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公開番号2025089616
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204337
出願日2023-12-04
発明の名称Cu系粉末
出願人福田金属箔粉工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B22F 1/00 20220101AFI20250609BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】
Cu系材料とFe系材料を共に使用して拡散接合させたり、溶浸させたりすれば、Fe系材料のFeがCu系材料側に過度に拡散せず、また、Fe系材料への拡散性に優れるCu系材料を作製できるCu系粉末であり、しかも、Cu相へのSiの固溶量が少なく、粉末表面にSiO2酸化被膜が形成され難いから、SiO2酸化被膜による拡散接合や溶浸、焼結の阻害を抑制できるCu系粉末を提供する。
【解決手段】
Feの含有量が1.5質量%以上、かつ、5.0質量%以下であり、Mnの含有量が0.3質量%以上、かつ、6.0質量%以下であり、Siの含有量が0.25質量%以下であり、Oの含有量が0.25質量%以上、かつ、0.55質量%以下であり、残部がCu及び不可避不純物であるCu系粉末。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
Feの含有量が1.5質量%以上、かつ、5.0質量%以下であり、Mnの含有量が0.3質量%以上、かつ、6.0質量%以下であり、Siの含有量が0.25質量%以下であり、Oの含有量が0.25質量%以上、かつ、0.55質量%以下であり、残部がCu及び不可避不純物であるCu系粉末。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
Cuが80質量%以上含まれる相のSiの固溶量が0.2質量%以下である請求項1記載のCu系粉末。
【請求項3】
粉末の明度であるL値が35以上である請求項1又は2記載のCu系粉末。
【請求項4】
防錆処理及び/又は偏析防止処理を施してなる請求項1又は2記載のCu系粉末。
【請求項5】
潤滑剤を0.1out質量%以上、かつ、1.0out質量%以下含有する請求項1又は2記載のCu系粉末。
【請求項6】
粉末冶金用である請求項1又は2記載のCu系粉末。
【請求項7】
溶浸用である請求項1又は2記載のCu系粉末。
【請求項8】
Znを0.2質量%以上、かつ、3.0質量%以下と、Si粉末を0.03out質量%以上、かつ、1.0out質量%以下含有する請求項7記載のCu系粉末。
【請求項9】
請求項1又は2記載のCu系粉末の圧粉成形体。
【請求項10】
請求項1又は2記載のCu系粉末の焼結体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はCu系粉末に関する。詳しくは、FeとMnを含有するCu系粉末であり、本発明におけるCu系粉末からなるCu系材料とFe系材料を共に使用して拡散接合させたり、溶浸させたりすれば、Fe系材料のFeがCu系材料側に過度に拡散せず、また、Fe系材料への拡散性に優れるCu系材料を作製できるCu系粉末であり、しかも、Cu相へのSiの固溶量が少なく、粉末表面にSiO

酸化被膜が形成され難いから、SiO

酸化被膜による拡散接合や溶浸、焼結の阻害を抑制できるCu系粉末に関する。
続きを表示(約 960 文字)【背景技術】
【0002】
Cu系粉末やCu系粉末を用いて作製した圧粉成形体や焼結体(以下「Cu系材料」と言うことがある)とFe系粉末の圧粉成形体又は焼結体(以下「Fe系材料」と言うことがあり、特に溶浸させるFe系材料を「Fe系基材」と言うことがある)とを拡散接合や溶浸等によって組み合わせて使用することがある。
【0003】
しかし、CuはFeを4.5質量%固溶するため、Fe系材料のFeがCu系材料に過度に拡散するという問題がある。
【0004】
Fe系材料のFeがCu系材料に過度に拡散せず、かつ、Cu系材料のFe系材料側への拡散性を保つ方法として、Cu系粉末にFeやMnを含有させる方法がある。
【0005】
一般に、Cu系粉末にFeやMnを含有させる場合、FeはCuに固溶し難いため、合金として添加される場合が多く、Mnは合金や単体粉末として添加される場合が多い。
【0006】
しかし、合金製造時の原料中にSiを含有するスクラップを使用したり、炉体等の耐火物からSiが不可避的に混入したりして、製造したCu系粉末のCu相にSiが固溶することがある。
【0007】
合金製造時にSiが混入すると、粉末表面にSiO

酸化被膜を形成したり、融点や強度が変化したりすることで、拡散接合や溶浸、焼結が困難になる等、FeとMnを含むCu系粉末の特性が損なわれる虞がある。
【0008】
したがって、FeやMnを含有するCu系粉末にはCu相中への意図しないSiの固溶量が少ないことが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-101245
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1には、900℃以下の温度域における最も低級な凝縮相酸化物の標準生成自由エネルギーがZn酸化物の標準生成自由エネルギーよりも低い不純物元素の総含有量が400ppm以下であるCu又はCu合金からなるCu系金属のアトマイズ粉末が開示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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