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公開番号
2025168126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024073272
出願日
2024-04-27
発明の名称
振動吸収材
出願人
個人
代理人
主分類
C04B
38/00 20060101AFI20251030BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】優れた振動振動吸収性能および強度を有する振動吸収材を提供することを目的とする。
【解決手段】珪藻土からなる第一の多孔質構造を含む振動吸収材であって、前記珪藻土からなり、前記第一の多孔質構造よりも口径が小さくかつ緻密である第二の多孔質構造をさらに含む振動吸収材。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
珪藻土からなる第一の多孔質構造を含む振動吸収材であって、前記珪藻土からなり、前記第一の多孔質構造よりも口径が小さくかつ緻密である第二の多孔質構造をさらに含むことを特徴とする振動吸収材。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記多孔質構造の孔径がそれぞれ異なり、かつ前記珪藻土からなる第三の多孔質構造がさらに形成されている請求項1記載の振動吸収材。
【請求項3】
前記珪藻土が稚内珪藻土である請求項1記載の振動吸収材。
【請求項4】
前記第一の多孔質構造の気孔率が50%以上であり、前記第二の多孔質構造の気孔率が10%以下である請求項1記載の振動吸収材。
【請求項5】
前記多孔質構造がいずれも焼成体から成る請求項1記載の振動吸収材。
【請求項6】
珪藻土の粉体を含むスラリーを用いて振動吸収材を製造する方法であって、可燃性物質を用いて、前記珪藻土からなる多孔質構造を有する第一の層と前記珪藻土からなり、前記第一の層よりも前記多孔質構造の孔径が小さくかつ緻密に形成されている緻密多孔質構造を有する第二の層とを形成することを特徴とする振動吸収材の製造方法。
【請求項7】
前記可燃性物質がポリマーである請求項6記載の製造方法。
【請求項8】
前記スラリーを、取り外し可能な内枠を有する成形型に入れたのち焼成することにより前記第一の層および前記第二の層それぞれ形成する請求項6記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、珪藻土を含む振動吸収材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、珪藻土は成形加工されバスマット等に用いられている。近年においては、稚内珪藻土と呼ばれるメソポア珪藻土の用途開発が進められ、例えば、壁材などの建築資材として用いられている。
【0003】
近年においては、さらに特殊な多孔質構造を有する振動吸収材の検討が進められている(特許文献1)。しかしながら、従来の珪藻土製品はいずれも振動振動吸収性能および強度において両立できるものは少なく、特に振動振動吸収性能および強度の両方に優れた珪藻土製品はなく、従来の珪藻土製品はまだまだ満足のいくものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-173401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、優れた振動振動吸収性能および強度を有する振動吸収材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、珪藻土からなる多孔質構造を有する第一の層を含む構造体であって、前記珪藻土からなり、前記第一の層よりも前記多孔質構造の孔径が小さくかつ緻密に形成されている緻密多孔質構造を有する第二の層が前記第一の層上に設けられている構造体が、優れた振動振動吸収性能を有しているだけでなく、優れた強度をも有しており、このような構造体が振動吸収材として有用であり、上記した従来の問題を一挙に解決できるものであることを見出した。
また、本発明者は、上記知見を得た後、さらに検討を重ねて、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下の発明に関する。
[1] 珪藻土からなる第一の多孔質構造を含む振動吸収材であって、前記珪藻土からなり、前記第一の多孔質構造よりも口径が小さくかつ緻密である第二の多孔質構造をさらに含むことを特徴とする振動吸収材。
[2] 前記多孔質構造の孔径がそれぞれ異なり、かつ前記珪藻土からなる第三の多孔質構造がさらに形成されている[1]記載の振動吸収材。
[3] 前記珪藻土が稚内珪藻土である[1]記載の振動吸収材。
[4] 前記第一の多孔質構造の気孔率が50%以上であり、前記第二の多孔質構造の気孔率が10%以下である[1]記載の振動吸収材。
[5] 前記多孔質構造がいずれも焼成体から成る[1]記載の振動吸収材。
[6] 珪藻土の粉体を含むスラリーを用いて振動吸収材を製造する方法であって、可燃性物質を用いて、前記珪藻土からなる多孔質構造を有する第一の層と前記珪藻土からなり、前記第一の層よりも前記多孔質構造の孔径が小さくかつ緻密に形成されている緻密多孔質構造を有する第二の層とを形成することを特徴とする振動吸収材の製造方法。
[7] 前記可燃性物質がポリマーである[6]記載の製造方法。
[8] 前記スラリーを、取り外し可能な内枠を有する成形型に入れたのち焼成することにより前記第一の層および前記第二の層それぞれ形成する[6]記載の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の振動吸収材は、優れた振動振動吸収性能を有しており、強度が優れているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1において用いられる、取り外し可能な複数の内枠を備える成形型を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の振動吸収材は、珪藻土からなる多孔質構造(第一の多孔質構造)を有する第一の層を含む構造体であって、前記珪藻土からなり、前記第一の層よりも前記多孔質構造の孔径が小さくかつ緻密に形成されている緻密多孔質構造(第二の多孔質構造)を有する第二の層が前記第一の層上に設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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