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公開番号
2025073126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2022049190
出願日
2022-03-25
発明の名称
貯血槽
出願人
テルモ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61M
1/36 20060101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】より効果的に気泡の発生を防止できる貯血槽を提供する。
【解決手段】貯血槽は、吸引血が流入するカーディオトミー部26と、前記カーディオトミー部から下方に細長く突出し、静脈血及び前記吸引血を貯留する貯血部24と、前記カーディオトミー部の底部から、前記貯血部の前記カーディオトミー部に隣接する第1側壁24aに向かって滑らかに下るように接続された接続部と、を備え、前記接続部は、前記貯血部の長手方向と平行な面よりなり、前記貯血部の前記第1側壁に繋がる流路面部36と、前記流路面部から内方に突出し、前記貯血部の下端に向けて下方に平行に延びる複数本のリブ40と、前記流路面部の両側部に形成され、前記吸引血を前記複数本のリブに案内する導流部37と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
吸引血が流入するカーディオトミー部と、
前記カーディオトミー部から下方に細長く突出し、静脈血及び前記吸引血を貯留する貯血部と、
前記カーディオトミー部の底部と、前記貯血部の底部とを接続する接続部と、を備え、
前記接続部は、
前記底部から前記貯血部の前記下端部まで滑らかに下るように延在する流路面部を有し、
前記流路面部から内方に突出し、水平方向に互いに間隔を開けて前記貯血部の下端に向けて下方に互いに平行に延びる複数本のリブと、
前記流路面部の両側部に形成され、前記吸引血を前記複数本のリブに導く導流部と、を有する貯血槽。
続きを表示(約 83 文字)
【請求項2】
請求項1記載の貯血槽であって、前記導流部は、前記流路面部から側部に離れるにしたがって徐々に上方に向けて傾斜する傾斜面を有する、貯血槽。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、人工心肺装置等の体外循環回路に用いられる貯血槽に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
心臓手術中の生命維持を目的に、一時的に心臓及び/又は肺の機能代行を行う体外循環回路が用いられる。この種の体外循環回路は、患者の静脈から脱血された静脈血の貯留と、術野に溢れた心内血(吸引血ともいう)の貯留と、を兼ね備えた貯血槽が用いられる(例えば、特許文献1)。このタイプの貯血槽は、心内血が流入する幅広なカーディオトミー部と、下方に向けて細長く突出して静脈血と心内血とを貯留する貯血部とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4952232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この特許文献1の貯血槽は、カーディオトミー部を通過した血液が、貯血部の液面に向かって勢いを増しながら流れ落ちる。そのため、流れ落ちた血液が液面に当たった際に、気泡が発生する可能性が高く、流出ポートから気泡が流出する可能性が高いという問題がある。
【0005】
本発明は、上記した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下の開示の一観点は、吸引血が流入するカーディオトミー部と、前記カーディオトミー部から下方に細長く突出し、静脈血及び前記吸引血を貯留する貯血部と、前記カーディオトミー部の底部と、前記貯血部の下端部とを接続する接続部と、を備え、前記接続部は、前記底部から前記貯血部の前記下端部まで滑らかに下るように延在する流路面部を有し、前記流路面部から内方に突出し、水平方向に互いに間隔を開けて前記貯血部の下端に向けて下方に互いに平行に延びる複数本のリブと、前記流路面部の両側部に形成され、前記吸引血を前記複数本のリブに導く導流部と、を有する貯血槽にある。
【発明の効果】
【0007】
上記観点の貯血槽によれば、複数本のリブが吸引血の流れを整えるとともに、リブに生じる流体摩擦で吸引血の流速を抑制することで空気の巻き込みによる気泡発生を防止する。さらに、貯血槽は、導流部を有することにより、複数のリブを迂回して勢いよく落下する吸引血の流れを阻止できるため、より効果的に気泡の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る貯血槽の断面図である。
図1のII-II線に沿って切断した断面図である。
図1の貯血槽を左側方の斜め上方から示す斜視透視図である。
図4Aは、比較例に係る貯血槽の切断斜視図であり、図4Bは実施形態に係る貯血槽の切断斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1に示す本実施形態に係る貯血槽10は、患者の静脈から脱血した静脈血を一時的に貯留する静脈リザーバと、術野(心臓の外部)から吸引した心内血(吸引血)を一時的に貯留しておく貯血槽(カーディオトミーリザーバ)とが一体になった、一体型の貯血槽である。
【0010】
貯血槽10は、例えば、心臓外科手術で用いられる体外循環回路に組み込まれて、静脈血や心内血を濾過及び消泡して、一時的に貯血するために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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