TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025161175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024064143
出願日
2024-04-11
発明の名称
X線検査装置
出願人
アンリツ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
23/18 20180101AFI20251017BHJP(測定;試験)
要約
【課題】エアコンを有するX線検査装置において筐体内の湿度を制御することで高湿度環境でも使用できるようにすること。
【解決手段】X線検査装置1は、筐体2の内部に、X線検出器4と、エアコン5と、圧縮空気を供給されて乾燥空気を供給するエアドライヤー6と、エアドライヤー6から出る乾燥空気の流量を制御する流量制御手段14を備えており、X線検出器4の近傍に設けた混合領域Sにおいてエアコン5の冷気とエアドライヤー6の乾燥空気を混合し、冷気の湿度よりも低い湿度の空気を生成してX線検出器の近傍を流通させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被検査物に照射されて透過したX線を検出することにより被検査物の検査を行うX線検査装置(1,1a)であって、
筐体(2)と、
前記筐体の内部に配置されたX線検出器(4)と、
前記筐体の内部に冷気を供給するエアコン(5)と、
前記筐体の外部から供給される圧縮空気を乾燥空気と湿潤空気に分離して前記筐体の内部に乾燥空気を供給するエアドライヤー(6)と、を備え、
前記筐体の内部において前記X線検出器の近傍に設けられた混合領域(S)において、前記エアコンから供給された冷気と前記エアドライヤーから供給された乾燥空気を混合して前記X線検出器に供給することを特徴とするX線検査装置(1,1a)。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記エアドライヤー(6)に乾燥空気の流量を制御する流量制御手段(14)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置(1,1a)。
【請求項3】
前記エアドライヤー(6)に対する圧縮空気の供給を制御する電磁弁(31)と、
前記筐体内の湿度に応じて前記電磁弁を作動させる湿度スイッチ(32)と、
を有することを特徴とする請求項2に記載のX線検査装置(1a)。
【請求項4】
前記エアドライヤー(6)に供給される圧縮空気の圧力を調整する調圧手段(30)を有することを特徴とする請求項3に記載のX線検査装置(1a)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアコンを備えたX線検査装置に係り、特に高湿度の外部環境下においても内部の湿度を低く保つことができるために電気部品に結露が生じにくいX線検査装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示されたX線検査装置は、被検査物2に照射して透過したX線3を検出することにより被検査物2の検査を行うX線検査装置1であって、筐体4内に配置され、冷却手段の冷却により生じる結露に弱い電気部品を搭載したX線検出部6と、筐体4内の湿度を監視する湿度センサ15と、筐体4内を除湿する除湿手段かつ冷却手段であるエアコン9と、湿度センサ15による湿度が所定値以下のときにモジュール群へ電源の供給を行う第1制御部16とを備えている。このX線検査装置1では、主電源がONの状態であっても、湿度センサ15による湿度が所定値以上であればモジュール群を有するX線検出部6はONとはならないので、モジュール群に備えられているペルチェ素子などの冷却手段が駆動されることはなく、ペルチェ素子の駆動により半導体チップに結露が生じることもなく、結露による水滴でモジュール群が故障するのを防止できるものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-179006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
製品の異物検査等に用いられているX線検査装置では、X線源やX線検出器などをはじめとして種々の電子部品の駆動によって熱が発生する。これらの熱が筐体内にこもると電子部品の仕様温度を越えてしまうことがあることから、筐体内を冷却して温度を下げる必要があり、前記特許文献1に開示されたX線検査装置においても、筐体の背面側にエアコンディショナー(エアコン)を取り付け、筐体内を冷却している。
【0005】
