置を延伸方向にずらすことが許容される複数の位置、または範囲を示し、
前記カバーが、前記基準位置と前記指標部の前記複数の位置のうちの1つとを位置合わせして、または、前記基準位置が前記指標部の範囲内になるように位置合わせして、前記被固定面に対して設置されたとき、前記周壁部および前記底壁部が、前記基準位置に従って前記壁に形成された前記壁孔の全体を覆うことが可能であることを特徴とするカバー。
【請求項3】
前記周壁部の先端から外方へと張り出すフランジ部をさらに備え、前記指標部は前記フランジ部に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカバー。
【請求項4】
前記フランジ部は、前記構造物に付された前記基準位置を示す罫書き線を透視可能であることを特徴とする請求項3に記載のカバー。
【請求項5】
延伸方向に延びる構造物の被固定面に固定される壁裏設置体と、前記壁裏設置体を収容するカバーと、を備える設置装置であって、
前記壁裏設置体は、
前記被固定面に固定するための固定部と、
前記構造物に付され、前記壁裏設置体を設置するための前記被固定面の延伸方向に定められた基準位置を示す罫書き線に対して前記壁裏設置体の固定位置を位置合わせするための位置合わせ部と、を備え、
前記カバーは、
基端側に形成された底壁部と、
前記底壁部から立設し、基端側から先端側に延在し、前記壁裏設置体の全体を収容した状態で前記壁裏設置体の延伸方向に沿った相対移動を許容する収容空間を内側に画定する周壁部と、
前記周壁部の先端で開口する開口部と、
前記罫書き線に対して、延伸方向における前記カバーの設置位置を決定するための指標部と、を備え、
前記指標部は、前記罫書き線に対して前記カバーを位置合わせする際、前記カバーの設置位置を延伸方向にずらすことが許容される複数の位置、または範囲を示し、
前記カバーが、前記罫書き線と前記指標部の前記複数の位置のうちの1つとを位置合わせして、または、前記罫書き線が前記指標部の範囲内になるように位置合わせして、前記被固定面に対して設置されたとき、前記壁裏設置体を前記収容空間で延伸方向に相対移動させることで、前記壁裏設置体の前記位置合わせ部を前記罫書き線に位置合わせ可能であることを特徴とする設置装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物の壁に穿設された壁孔に対して設置されるカバー、および、該カバーを備える設置装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、建造物の壁にコンセントやスイッチ等の配線器具が設置される際、壁に壁孔が形成され、該壁を介して配線器具が壁表に臨むように配置されるとともに、壁裏空間に配線が配置される。この設置構造に対して、壁孔を介した壁表側の室内への音漏れを抑えたり、壁裏の冷気や暖気などの気流や、塵埃類などが壁表側の室内へと流入することを抑えたりすることを目的として、配線器具設置用の壁孔を隙間無く閉塞する措置が必要となる。
【0003】
例えば、特許文献1は、建造物の壁に設置される配線器具および配線ボックスを内部に収容する気密カバーを開示する。以下、当該段落において、()内に特許文献1の符号を示す。壁(W)は、柱(31)と、その柱(31)の前後両面に立設される一対の壁材(32)とによって構成されている。また、一対の壁材(32)の間には中空部(33)が形成されている。壁(W)に配線器具(S)を設置するために、一面(表面)に開口を有する有底四角箱状に形成された配線ボックス(11)が用いられる。気密カバー(20)は、一面に開口部(21a)を有するとともに開口部(21a)から配線器具(S)を収容可能な有底箱状に形成されたカバー本体(21)を備えるとともに、開口部(21a)の開口縁全周からカバー本体(21)の外方に向けて延びる環状のフランジ部(26)を備える。気密カバー(20)を用いて配線器具(S)を壁Wに設置する方法は、以下のとおりである。気密カバー(20)を配置するとともに、フランジ部(26)の左側裏面が柱(31)の前面側に位置するように配置する。配線ボックス(11)をカバー本体(21)内に収容し、その配線ボックス(11)のビス孔(18)に固定ビスを挿通するとともに、固定ビスを気密カバー(20)の左側壁(23d)を貫通させて柱(31)に強制的に螺入する。すると、気密カバー(20)が柱(31)に固定されるとともに、配線ボックス(11)が気密カバー(20)内に収容された状態で柱(31)に固定される。このとき、配線ボックス(11)は、カバー本体(21)内の下側に位置するように柱(31)に固定される。柱(31)を挟むように壁材(32)を気密カバー(20)の表側に立設することにより、壁(W)が構築されるとともに壁(W)内の中空部(33)に配線ボックス(11)が設置される。