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公開番号
2024144888
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057057
出願日
2023-03-31
発明の名称
超音波カテーテル
出願人
テルモ株式会社
,
上田日本無線株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61B
8/12 20060101AFI20241004BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】振動子の側面から発振される超音波の反射を抑制して、超音波画像のノイズを低減するとともに分解能を向上できる超音波カテーテルを提供する。
【解決手段】長尺なシース15と、シース15内の超音波振動子41と、シース15内で超音波振動子41を保持し、超音波振動子41をシース15の中心軸C回りに回転させる駆動シャフト50と、を備え、超音波振動子41は、シース15の中心軸Cと略平行な、またはシース15の中心軸Cに対して15度以下の角度をなして傾斜する、超音波発振面41aと、超音波発振面41aが向く方向と反対方向を向く背面41bと、超音波発振面41aが向く方向と略直交する側面41cと、を有し、超音波振動子41は、背面41bと、側面41cのうち、超音波発振面41aの面方向と平行かつシース15の中心軸C方向と直交する方向を主に向く横方向側面部41eの少なくとも一部と、が超音波減衰部材43で覆われている超音波カテーテル10である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺なシースと、
前記シース内に収納された超音波振動子と、
前記シース内で前記超音波振動子を保持するとともに、前記超音波振動子を前記シースの中心軸回りに回転させる駆動シャフトと、を備え、
前記超音波振動子は、前記シースの中心軸と略平行な、または前記シースの中心軸に対して15度以下の角度をなして傾斜する、超音波発振面と、前記超音波発振面が向く方向と反対方向を向く背面と、前記超音波発振面が向く方向と略直交する側面と、を有し、
前記超音波振動子は、前記背面と、前記側面のうち、前記超音波発振面の面方向と平行かつ前記シースの中心軸方向と直交する方向を主に向く横方向側面部の少なくとも一部と、が超音波減衰部材で覆われている超音波カテーテル。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記超音波振動子は、前記側面のうち前記シースの基端側を主に向く後方側面部の少なくとも一部が超音波減衰部材で覆われている請求項1に記載の超音波カテーテル。
【請求項3】
前記超音波振動子は、前記側面のうち前記シースの先端側を主に向く前方側面部の少なくとも一部が超音波減衰部材で覆われている請求項2に記載の超音波カテーテル。
【請求項4】
前記超音波振動子は、前記超音波減衰部材に前記超音波発振面以外の面が埋込配置されている請求項3に記載の超音波カテーテル。
【請求項5】
前記超音波振動子は、前記後方側面部に前記超音波発振面から厚みを小さくする段差部を介して段落ちしたヘッダ部を有し、
前記超音波減衰部材は、前記段差部と連続する減衰部材段差部と、前記ヘッダ部と連続する減衰部材平面部と、を有する請求項4に記載の超音波カテーテル。
【請求項6】
前記超音波振動子は、単一の素子からなる請求項1~5のいずれか1項に記載の超音波カテーテル。
【請求項7】
前記超音波振動子は、前記背面と前記側面の少なくとも一部が、単一の前記超音波減衰部材で覆われている請求項1~5のいずれか1項に記載の超音波カテーテル。
【請求項8】
前記超音波振動子は、前記超音波発振面が向く方向と直交する方向における厚みが0.1mm以上0.5mm以下の範囲である請求項1~5のいずれか1項に記載の超音波カテーテル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、心臓や血管などの内腔に挿入して画像を取得する超音波カテーテルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
心臓や血管などから患部を診察する場合に、生体の内腔に挿入されて、超音波を利用して画像を取得する超音波カテーテルが使用される。超音波カテーテルは、超音波を送受信するための振動子と、この振動子を回転させる駆動シャフトと、振動子および駆動シャフトを回転可能に収容するシースとを有している。振動子は、シース内で駆動シャフトにより回転駆動されて超音波を送受信し、生体内の画像を取得する。
【0003】
振動子は、シース先端部の閉空間内において、シースの中心軸と直交する方向または当該方向からやや傾斜する方向を向くように配置される。このような超音波カテーテルとして、例えば特許文献1に挙げるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/196337号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
超音波カテーテルで画像を取得するため、振動子から超音波を発振する際、振動子が面する方向だけでなく、振動子の側面からも超音波が発振される。このため、画像を撮影したい方向とは異なる方向も超音波が一部向かい、これが反射することで、超音波画像上にノイズが出現する。また、取得した超音波画像の分解能を低下させる原因ともなる。特に、低周波の超音波を発生する超音波振動子ほど厚みが大きいため、側面から発振される超音波も増加し、ノイズがより多く発生する。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、振動子の側面から発振される超音波の反射を抑制して、超音波画像のノイズを低減するとともに分解能を向上できる超音波カテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する(1)超音波カテーテルは、長尺なシースと、前記シース内に収納された超音波振動子と、前記シース内で前記超音波振動子を保持するとともに、前記超音波振動子を前記シースの中心軸回りに回転させる駆動シャフトと、を備え、前記超音波振動子は、前記シースの中心軸と略平行な、または前記シースの中心軸に対して15度以下の角度をなして傾斜する、超音波発振面と、前記超音波発振面が向く方向と反対方向を向く背面と、前記超音波発振面が向く方向と略直交する側面と、を有し、前記超音波振動子は、背面と、前記側面のうち、前記超音波発振面の面方向と平行かつ前記シースの中心軸方向と直交する方向を主に向く横方向側面部の少なくとも一部と、が超音波減衰部材で覆われている。
【発明の効果】
【0008】
上記のように構成した超音波カテーテルは、厚みの比較的大きい超音波振動子において、超音波発振面の面方向と平行かつシースの中心軸方向と直交する方向を主に向く側面が超音波減衰部材で覆われているので、超音波振動子の側面から発振される超音波によって超音波画像に生じるノイズを低減できるとともに、超音波画像の分解能を向上させることができる。
【0009】
(2)上記(1)の超音波カテーテルにおいて、前記超音波振動子は、前記側面のうち前記シースの基端側を主に向く後方側面部の少なくとも一部が超音波減衰部材で覆われていてもよい。これにより、超音波振動子の後方側面部から発振される超音波によって発生する超音波画像のノイズを低減できる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)の超音波カテーテルにおいて、前記超音波振動子は、前記側面のうち前記シースの先端側を主に向く前方側面部の少なくとも一部が超音波減衰部材で覆われていてもよい。これにより、超音波振動子の前方側面部から発振される超音波によって発生する超音波画像のノイズを低減できる。
(【0011】以降は省略されています)
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