また、X線検査装置の電気部品の中には、エアコンの他、ペルチェクーラ(ペルチェ素子)を用いて当該電子部品を局所的に冷却する場合があり、前記特許文献1に開示されたX線検査装置においても、実施形態の記載にあるように、X線検出部6の半導体チップがペルチェ素子によって冷却されるようになっている。
【0006】
このように、X線検査装置において、筐体内を冷却するエアコンだけでなく、筐体内の特定の電子部品(例えばX線検出器等)を局所的に冷却するためにペルチェクーラが設けられているような場合には、筐体内の湿度を十分に低くしておかないと、特に外部の湿度が高い場合には、筐体内の湿度が高くなって当該電気部品に結露が発生し、故障するリスクが高くなってしまう。具体的には、例えば以下の1)、2)のような場合に、筐体内が特に高湿度となり、ペルチェクーラ等で局所的に冷却されている電子部品に結露が生じて故障するリスクが高くなるおそれがある。
【0007】
1)エアコンの冷却運転時には、コンプレッサーで圧縮された冷媒が蒸発器で気化すると、蒸発器を通過する空気は急激に冷やされて冷風となり、この時の温度差によって蒸発器の表面には結露が発生する。筐体内の温度が目標温度に達するとエアコンの冷却運転は停止してコンプレッサーは止まるが、ファンは回転を続ける。回転するファンに押された空気は蒸発器を通り抜ける際に冷却はされないが、蒸発器の表面に付着した細かい結露水が混ざった状態となるので、これが筐体の内部を循環することにより、筐体内の相対湿度が上昇してしまう。
【0008】
2)作動中のX線検査装置が停止すると、装置の内部温度が高い状態から低い状態へと変化するが、その過程で筐体内が筐体外に対して負圧の状態となるため、ドレンホース部から外気が吸い込まれるため、特に外部環境の湿度が高い場合には筐体内の相対湿度が上昇してしまう。
【0009】
前記特許文献1に開示されたX線検査装置も含めて、エアコンに加えて特定の電子部品に冷却手段が設けられているような従来のX線検査装置では、通常、例えば75%未満程度の湿度であれば使用することができると考えられていたが、これを超えるような高湿度においては、上述した1)、2)で説明したような問題があるため、使用することができなかった。
【0010】
本発明は、以上説明した従来の技術と、その課題に鑑みてなされたものであり、エアコンを有するX線検査装置において、エアドライヤーを使用して筐体内の湿度を制御することにより、高湿度環境でも使用できるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
アンリツ株式会社
物品検査装置
15日前
アンリツ株式会社
X線検査装置
1日前
アンリツ株式会社
測定装置および測定方法
18日前
アンリツ株式会社
測定装置および測定方法
18日前
アンリツ株式会社
物品検査装置及びX線検査装置
8日前
アンリツ株式会社
分光器の校正装置及び校正方法
15日前
アンリツ株式会社
信号発生装置及び信号発生方法
16日前
アンリツ株式会社
予知保全装置及び予知保全方法
22日前
アンリツ株式会社
金属検出機及び金属検出システム
9日前
アンリツ株式会社
物品検査装置およびその校正方法
15日前
アンリツ株式会社
誤り率測定装置及び誤り率測定方法
16日前
アンリツ株式会社
測定装置と測定システムとその測定方法
18日前
アンリツ株式会社
ネットワーク測定装置とその遅延時間補正方法
15日前
アンリツ株式会社
信号発生装置および信号発生装置が実行する信号発生方法
16日前
アンリツ株式会社
量子コンピュータ制御装置、量子コンピュータ制御システムおよび量子コンピュータ制御方法
1日前
個人
メジャー文具
18日前
個人
アクセサリー型テスター
11日前
個人
高精度同時多点測定装置
10日前
株式会社ミツトヨ
測定器
1日前
日本精機株式会社
位置検出装置
24日前
日本精機株式会社
位置検出装置
24日前
ユニパルス株式会社
ロードセル
17日前
日本精機株式会社
位置検出装置
24日前
アズビル株式会社
圧力センサ
23日前
アズビル株式会社
電磁流量計
4日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
26日前
株式会社ユーシン
操作検出装置
26日前
エイブリック株式会社
磁気センサ回路
23日前
株式会社ヨコオ
ソケット
16日前
株式会社チノー
放射光測温装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
監視装置
16日前
株式会社ヨコオ
ソケット
17日前
ダイキン工業株式会社
監視装置
15日前
株式会社東芝
重量測定装置
22日前
TDK株式会社
ガスセンサ
17日前
愛知時計電機株式会社
ガスメータ
1日前
続きを見る
他の特許を見る