最後に、壁材(32)に、配線ボックス(11)の開口に対応する透孔を穿設し、その透孔から壁材(32)の表側にケーブル(28)を引き出し、ケーブル(28)を配線器具(S)に接続する。その後、配線器具(S)を配線器具取付枠に保持させるとともに、配線器具(S)を気密カバー(20)内の配線ボックス(11)内に収容し、さらに、配線器具取付枠をボス部(19)を用いて配線ボックス(11)に取り付ける。その結果、壁(W)に配線器具(S)が設置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-050418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の気密カバー(カバー)は、配線ボックス(壁裏設置体)とともに、柱の延伸方向に延びる被固定面に固定され、カバーのフランジ部の前面を壁の裏面に当接させることによって、壁表と壁裏との間に気密状態を形成しつつ、壁孔を介して配線ボックスを設置するものである。一般的に、配線器具が設置される配線ボックスは、被固定面に固定する際、予め定められた高さ(設置位置)に正確に設置することが求められる。特許文献1の気密カバーでは、気密カバー内に配線ボックスを収容するとともに、配線ボックスを気密カバー内の下側に位置させた状態を維持したまま、気密カバーおよび配線ボックスを柱の被固定面の所定位置に固定する作業が必要となる。特に、気密カバーを片手で支えつつ、配線ボックスと気密ボックスとを互いに位置合わせた状態に保持し、これらを同時に柱の被固定面に位置ずれすることなく固定する作業が極めて困難であった。すなわち、従来の気密カバーは、カバー等の設置作業における作業性が悪いことが問題であった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、設置作業を改善することを可能とするカバー、および、該カバーを備える設置装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(構成1)
構成1のカバーは、延伸方向に延びる構造物の被固定面に固定される壁裏設置体を収容するカバーであって、
基端側に形成された底壁部と、
前記底壁部から立設し、基端側から先端側に延在し、前記壁裏設置体を収容する収容空間を内側に画定する周壁部と、
前記周壁部の先端で開口する開口部と、
前記壁裏設置体を設置するための前記被固定面の延伸方向に定められた基準位置に対して、延伸方向における前記カバーの設置位置を決定するための指標部と、を備え、
前記指標部は、前記基準位置に対して前記カバーを位置合わせする際、前記カバーの設置位置を延伸方向にずらすことが許容される複数の位置、または範囲を示し、
前記カバーが、前記基準位置と前記指標部の前記複数の位置のうちの1つとを位置合わせして、または、前記基準位置が前記指標部の範囲内になるように位置合わせして、前記被固定面に対して設置されたとき、前記壁裏設置体を前記基準位置に位置合わせ可能であることを特徴とする。
【0008】
(構成2)
構成2のカバーは、延伸方向に延びる構造物の被固定面に対して設置され、壁に形成された壁孔を壁裏側から覆うカバーであって、
基端側から先端側に延在する周壁部と、
前記周壁部の基端側を閉塞し、前記周壁部と協働して壁裏側から前記壁孔を覆うように形成された底壁部と、
前記周壁部の先端で開口する開口部と、
前記壁に前記壁孔を形成するための前記被固定面の延伸方向に定められた基準位置に対して、延伸方向における前記カバーの設置位置を決定するための指標部と、を備え、
前記指標部は、前記基準位置に対して前記カバーを位置合わせする際、前記カバーの設置位置を延伸方向にずらすことが許容される複数の位置、または範囲を示し、
前記カバーが、前記基準位置と前記指標部の前記複数の位置のうちの1つとを位置合わせして、または、前記基準位置が前記指標部の範囲内になるように位置合わせして、前記被固定面に対して設置されたとき、前記周壁部および前記底壁部が、前記基準位置に従って前記壁に形成された前記壁孔の全体を覆うことが可能であることを特徴とする。
【0009】
(構成3)
構成1のカバーは、構成1または2のカバーにおいて、前記周壁部の先端から外方へと張り出すフランジ部をさらに備え、前記指標部は前記フランジ部に形成されていることを特徴とする。
【0010】
(構成4)
構成4に記載のカバーは、構成3のカバーにおいて、前記フランジ部は、前記構造物に付された前記基準位置を示す罫書き線を透視可能であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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