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公開番号2025006190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106834
出願日2023-06-29
発明の名称造形ノズル
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B22F 12/53 20210101AFI20250109BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】立体物の形状を容易に制御することができる技術を提供する。
【解決手段】造形ノズル20は、立体物が造形される造形エリア2に立体物の材料となる粉体を供給するとともに、供給された粉体にビームを照射することで当該粉体を溶融させるように構成された、造形ノズルであって、ビームBmが通過するビーム通路25を有する内筒23と、内筒の外側に配置された外筒24であって、内筒の外面と外筒の内面との間に粉体Pdが通過する粉体通路26を有する、外筒と、内筒の先端29及び外筒の先端30と造形エリアとの間に配置されて、ビーム通路を通過したビーム及び粉体通路を通過した粉体が通過するように構成された孔41を有する板部材40と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
立体物が造形される造形エリアに前記立体物の材料となる粉体を供給するとともに、供給された前記粉体にビームを照射することで当該粉体を溶融させるように構成された、造形ノズルであって、
前記ビームが通過するビーム通路を有する内筒と、
前記内筒の外側に配置された外筒であって、前記内筒の外面と前記外筒の内面との間に前記粉体が通過する粉体通路を有する、外筒と、
前記内筒の先端及び前記外筒の先端と前記造形エリアとの間に配置されて、前記ビーム通路を通過した前記ビーム及び前記粉体通路を通過した前記粉体が通過するように構成された孔を有する板部材と、を備える、造形ノズル。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記板部材の前記孔は、第1孔と、前記第1孔に連通するとともに前記第1孔よりも前記造形エリアに近い側に配置された第2孔と、を備え、
前記第1孔は、前記造形エリアに近づくほど縮径するように構成されている、請求項1に記載の造形ノズル。
【請求項3】
前記板部材は、前記孔の周囲の部分、且つ、前記造形エリアに対向する部分に、前記造形エリアに造形される前記立体物の高さを制限するように構成された、平坦面を備える、請求項1に記載の造形ノズル。
【請求項4】
前記造形ノズルは、前記立体物を前記造形エリアに造形するように構成された付加製造装置に適用されている、請求項1に記載の造形ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、造形ノズルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、造形エリアに立体物の材料となる粉体を供給するとともに、この供給された粉体にビームを照射することで当該粉体を溶融させるように構成された、造形ノズルが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この特許文献1に例示されいている造形ノズルは、ビームが通過するビーム通路を有する内筒と、内筒の外側に配置された外筒と、を備えている。また、内筒の外面と外筒の内面との間に、粉体が通過する粉体通路が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4299157号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような従来の造形ノズルの場合、ビーム通路を通過したビーム及び粉体通路を通過した粉体が、造形エリアに直接到達する構成になっている。この場合、例えば、造形エリアに造形される立体物の幅が所望の幅よりも広がるおそれがある。このため、従来の造形ノズルは、立体物の形状を所望の形状に制御することが容易とはいえない。
【0005】
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、立体物の形状を容易に制御することができる技術を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(態様1)
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る造形ノズルは、立体物が造形される造形エリアに前記立体物の材料となる粉体を供給するとともに、供給された前記粉体にビームを照射することで当該粉体を溶融させるように構成された、造形ノズルであって、前記ビームが通過するビーム通路を有する内筒と、前記内筒の外側に配置された外筒であって、前記内筒の外面と前記外筒の内面との間に前記粉体が通過する粉体通路を有する、外筒と、前記内筒の先端及び前記外筒の先端と前記造形エリアとの間に配置されて、前記ビーム通路を通過した前記ビーム及び前記粉体通路を通過した前記粉体が通過するように構成された孔を有する板部材と、を備える。
【0007】
この態様によれば、ビーム通路を通過したビーム及び粉体通路を通過した粉体を、板部材の孔を通過させてから、造形エリアに到達させることができる。これにより、このような板部材を備えない場合に比較して、造形される立体物の幅が広がることを抑制することができる。この結果、立体物の形状を容易に制御することができる。
【0008】
(態様2)
上記の態様1において、前記板部材の前記孔は、第1孔と、前記第1孔に連通するとともに前記第1孔よりも前記造形エリアに近い側に配置された第2孔と、を備え、前記第1孔は、前記造形エリアに近づくほど縮径するように構成されていてもよい。
【0009】
この構成によれば、ビーム通路を通過したビーム及び粉体通路を通過した粉体を、第2
孔に効果的に導入することができる。
【0010】
(態様3)
上記の態様1又は態様2において、前記板部材は、前記孔の周囲の部分、且つ、前記造形エリアに対向する部分に、前記造形エリアに造形される前記立体物の高さを制限するように構成された、平坦面を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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