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公開番号
2025018654
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122550
出願日
2023-07-27
発明の名称
耐寒用導水樋
出願人
三重重工業株式会社
代理人
弁理士法人クスノキ特許事務所
主分類
E21F
16/02 20060101AFI20250130BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】通水部の凍結や目詰まりを抑制できるとともに、保守管理の作業性がよい耐寒用導水樋を提供すること。
【解決手段】構造物の壁面に取り付けられ、内部を通水部15とした中空の樋本体11と、樋本体11の長手方向の両端部に固定された一対の滑車20と、中空の樋本体11の内部を通してこれらの滑車20に周回可能に架け渡された紐状体30と、紐状体30に取り付けられ、中空の樋本体11の内部を移動する内面清掃部材40と、冬季に紐状体30によって中空の樋本体11の内部に引き込まれ、凍結を防止する線状ヒーター50とを備えた耐寒用導水樋10とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
構造物の壁面に取り付けられ、内部を通水部とした中空の樋本体と、
樋本体の長手方向の両端部に固定された一対の滑車と、
中空の樋本体の内部を通してこれらの滑車に周回可能に架け渡された紐状体と、
前記紐状体に取り付けられ、中空の樋本体の内部を移動する内面清掃部材と、
冬季に紐状体によって中空の樋本体の内部に引き込まれ、凍結を防止する線状ヒーターとを備えた耐寒用導水樋。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
樋本体は、前記壁面と対向する前面板部を備え、前記前面板部が透明板である請求項1に記載の耐寒用導水樋。
【請求項3】
前記紐状体に張力調整部材を備えた請求項1または2に記載の耐寒用導水樋。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル等の構造物の壁面からの漏水を排水溝に導くために、構造物の壁面に設置される耐寒用導水樋に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
トンネル等の構造物のコンクリート壁面には、コンクリート施工のための目地が存在する。また、コンクリート壁面に浸透した地下水が凍結してクラックを発生させることがある。そしてこれらの目地やクラックを通じて地下水がコンクリート壁面を通過し、トンネル等の内部に漏水として漏れ出すことがある。
【0003】
従来、このような漏水を排水するために、構造物の壁面に導水樋を取り付けて漏水を排水溝に導くことが行われている。しかし、寒冷地では、冬季に導水樋の内部で凍結が生じて漏水が流れにくくなることがある。導水樋内部の水の流れが悪いと、つららや側氷、氷柱が発生してトンネル内を通行する人や車に危険を与えたり、導水樋やコンクリート壁面に凍害破損が生じたりするおそれがある。
【0004】
特許文献1には、寒冷地に適した耐寒用の導水装置が記載されている。この導水装置は、前面側に2枚の板部材が互いに間隔を空けて配置されており、この2枚の板の間に断熱空間層が形成されることにより断熱性能を確保するものである。しかし、特にトンネルの坑口付近においては、このような構造としても低温の外気の影響により耐寒用導水装置の内部の凍結を防ぎきれないことがあった。
【0005】
また、導水樋の通水部は、上記した凍結による目詰まりの他に、漏水から析出した遊離石灰が付着したり、バクテリアが増殖したりすることなどによっても水の流れが悪くなることがある。これらの目詰まりを除去するためには、例えば導水樋の複数枚のパネルを取り外して通水部を清掃するなどの方法が考えられるが、時間と手間がかかり保守管理の作業性に問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-7296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上記した従来の問題点を解決し、通水部の凍結や目詰まりを抑制できるとともに、保守管理の作業性がよい耐寒用導水樋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、構造物の壁面に取り付けられ、内部を通水部とした中空の樋本体と、樋本体の長手方向の両端部に固定された一対の滑車と、中空の樋本体の内部を通してこれらの滑車に周回可能に架け渡された紐状体と、前記紐状体に取り付けられ、中空の樋本体の内部を移動する内面清掃部材と、冬季に紐状体によって中空の樋本体の内部に引き込まれ、凍結を防止する線状ヒーターとを備えた耐寒用導水樋とする。
【0009】
また、樋本体は、前記壁面と対向する前面板部を備え、前記前面板部が透明板である構成とすることが好ましい。
【0010】
また、前記紐状体に張力調整部材を備えた構成とすることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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